
夢に向かって一直線!! 挫折を経験しても諦めなかった彼女の軌跡を全8ページでロングインタビュー!!
BugBug本誌の人気コーナー「BugBug声優STATION」。3月号では、昨年デビュー10周年を迎えた綾音まこさんが登場!! 挫折から立ち上がり、生き残りの厳しい声優業界で仕事を続けるために決して慢心することなく成長を続ける彼女の、全8ページに渡る貴重なロングインタビュー。ここではその一部を紹介しよう!!
▲2013年のデビュー以降、様々な作品で活躍している綾音まこさんが登場!! 毎年コンスタントにお仕事をしていて順調に見えるが、そんな彼女の素顔は…!?
昨年にデビューから10周年
きっかけは小学生時代の一言
──綾音まこさんは2023年がデビュー10周年なんですね。
綾音:そうなんですよね。でも改めて10周年と言われても「そんなにやったかー」って感じで(笑)。1年目は色々と記憶に残っているんですけど、それ以降はあっという間に過ぎてしまった感じです。2年目以降は余裕ができたとか慣れたとかも感じず、お仕事現場ではいつも変わらず緊張しながら、気づいたら10年経っていましたね。周りから言われて「ああ、そうなんだ」みたいな感じで。
──きっと人それぞれなんでしょうね(笑)。そんな綾音さんが声優を目指された経緯を教えてください。
綾音:私が小学3年生の時に、友達に「仲良かった友達とそうでない友達とで、緊張とか諸々で態度を変えてしまっていて、声も変わるから声優に向いているんじゃない」って言われたんですよ。
──それを言われる小学3年生もですが、言ってくる小学3年生も凄いですね(笑)。
綾音:今でもめちゃめちゃ仲いいですよ。で、それからずーっと声優を目指してきました。
──具体的に声優の勉強を始めたのはどのタイミングだったんですか?
綾音:高校2年です。高校も普通科高校に進んだんですが、土曜だけ声優の専門学校に通い始めたんです。学生はもちろん、社会人の方も通っていましたね。
──高校卒業後は?
綾音:もう1年専門学校のカリキュラムが残っていたので、アルバイトをしながら通っていました。アルバイトは上京資金を貯めるためですね。私は関西出身なんですけど、声優になるには東京に行かなければいけないと思っていましたから。
──その専門学校が終了した後はどうしたんですか?
綾音:関西にある声優事務所の養成所に入りました。もちろんそこでも皆本気で声優を目指しているのでライバル意識もバチバチでしたし。同期の中で声優として生き残れるのは一握りだってことは分かっていましたから。
──大変な場所だったんですね。
綾音:私も当時はまだ10代で尖っていましたから、「この中で私が声優になるんだ」っ思っていましたよ。20代でディズニープリンセスになって美少女戦士にもなってニチアサにも出てって思っていました(笑)。結婚して子供を産んで、そして復帰して…って夢を描いていました(笑)。
▲萌え系から凌辱作品まで幅広く活躍。長年の目標だった声優になれたことで、様々なキャラクターになる夢が叶うことに
地元で声優の勉強を続けて上京
そして挫折と18禁業界との出会い
──いくつ叶いました?
綾音:プリンセスにもなったし、変身ヒロインにもなったし、海賊船にも乗ったし、鬼とも戦いましたよ。その後エッチな展開になりましたけど(笑)、いろんなキャラを演じられて楽しいです。
──まあ、叶ったと言えなくもないですね(笑)。話を戻しますが、養成所に入った後は…。
綾音:事務所から「東京に出て来い」って言われて上京しました。
──それこそ「ここから声優として大活躍を!!」って意気込みで?
綾音:もう、やっぱり嬉しくて「全知全能全開!!」って気落ちで上京したんですが、いざ東京に来て事務所の子たちに会ってみると、自分との違いが分かってしまって。例えば部屋に入った時に、そのグループの中での自分の立ち位置が分かる時ってあるじゃないですか。まさにそんな感じでした。その場にいた皆、私とは頑張るレベルが違っていたし、知識も比べ物にならなかった。レッスンでも皆メッチャ上手いんですよ。それを見て、私はますます気持ちが内に入っていってしまったんですね。しかも皆いい子たちなんですよ。でも、そんな子たちでも、今でも声優を続けていられるのは1割くらい。私もその事務所では力及ばず、すぐに退所という形になりました。
──やはり厳しい世界なんですね。そんな中で綾音さんは声優を諦めなかったわけですね。
綾音:初めての挫折だったんですけど、諦めなかったですね。あの養成所で経験したことや過ごした時間は、私にとってとても大切で必要なものだったと思います。それまでは「私は声優になるんだ」って思いだけで走ってきたんですが、一度自分を見つめ直すことができました。
──その後どうされたんですか?
綾音:その後は紆余曲折あってアトリエピーチに所属させていただきました。
▲『PRETTY×CATION』(hibiki works)では販促のリアルイベントにも出演、この作品で綾音まこさんのことを知った人がたくさん増えたそうだ
所属になったのは4、5人くらい
その子たちとは今も仲がいいんですよ
──アトリエピーチに辿り着いた経緯は?
綾音:諦めずに頑張っていたんですけど、「今後どうしていこうかな」って悩んでいたんです。少し拗ねてたかもしれませんね(笑)。そんな時に声優の友達から「辞めちゃうのはもったいないよ」って言われて美少女ゲームを教えてもらったんです。その友達が美少女ゲームで活躍している声優さんと仲が良かったらしくて、色々聞いてくれたんですね。それで私もやってみようと思ってたどり着いたのがアトリエピーチさんだったんです。で、連絡したら「経験者ということだけど、うちはアダルトがメインでその経験は?」って言われたので「ないです」って答えたら、まずはレッスン生からということになりました。
──それが桃塾だったんですね。
綾音:そうです。それでアトリエピーチさんにお世話になることになったんです。
──ちなみにアダルトメインと言われたことに対して抵抗などはありましたか?
綾音:お芝居だから抵抗はなかったなあ。それで桃塾で一からレッスンを受け始めたんです。演技の基礎もありますし、アダルトのレッスンもありました。
──綾音さんの頃は、大野まりなさんが講師だったんでしたっけ?
綾音:そうです。大野さんはアダルトだけじゃなく、アイドル活動や声優活動など幅広くされていた方ですよね。そういう方が講師というのは、やはり安心感がありました。
──桃塾のレッスンはどれくらいの期間だったのですか?
綾音:レッスン生としては1年で、その後に所属になりました。所属になってからもレッスンを受けてはいましたけどね。それでもやっぱり厳しい世界で、所属になったのは4、5人くらい。でもその人たちとは今も仲がいいんですよ。連絡を取ったりもしています。
▲『あねよめカルテット』(CandySoft)の杏は綾音さんにとって今も好きな女の子。彼女を演じたことをきっかけにツンデレや性格きつめの子のオファーが増えたとのことで、自分の得意なキャラをつかむきっかけに
レッスンが生きた18禁作品デビューも
ちゃんと声が使われているか感じた不安
──それで2013年にデビュー。その年には『ねえちゃん、もう出ちゃうよ! ~淫姉は俺の愛玩具~』(INTERHEART)でメインヒロインデビューもされています。これはどういう経緯でお話が来たのですか?
綾音:詳しいことは聞いていないので分からないんですが、事務所が候補として出してくれたんだと思います。
──そこは桃塾でのレッスンの効果はあった感じですか?
綾音:ありましたね。お口のシーンとか、レッスンは必要だったなと思います。「前のセリフと次のセリフの息遣いは繋がっているから一緒だよね」ということを、当時講師で来ていただいていたなかせひなさんから教わったんですけど、その当時はもちろん、今でも意識していることですね。レッスンから10年以上経ちますけど、自分のベースになることを教えてもらえました。
──ちなみに収録するまで美少女ゲームをプレイした経験はあったんですか?
綾音:なかったです。なので収録前に何本か体験版をプレイしてから臨みました。
──そしてゲームが無事発売されたわけですが…。
綾音:発売までずっと不安だったんです。キャスト変更されているんじゃないかなって(笑)。いろんな人に聞いたんですよ。「収録した後にキャスト変更とかってあるんですか?」って。
──なんでそんなネガティヴなんですか(笑)。
綾音:発売されるまで「そういうことがあっても不思議じゃない世界なんだ」って思っていたし、先輩にも聞きまくっていました。
──なんて言われました?
綾音:「たまーにあることもあるけど、基本的にはないよ」って。たまにあるんだって(笑)。だから発売されてパッケージに名前があるのを見た時は、本当に嬉しかったです。
▲収録が終わったあとも自信がなく、発売してパッケージを見るまで不安は消えなかったという綾音さん。声優として10年経った今でも、自信と言えるほどのものはないという
話題の大作や人気作にも続々出演
2024年も序盤から大活躍を継続中
──『夜勤病棟リメイク』(FG REMAKE)では真というキャラですが、主人公への言葉の圧が強い年下キャラですよね。
綾音:「ゴミ!!」とか言いますからね。まさに私そのまま(笑)。ディレクターさんにお会いした時にお礼を言いましたから。「この役をいただいてありがとうございます!!」って(笑)。
──一方、『刹那にかける恋はなび』では黒髪の献身的なお世話好き妹役ですね。
綾音:小鞠ちゃんは絵も可愛くて王道の妹ちゃんって感じで、でもバトルシーンではカッコいいんですよ。演じていて楽しかった。真とは真逆なので、そこを楽しんでほしいです。
──そして『GEARS of DRAGOON 3 ~竜刻のレガリア~』。ninetail作品にはいくつか出演されていますよね。
綾音:ありがたいです。サクヤのシナリオは彼女の人生、目指すものや自己犠牲がしっかり描かれていて、収録して泣いちゃいました。サクヤはお姉さんキャラということもあって、3作とも全く違ったお芝居ができたと思いますので、よろしければ是非プレイしてください。
──綾音さんは現在ラジオパーソナリティーもされていますよね。
綾音:「神プロRADIO!」はソーシャルゲーム『神姫PROJECT』のWEBラジオです。私はベレヌス役を担当していて、その兼ね合いでパーソナリティーをさせていただくことになりました。水野七海ちゃんは現段階ではまだゲームに出演していないのですが、今現在彼女が声を担当する神姫を作っていて、そちらがもうそろそろ皆さんの前に発表になると思います。青木さんと七海ちゃんがとても優秀で…二人とも頭の回転が速いんですよね。マジ感謝です。
▲ソーシャルゲーム『神姫PROJECT』にてベレヌス役を演じている綾音さんは、<音泉>で配信されているWEBラジオ「神プロRADIO!」にてパーソナリティーも務めているぞ。神姫PROJECTのYoutubeチャンネルでアーカイヴを聴くこともできる
スタジオ入りまでのルーティーンが重要
──そんな綾音さんが収録に臨む際に毎回やっていることなどがあれば教えてください。
綾音:スタジオに行く前なんですが、家を出る3時間前には起きるようにしています。それで起きた後に滑舌練習で小説を音読して、後はずっと低音ハミングですね。高い声を出すためには逆に低い声を出さないとダメなんですよ。それで大体1時間くらい。それから朝ごはんで1時間、出かける準備で1時間。これはいつも守っていますね。
──ということは、収録の4~5時間前には起きているわけですね。午前中からの収録だと…。
綾音:正直、眠いです(笑)。でもこれをやると安心してスタジオに入れるんです。逆に現場であれこれすることはないですね。収録直前までスタッフさんとお話しています。
──収録する時、一番気にされていることは何でしょう?
綾音:キャラ同士の距離感です。これをちゃんと意識しないと、お芝居が成立しなくなっちゃう。なので常に自分のキャラと話し相手との距離感は意識するようにしています。私の場合、台本を読むと頭の中にアニメのような映像でイメージできるんです。それでキャラとの距離感を意識して、「ここは1メートルくらいの距離だから、これくらいの声で」と。そうすると演技にも幅が出ますよね。あとはもう当たり前のことだけど、前のキャラがしゃべったセリフを常に意識することですね。
──そういうことは事前の台本読みから考えているんですか?
綾音:そうですね。そこはしっかり意識して読むようにしています。忙しいからってそこをないがしろにすると、結局いいお仕事にならないんです。私は器用じゃないからそこはやらないとダメだし、周りの声優さんは皆上手いから、そんな中で私が手を抜いたらすぐに使ってもらえなくなると思っています。
▲オーディションを受けたものの正直通るとは思っていなかったという『眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat-』(CLOCKUP)。重くて暗いストーリーの作品だが、なかでも綾音さんの演じる「だるま女」は両手両足のない殺人鬼という難しいキャラだった
声優やゲーム業界の優しい人間関係
夢はいつまでもこの輪の中で仕事を
──さて、お仕事もお忙しい綾音さんですが、オフの時間はどのように過ごされていますか?
綾音:私、一人でいるのがあまり好きじゃないんですよ。なので友達と出かけたり、電話やLINEをしたりしていますね。
──仲のいい声優さんも多そうですね。
綾音:そうですね。皆仲いいですよ。よく一緒に遊んでいるのは東シヅさんかな。
──様々なキャラを演じられてきましたが、今後こんなお仕事をやってみたいということはありますか?
綾音:声優以外だと…うーん、あまり考えられないかなあ。ただ、今もたまにディレクションや講師などはやらせていただいていて、そのお仕事は楽しいので、もっと機会が増えるといいなと思っています。もちろん声優をやめたいと思ったことはないんで、一生芝居をやっていきたいです。
──講師というのは面白いですね。
綾音:でも声優を続けたいというのが一番です。小学3年生の時からなろうと思って、今そのお仕事ができているんですから。このお仕事は周りの人たちもいい人ばかりなので、その輪の中に居続けたいですね。
▲とても可愛いキャラクターたちが登場しつつ、シナリオや登場人物のバックボーンがとても深い『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』(枕)。収録時には家を出る時から少しずつキャラに入り込むようにしたとか
決して油断せず自分を磨き続けている綾音まこさん、そんな彼女をもっと知りたい!!
デビューから10年経ち数多くの作品に出演しても、“声優として生き残れるのは一握り、油断するとすぐに使ってもらえなくなる”…という緊張感を強く持ち続けている綾音まこさん。そんな彼女が10年というキャリアの中で、様々な作品にどのように取り組み、また作品たちからどのような影響を受けてきたのか。今回ここではあまり載せることが出来なかったけど、BugBug3月号本誌で全8ページを使ったインタビューでぜひ確認してね!! 紙版なら直筆サイン色紙プレゼントにも応募できるのでお忘れなく★
▲アンケートハガキの付いている紙版のBugBug3月号では直筆サイン色紙のプレゼントに応募できる。綾音さんの「家宝にしてネ♥ 絶対だぞ。」とのサインが…当選者は家宝にすること!!
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