カップ数を表すアルファベットにはロマンがあります
ここを読んでくださっている皆々様の、えー、特にお兄様方にお尋ねしたいのですが、女性のバストのカップ数って直接教えてもらったことあります?
私こと中島は結構あります。というか、何故か教えてもらえることが多いです。こっちから訊くわけじゃないですよ? 生まれてから約25+α年、自分から女性におっぱいのカップ数を尋ねたことはないです。ないと思います。たぶん。でもなんか「私◯カップ」みたいな感じで自己申告されることが本当にどうしてか妙に多いのです。
具体例を出しましょうか。昔一緒にバイトしていた同い年の子がいまして、彼女とは時間的な都合上、2人きりでお昼休憩を取ることが多かったのです。その子がある日持参した昼食は納豆・豆腐・キャベツ・豆乳……イソフラボンやらホウ素やらの、いわゆる豊胸に効果があると言われる食べ物ばかりでした。そんな情報を知らずに「なんでそんなヘルシーなのばっかり食べてんの?」と何気なーく質問してみたところ、スタイルを良くしたいという返答がありました。で、続けて「私Cだしさー……」と突然のカミングアウト。びっくりしすぎて口に含んでいた餃子を噴き出し、正面に座っていた彼女に肉汁をぶっかけてしまったのを覚えております。あのときは本当にすみませんでした。
他にはですね、かつて酒の席で酔っ払った勢いもあり女上司に乳を揉ませてもらったこともありました。服の上からです。元々職場で彼女からは軽いスキンシップということで極稀に尻を撫でられていたのですが、そのことについてさりげなく文句を言ったところ「じゃあいい機会だからお返しで乳を触らせてやる」と言われノリで揉ませていただきました。そのときに「これくらいがDの感触だぞ?」と言った彼女は、同じ部署のもう1人の女上司を近くに呼び「そんでこっちがFの感触だからな?」と強制的に揉ませてきました。私は酔っ払いながらダブル女上司の服越しおっぱいを両手に収めヘラヘラと笑っていました。すごいですね、こう書くとハーレムゲームのシチュエーションみたいです。問題点がありまして、どちらの女上司も私の母とほぼ同年代だったのでまったく興奮できなかったということです。
他には喫煙所で一緒になったクリエイター職の女性と大真面目に体位についての討論をしていた際「正常位はクーパー靱帯が延びて垂れるから嫌なんですよねー」という言葉をきっかけに彼女がEカップであることを教えられたりとか、仕事柄もっと露出を増やした服を着た方がいいと周りから勧められているらしい女性から「最近GからHになってぇ」と言われたりとか、そんなおっぱいにまつわる与太話を酒の席で出したら「なんでみんなそんなおっきいんですかね~、私も今より欲しい……Aしかないし……」的なことを言われたり──それと上の部屋に住んでいた女性のブラジャーが落ちてきて、それを拾って何気なくタグを見たらBと書いてあったりとかもありましたねえ。
とりあえずA~G(今はHらしい)までの、カップ数を知るに至ったパターンをつらつらと書いてみました。Bだけは口頭で聞いたことがなかったのでブラを拾った話になっちゃいましたが。
くり返しますが、自分から「あなた何カップなのグヘヘ」的な感じで訊いたパターンはないです。確かに谷間には心奪われ、時には視線も吸われます。しかし中島は根本的に胸よりお尻派です。
カップ数を教えていただけるたびに「カップってそんなサラッと言うものなの?」と常々思います。自分に当てはめて考えてみると、穿いている下着のサイズを誰かに言ったことはないです。ちなみにLサイズです。クッソどうでもいいですね。おっぱいの話に戻します。
やはりAなりBなりCなり、はたまたHなりIなりJなりといったカップ数を表すアルファベットにはロマンがあるのです。この英語一文字にどれくらいの魔力があるのかって話です。これは現実だけの話ではありません。物語を彩るヒロインの子たちにも当てはまる話です。
デビュー以来、なんか流れでそうなってしまったのですが、自分の書いた作品(特に企画から作成している作品)でヒロインのカップサイズをHPやら作中やらに明記することってあんまりなかったのです。……が、ちゃーんと設定しています。身長もスリーサイズもカップ数もです。きちんと全作品全ヒロインです。ゲームに限らず音声作品でも漫画でも、です。
たとえば先日完結しました『××公園で拾った地雷女子のパコ美ちゃんと同棲する話』のヒロイン・パコ美ちゃんは設定上ですとEカップです。なんでこの子を例に出したかというともちろん宣伝のためです。電子単行本が出ているので買ってください。

パコ美ちゃんに限った話ではないのですが、私が企画から作成している物語のセンターヒロインはEカップになる率が割と高いです。別にそこにこだわりがあるわけではなく、身長やらバストサイズやらのデータから算出すると不思議とEになるのです。エロゲーだけに絞っても、企画シナリオ担当の8作品中4作品はセンターの子がEです。他はDが1人、Bが2人、Fが1人。改めて確認してきてAカップの子がいないことに軽く驚いています。企画だけ担当した作品なら普通にいるんですが。
あ、ゲームではないんですが現在発表準備中の作品2つのヒロインたちは、今確認してきたら設定上はDカップとFカップでした。どちらも作中で言うことはないと思うのですが。もし世に出たら「たぶんコレかな?」と推測してもらえますと。もしこのコラムの連載中に発表できたらもちろん宣伝させていただきます。まあ片方はまず間違いなく間に合わないと思いますが。
とにかく、おっぱいは夢でありロマンであります。前述のとおり中島はお尻派ではございますが、それでもです。
ヒロインの設定を作るときは、ロマン……というか理想を詰め込みます。この子ならこれくらいのサイズ感がベストだろう、みたいな感じで。
ついでに「この子ならこんな下着を着けるだろうなー」的なことも考えます。最終的なデザインや色味はイラストレーター様や彩色担当者様にお任せしますが、こういう方向性の下着を着用するよという指針は提出するようにしています。中島はお尻派であると同時に、下着が大好きなのです。「この子はこういうブラがいい!」「この子はこんなショーツを穿いててほしい!」は、デザインをお願いする段階から『着用する下着方向性』ということで必ずお伝えしています。↓の画像、以前に企画シナリオを担当した『はるとゆき、』という作品での初Hで脱がせる直前なんですが、もうドンピシャというか理想どおりでしたね。
……おかしいですね、おっぱいの話をしていたはずなのに徐々に下着方向へ逸れはじめています。前回のコラムも途中から話題が逸れに逸れてしまいました。戻します。
とりあえずですね、カップ数を教えてくる女性が何を考えているんだろうというのが大変気になっている次第でございます。どうですかねここを読んでいるお姉様方は。異性に言ったことあります? もしあったら何を目的として教えたんでしょうか。
せっかくの機会なのでGoogle先生に「胸のカップを教える女性は何を考えているのか」と訊いてみました。真っ先に提示された回答は『女性側の自己満』でした。本当にそうなんでしょうか。私は今まで自己満の犠牲にされてきたのでしょうか。
あまりネットの情報だけを鵜呑みにしたくはありません。やはり欲しいのは生の意見でございます。もし次に私へおっぱいのサイズを教えてくる女性がいましたら「どういうつもり?」と直接訊いてみたいと思います。
……という感じで今回のコラムを締めようと思いましたが、なんか書いていたら急激に腹が立ってきたので追記します。
なんで今までカップ数を聞かされた上で(女上司に揉まされた例を除いて)揉んだり吸ったり挟んだりそれより先のことをさせてもらえなかったのでしょうか。冷静に考えたらワケが分かりません。教えてくるってことは「……触りたい?」ってことじゃないんですか? そう解釈してもよくないですか? よくはないですね。分かっております。それでも思わずにいられないのです。
ということで、さっきの言葉を訂正します。もし次に私へおっぱいのサイズを教えてくる女性がいましたら、問答無用で揉み倒してやろうと思います。
まあそんなことを同意もナシで実行に移したら即お縄でしょうけどねぇ。もしテレビなりネットニュースなりで「自称作家:中島大河容疑者」という文字を見かけましたら、そのときは「あーあいつ揉んじまったのか……」と思っていただければ幸いです。幸いじゃねーよ捕まってるんだから。
中島大河
フリーランスのシナリオライター・作家・漫画原作者。いわゆる物書き。美少女ゲームでは2014年に『できない私が、くり返す。』(あかべぇそふとすりぃ)でシナリオデビューして以降、純愛系・癒し系・感動系の名作を数多く手掛けている。代表作は、『働くオトナの恋愛事情』(あかべぇそふとすりぃ)、『なちゅらるばけーしょん』(hibiki works)、『はるとゆき、』(あかべぇそふとすりぃ)、『自爆カノジョ ~彼女は隠れて身悶える~』(Hending)、『Secret Agent~騎士学園の忍びなるもの~』(ensemble)、『まどひ白きの神隠し』(Lump of Sugar)、『僕と先生の個人授業』(あざらしそふと+1)、『俺の瞳で丸裸!不可知な未来と視透かす運命』(HULOTTE)、『ラブピカルポッピー!』(SMEE)、等多数。この3月には『リルカは幾重に夜を彩る』(シルキーズプラス)がリリースされ、圧巻のクオリティで美少女ゲームファンの話題を集めている。
▲中島大河氏が一部シナリオを担当した、『ラブピカルポッピー!』のコンシューマ版(Nintendo Switch/PlayStation4)が6月25日にAirVelocityより発売中。公式のYouTubeチャンネルでは可愛いカウントダウンムービーも見られるので要チェック♪
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