実況配信がきっかけ!? 可愛いキャストの虜になるお紳士様が増殖中!!
可愛い女の子が登場、一般作だからこその嬉しいお色気…実況配信でバズり発売から話題の絶えない、qureateの『バニーガーデン』。
BugBug7月号ではカラー6ページを使って本作のヒットの秘訣をqureateプロデューサー・臼田裕次郎氏に伺ったぞ!!
ここではその一部をお見せしよう。
▲qureate作品の企画原案を長年務める臼田氏。可愛い女の子の魅力を最大限に活かすために様々なアイデアを考えている
『ビートリフレ』から2年で知名度急上昇
可愛い女の子&程よいお色気は健在!!
──BugBugでは『ビートリフレ』の際にインタビューさせていただきましたが、それからもう2年になるんですね。
臼田:ありがたいことに弊社にもユーザーさんがついてきまして、いい意味で様々なご意見やご感想をいただいています。ここ2年でファンが増えたという実感はありますね。
──それはqureateのファンということですか?
臼田:そうですね。「qureateのゲームが好きです」とか「この作品、qureateっぽいと思ったら、やっぱりqureateだった」とか(笑)。この2年間でブランドの知名度は上がったと思います。
──そんなqureate作品と言えば可愛い女の子の程よいお色気という印象があります。
臼田:qureate作品には「美少女」という軸がありますので、そういうのが好きなお客さんが入って来てくれていますね。そこも認知されやすい要因じゃないでしょうか。
──美少女という軸がありながらも作品バリエーションは広いですよね。企画はどのように作られているのですか?
臼田:基本、企画は僕の方で考えます。「今まで作っていなかった作品」や「今までやってこなかったエッチ要素」と、「今までの成功例」を合わせながら企画は考えています。
▲ちなみに直近ではホラーテイストの作品が続いたが、あくまでホラーと美少女の相性の良さゆえで、ホラー系ブランドにする意図はないとのこと
3Dゲームへの再挑戦が企画のスタート
上からの一声でガールズバーが舞台に
──企画自体はどのように立ち上がったんですか?
臼田:qureateでは2022年に『ノゾムキミノミライ』という3Dゲームを発売したんですが、前評判の割にはゲームのセールスがイマイチで、内容的にもユーザーさんを裏切る形になってしまったんですね。そこでもう一度3Dに挑戦しようということになりました。それで企画を考えていたところ、親会社の方から「ガールズバーのゲームってどう?」と鶴の一声がありまして(笑)。恋愛AVGであればアクションゲームよりは制作コストもかからないな…とアイデアを広げていった感じですね。
──ガールズバーは大人の世界じゃないですか。そのゲームということで、10代のファンや女性ユーザー向けではなくなるかもしれないという不安などはなかったのですか?
臼田:実はそこはあまり心配していませんでした。もちろん『龍が如く』みたいなリアルな描写をしてしまうと、そういった層はもちろん、オタク層にも受け入れられないとは思いました。『バニーガーデン』ではガールズバーではあっても、ある種ファンタジーな世界ですよね。そうすることによって、オタク層や女性層、さらには「気になっていたけど怖くて行けなかった」という層も取り込めないかなと思いました。
──確かにゲームを遊んでみると、「女の子とのコミュニケーションを楽しむゲーム」というイメージの方が強いですね。
臼田:そうでしょう。ガールズバーのリアルな部分は排除して、あくまでファンタジーなガールズバー、ポップなお店という舞台としています。しかも過度にファンタジックでもない。その匙加減がうまくいって、ユーザーさんにとっては入りやすいゲームになったのではないかと思います。
▲リアルで生々しいガールズバー体験ではなく、あくまで女の子とお話しして仲良くなれる夢の空間、それが『バニーガーデン』だ
人気配信者の実況プレイがバズって話題に
配信を見ることでゲームに新たな気づきも
──そこにVTuberやストリーマーによるプレイ配信が火をつけたわけですが、それを見ると女性がプレイ配信をしている印象があるんですよ。
臼田:もちろん実際にゲームを買っているユーザーさんは9割方男性だと思います。でも美少女ゲーム配信って、女性が配信する方が楽しめますよね。男性が配信していたらガチすぎて引くかもじゃないですか(笑)。『バニーガーデン』を配信してくれた配信者の方も女性が多くて、おかげで皆さん楽しんで見ることができたんじゃないでしょうか。
──ちなみにプレイ配信はご覧になられましたか?
臼田:けっこう見ていますよ。こちらの想定以外の楽しまれ方をされることも多いので、勉強にもなりますね。「こういうところで盛り上がるなら、もっとこうすればよかったなあ」とか。もちろん自分の狙ったところを面白がってくれると嬉しいですしね。そもそも以前はユーザーさんのプレイを実際に見ることはできなかったじゃないですか。それがプレイする様子を見ることができるし、実際の楽しみ方もわかる。今後の作品作りにフィードバックできる情報も得られました。
──なにかここでご披露いただける気づきはありますか?
臼田:そうですね…例えばお酒の注文で、同じお酒ばかり注文するプレイヤーさんがいたんです。そういう方に対して「このお酒、好きなんですね」とか「こっちのお酒はどう?」みたいなリアクションをしてあげたら面白いかな、とかですね。
──女の子にもお酒の好みがあるので、ご馳走するお酒の種類は必然的に固定されがちですしね。
臼田:そうなんです。やはり女の子の好感度を高めていくゲームなので、プレイしていくとどうしても作業っぽさが出てしまう部分があるんですよ。次回作を作るチャンスがあれば、配信を見て得た気づきを反映させていきたいですね。
▲基本的な遊びかたのほか、臼田さんが想定しなかったプレイをする人もいたとのこと。プレイの懐が深い作品なのだ
大切なのは「女の子が嫌がっていない」エロ
下着プレゼントは開発中で生まれたアイデア
──そしてこれはBugBugという雑誌ゆえの質問なのですが、『バニーガーデン』のお色気要素についての匙加減などはどう考えられましたか?
臼田:匙加減ですか(笑)。コンシューマゲームで表現できる範囲というのは大前提ですが、qureateとして大事にしているのは「女の子が嫌がっていない」ということです。もちろんゲームの流れの中で、どうやってお色気要素を出していくかは常に考えていますよ。例えばお酒を用意する時のパンチラなんかは、「どうにかして店内でパンチラさせたい」から始まって、その可能性があるのは後ろを向いた時だから「お酒を用意する時に見せるようにしよう」とか。その結果、「高額なお酒のボトルは低い位置に置かれているので、前かがみになってよりパンツが見える」というのも盛り込めました。
──ゲーム中にプレゼントした下着を女の子が着けてくれていて、それがパンチラで見えたりもしますよね。いいアイデアだなあと思いました。
臼田:ユーザーさんからもご好評いただきました(笑)。実はあれは開発終盤に急遽実装した要素なんです。当初は毎回違うパンツが見える設定だったんですが、「プレゼントしたパンツを履いているのが見えたら嬉しいよね」ということになって、それでプレゼントに下着を追加しました。パンストに関しての裏話もありまして、実は美羽香は当初パンストキャラだったんです。ただ、ここでも「プレゼントしたパンストを履いてくる日とこない日があったら面白いよね」ということで、普段の美羽香は生足になりました。
▲高額なお酒ほど低い位置に置かれている…なるほど!! それなら仕方ないね♫
3Dで魅力を最大化するキャラデザイン
──キャラクターについてもお聞きしたいと思います。キャラクターデザインのポイントをお聞かせください。
臼田:『バニーガーデン』では最初に2Dのキャラが上がってきてそれを3Dに落とし込んだのですが、これが版権ものであれば2Dのキャラデザインに忠実に3D化しなければいけません。ですが『バニーガーデン』ではそんな制約はない。なのでスタッフには、3Dにした時にキャラの魅力が最大化することを意識してもらいました。ですから公式HPで公開された2Dのキャラ絵と3Dモデルはちょっと違うんですよね。あくまで3D映えするようなモデリングをお願いしました。
──3人のキャラもそれぞれ明確にタイプが異なりますよね。このキャラ配置の狙いを教えてください。
臼田:狙いというのではないのですが、まず3人の個性をバラバラにすることは最初に考えました。花奈ちゃんは誰にも好かれる屈託のない笑顔が魅力の癒し系。対照的に美羽香はクールなんだけど、実は妹思いの優しい女の子。この二人は最初に思いつきました。そして最後に出てきたのが凜で、実はqureateのゲームってギャルヒロインがいなかったんですよ。それでギャルに挑戦してみよう、と。ただ、普通のギャルだと僕みたいなオタクは敬遠しちゃいますよね。そこで出てきたのが「オタクに優しいギャルだ!!」と(笑)。
──人気ですよね。「オタクに優しいギャル」(笑)。
臼田:これで個性のバラバラな3人になったんですが、3D映えを考えて、体型だけは3人ともむっちり系になりました。だから普段のqureate作品のヒロインとは、ちょっと雰囲気の異なるキャラたちになっています。
▲魅力的な3人のキャスト。これは常連になるしかない!!
海外でも人気の『バニーガーデン』
国内の18禁版制作については…
──Steam版は海外でも販売されているんですよね。そちらの反響はいかがですか?
臼田:けっこういいですよ。特に日本のオタク文化が浸透している台湾では、かなりのDL数となっています。北米でもqureate作品の中ではいい数字になっていますね。
──北米でも人気なんですね。こちらは言語をローカライズしての販売なのですか?
臼田:そうです。すでにゲームに日本語、英語、簡体字、繁体字を入れてありますので、その地域にあったテキストでプレイしてもらえればと思います。
──qureateではゲーム制作において、海外を外すことはできませんか?
臼田:うちのゲームはまだまだ国内市場がメインですが、やはり海外の売り上げを無視することはできませんね。
──逆に国内限定になると思いますが、『バニーガーデン』の18禁版などはお考えになられていますか?
臼田:うーん…『バニーガーデン』で18禁版を出しちゃうと、笑えなくなっちゃうんじゃないかなって思うんですよね。qureateにも18禁作品はありますが、それはそれ、これはこれって感じですね。18禁作品って、その制限があるから逆にいろんなことができちゃうじゃないですか。バランス次第ではありますが、僕自身は一般作という制限があった方が面白いものが作れると思います。それに『バニーガーデン』の18禁版って、生々しすぎちゃう気もするんですよ。パンチラで喜べるのも、18禁じゃないからだと思いますしね。
▲ちらりと見えるパンチラの魅力とありがたみ❤️ 一般作ならではの興奮がそこにはある
全ては魅力的な体験のため──どんどん新しいことに挑戦していくqureate!!
他にもAVGのなかにASMRパートを入れて女の子との親密感を盛り上げるなど様々な試みが導入さた本作。
声優さんを選ぶ時にはそこも考慮していたとのこと。
そういったディープなお話や、実況プレイをみることで新たな気付きを得て改善していくqureateの姿勢など、カラー6ページで楽しく語られたBugBug7月号掲載のロングインタビュー、ぜひ本誌で全文をチェックしてね!!
▲ASMRモードも本作の注目ポイント。これからはASMRを入れるAVGが増えていくだろうと臼田氏は予想する
『バニーガーデン』トレーラー
バニーガーデン
qureate
Nintendo Switch版:2024年4月18日発売
Steam版:2024年4月19日発売
AVG、DL、CERO:D(17歳以上対象)、Nintendo Switch/Steam
Nintendo Switch版:2980円(税込)、Steam版:3480円(税込)
ボイス:あり、アニメ:あり
キャラクターデザイン:乾和音
シナリオ:武藤隆義(株式会社ジンテーゼ)
※Nintendo Switch版とSteam版の内容は同じです。
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