【本誌復活レビュー】エスクード『戦巫〈センナギ〉―穢れた契りと神ころも―』をヤリ込みレビュー!!　退魔巫女を穢して神力を宿し魔の者たちを打ち払え!!

※本記事はBugBug2024年1月号に掲載したレビュー記事の再掲載です。

調教ヌキゲーの皮を被ったストーリーの良さに驚き!!

エスクードの最新作は、同ブランドが得意とする遊び応え満点のゲームシステムを搭載した、エロ調教SLG。
昔はヌキ系の人気ジャンルだった調教SLGだが、近年はめっきりリリースされる数が減少し寂しい限り。
個人的にも調教SLGのレビューは久方ぶりなので、期待大で遊ばせてもらったぞ。

本作は、架空の大都市・桜舞市を舞台にした和風伝奇バトル譚で、人の世を乱す魔物“夜魔”と戦う姫巫女“戦巫”のヒロイン・神子園姫華と、家同士の定めにより彼女の戦いをサポートするため長年暮らしていた山奥から呼び寄せられた主人公・伏守奏真の熱いバディストーリーが描かれていく。

また奏真にはいまだ真の力の覚醒に至っていない姫華を、処女の純心を捧げる外法の神事「神儀調教」によって目覚めさせる使命も与えられており、彼は戦いの相棒であると同時に彼女を穢す凌辱者でもあるという、一般的なピカレスク調教モノとは毛色の異なるユニークな設定にまず目を引かれた。

それと個人的にスゴく良かったのが、戦いの日々の合間を描いた日常ストーリーの部分だ。

夜魔との戦いや神事の時は、狼の仮面を被った正体不明の魔祓い・犬咬として姫華に接していく奏真。
だが、姫華はまだ学生の身分で昼の間は普通の女のコとして学園に通っており、そんな彼女を守るため彼は仮面を外した素顔で同じクラスに転入することに。姫華に怪しまれないよう細心の注意を払いつつ、一学生として彼女との距離を縮めていく奏真。
一方、犬咬の正体が“転入生の奏真くん”だとは全く気づかず、様々な学園でのイベントを通して彼を信頼し、さらにはそれ以上の感情をも抱くようになっていく姫華。

命を賭した戦いや苛烈な性調教が繰り広げられる夜の物語と、秘密を持った二人のボーイ・ミーツ・ガールな青春模様が描かれる昼の物語のコントラストが非常に印象的で、その昔『フル○タル・パニック！』にドハマリしていた筆者的には「こーいうのだよ、こーいうの!!　最高!!」と、夢中になって楽しむことができた。

▲戦いの行方は先の読めない展開の連続。敵の夜魔たちも完全な悪ではない…？

プレイを始める前は、もっとヌキとゲーム性重視の作品だと思っていたので想像以上に話にのめり込んでしまったが、独自のSLGシステムを採用する本作ではマップに広がった行動マスを任意で選択し、それを繋げていくことで物語が進行。

行動マスにはメインストーリーが進むマスの他、「神儀調教」マスや戦闘マスなど様々なものがあり、上手く繋げてゴールマスまで辿り着くと次のステージへと進んでいける。

プレイヤーそれぞれのやり方で攻略を進められる自由度の高いシステムとなっており、遊べるエロゲー好きなら適切な行動のタイミングを考えて、試行錯誤しながらマスを繋げていく面白さを感じられるはずだ。

▲姫華と敵が気力を削り合うリアルタイム戦闘。敵のリーダーを倒すと勝利になるので、戦況を見つつ適切な支援を行っていこう

▲過酷な戦いが続く夜の物語から一転して、学園ボーイ・ミーツ・ガール劇となる昼の物語

エロゲーの醍醐味を存分に堪能できるHシステムが◎

そして、肝心のエロについては大きく分けて「神儀調教」と戦闘勝利後に発生するＨシーンの２種類が存在。

まず姫華を調教して彼女が覚醒に至る“神気率100％”を目指していく「神儀調教」は、「清めの儀」「造りの儀」「神宿の儀」の３段階に区切られていて、それぞれの条件を満たすことで次の儀式へと進んでいく。

具体的に「清めの儀」では、愛撫やフェラチオなどの比較的ノーマルなプレイが取り揃えられており、好みの行為（コマンド）を実行して彼女の性感を高めていくことが目的となるぞ。

次の「造りの儀」では、縄やバイブを使ったSM的な調教プレイがメインとなっていて、姫華の肉体を淫らに開発しつつ戦巫としての成長に関わる“器”を獲得していくことに。

そして最後の「神宿の儀」では、ハードSEXや露出調教などを実行でき、加えて「造りの儀」で得た器を上限とした能力成長値や神気率を得られるようになっている。

調教Ｈ自体がヒロインの強化に繋がっていくという、“アダルト”なゲームの利点を最大限活かしたシステムに仕上がっていて、なんと言うか“エロゲーやってる感”を強く覚えられるのもイイ感じだった。

また各種調教行為は、一定以上回数を重ねることでよりディープなプレイを実行可能に。

アナル責めや三角木馬、神気による超常の力を用いた巨根化SEXや分身（輪姦）等々、これぞ調教SLGといった感じの過激Ｈでどんどん姫華を責められるようになっていくので、股間的にも大満足だった♪

▲文武両道のお嬢様で戦巫として街を守る姫華は、夜魔と戦うべく調教儀式を受け入れるが…

▲処女の姫華を己の手で染め上げていく愉悦。調教が進むほど彼女は強く淫らに咲き誇る!!

さらに「神儀調教」で育成した姫華を出撃させる夜魔との戦闘は、基本オートで進行するリアルタイムバトルとなっており、ソシャゲのような感覚で手軽に遊べるのが特徴。
主人公であるプレイヤーは、敵ターゲットの指定やステータスにバフをかける戦闘支援などを行うことができ、戦況を有利な形へと導いていけるぞ。

そして敵の中には“銘持ち”と呼ばれるボス級の廻鬼・エル、艶鬼・サーリャ、刃鬼・ムツ、貌鬼・シャルロッテの四夜魔が存在し、彼女たちを撃破することで暴走した奏真（彼は夜魔の血を引いており、強力な夜魔との戦闘後は昂ぶった本能を抑えられなくなる）による凌辱Ｈシーンが発生。
四夜魔とは各ステージで幾度となく戦うことになり、それぞれ異なる内容のＨシーンも用意されていて、メインの調教Ｈに加えて悪のヒロインを次々に犯していくエロ展開も、本作の大きな見どころ（ヌキどころ）となっている。

しっかり遊べてエロも充実、その上、物語性も秀逸で掛け値なしにハイレベルな本作。少しでも気になったらプレイして絶対に損はないのでぜひご購入を!!

▲シャルロッテは夜魔たちのリーダー的存在。彼女が桜舞の街を襲撃する目的とは…？

▲廻鬼・エル。幼い見た目に反して、ケタ外れの膂力と再生能力を持つ

【ライターのイチオシ】クリア後は完全調教モード開放!!

本編ストーリーをクリアすると、姫華を調教し続けることができる「完全調教モード」が開放。
一切の制約なしで好きなだけ調教Ｈを愉しめるので、オカズ用途にピッタリだ。

他にも、お気に入りボイス機能や声優陣のフリートーク、スタッフコメントなど、エスクード作品おなじみのおまけ要素もバッチリ収録されているぞ。

▲水に濡れた体操服に欲情して教室で暴走する虎鉄。親友がロッカーに隠れているのを知っている銀音だが、快感には抗えず…

戦巫〈センナギ〉―穢れた契りと神ころも― ＯＰムービー

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