※本記事はBugBug2024年5月号に掲載したレビュー記事の再掲載です。
STORY
蛍乃春樹は女装が似合う男の子。女性モデルの“蛍”として活動する彼は幼なじみの楠清佳と再会するが、清佳は春樹のことを“蛍”という“女の子”と思っていて、しかも蛍が好きで、春樹のことを蛍の恋人と勘違い。春樹と清佳と蛍による奇妙な三角関係の結末は!?
主人公が好きな女の子が好きなのは…女装した主人公!?
ensemble SWEETの最新作が、この『僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした』です。これほど内容がストレートに伝わるタイトルで、かつラブコメ展開が予想できて、さらに言えば(ラストはハッピーエンドと予想できるけど)何がどうなれば主人公とヒロインが結ばれるのか(まぁ主人公がヒロインの前で女装を解除すれば一発なんですが、そんなこと絶対にしないでしょうし)想像のつかない作品はないんじゃないでしょうか!?
本作の主要な登場人物は、主人公の春樹(女装時は“蛍”)と、春樹(正確には出会った時は女のコの姿だったので“蛍”)と幼い頃に別れて以来の再会を果たしたメインヒロインの清佳、そしてサブヒロインである春樹の姉の千鶴と、清佳付きのメイドの愛。基本この4人でワチャワチャやりながら物語は進んでいきますが、初っ端からそれぞれの個性が爆発してました。
▲子供の頃に出会った清佳と蛍。この時の出来事は、二人にとって大切な思い出だ
男らしくなりたいと決意したのに千鶴の勢いに流されて女装させられる春樹とか、主人である清佳を「駄犬」呼びするなど強烈な毒舌をかましまくる愛とか、金髪ツインテロリっ子の愛を見初めて強引に着せ替え人形化しようとする千鶴とか。中でも一番ブッ飛んでるのは清佳です。だって、再会を喜ぶあまり蛍にベロチューかまして「私と結婚しましょう」と宣言するんですよ。そのうえ、部屋に招いたらいきなり服を脱いで初夜をしようとしたりもして。清佳のために男らしくなりたいと決意した春樹の心情を考えたら…申し訳ないけどニヤニヤ笑いがこみ上げてきました。これは面白くなるぞ、と。
いきなりキス&プロポーズされただけでも春樹としては卒倒モノな出来事なのに、清佳のプロポーズ相手は女のコの“蛍”であって男の“春樹”ではないワケですからね。しかも清佳は男嫌い。そのうえ春樹を蛍の想い人と勘違いして、勝手に恋のライバル認定して対抗心を燃やしてくるんです。春樹がこの誤解を解いて男として清佳と結ばれるまでの間に、どんなことが起きるのか。いろいろ妄想したくなってしょうがありません。
▲下半身は女性用水着だが、蛍=春樹とバレそうになったところをこれで危機一髪回避!?
恋のライバルは女装した自分という状況が生む奇跡の展開
春樹としては清佳には蛍のことを諦めてほしいので、蛍のときは清佳と距離を置こうとしますが、そんな蛍と昔のように仲良くしたいと思っている清佳は恋敵である春樹に対して色々とアプローチしてきます。蛍の情報を聞き出すために春樹を拉致監禁したり、愛に誘惑させてみたり。
ちなみに春樹の前で愛はメチャクチャ可愛い、しかも男心をくすぐる小悪魔な女の子として振る舞うんですよ。あるいは清佳の前では絶対に言わないであろう、清佳のことを大切に思っている気持ちを言葉にしたり。勘違い暴走娘だけど蛍を一途に想う清佳も魅力的ですが、愛もすごくチャーミングな子ですね。
話を清佳に戻すと、蛍に敬遠される状況を何とかしたい清佳に対して、春樹がアドバイスを贈ります。それを受けた清佳がアクションを起こして蛍と仲良くなっていく流れが生まれるわけですが、自分がされたら嬉しいことを伝えているので当然ながら成功します。この流れは一見マッチポンプですが、春樹のアドバイス通りの行動をしてもそこに清佳の想いもしっかりプラスされているので、春樹としては思い描いた展開ではないものの、しっかりと清佳の想いが乗っているので心に響くんですよね。清佳視点で見ても春樹の助言は役に立つわけですから、彼へのライバル心は和らぎ次第に好感を抱くようになります。これは二人の関係性が着実に良好になっていく、すごく良いスパイラルでした。
▲千鶴に襲われ服を脱がされそうになる愛。千鶴の困った性癖が明らかに…
▲個別ルートで千鶴の想いを知ったうえで結ばれたことに大きな意味が…
とはいえ、いつまでも蛍の正体を隠しておけるものではありません。女装が愛にバレたことで物語は大きく動き出します。ここからヒロイン個別ルートへの分岐が生まれるのですが、ここではメインの清佳ルートに絞って話したいと思います。でも先に言わせてください。愛と千鶴の個別エピソードもメチャクチャ魅力的で面白かった!! 分岐に至るまでの間にはしっかりと伏線も張られていて、それが各ルートで回収されていくのも見事でした。なので、この二人の魅力をもっと深堀りしたエピソードがとても見たくなりました。
さて、蛍が春樹の女装した姿と知らないのは清佳だけという状況にあって、興味は「どうすれば春樹と清佳が結ばれるのか」の一点に集中してきます。蛍と清佳の距離が縮まるたび、蛍の姿で清佳と過ごす春樹の心には罪悪感が募っていきます。それなのに、彼は蛍の姿のままで清佳との関係を心でも身体でも進展させてしまうんです。しかも清佳は、春樹に会うと蛍との関係が良好であると嬉しそうに報告してくれます。春樹としては複雑な想いを抱えつつもある決意をするんですが、一方で清佳にも変化の兆しが表れてきて。それが、蛍との会話の中で春樹の登場頻度が上がり、内容も好意的なものになっていくことです。春樹は気付きませんが、これって良い兆候ですよね。
そしてついに訪れた運命の瞬間。そう、蛍の正体が女装した春樹だと清佳にバレる時が遂に来てしまいます。どういった状況でそれが起こるのか、そして清佳はこの事実をどう受け止め、その結果、物語はどのような結末を迎えるのか。ハッキリ言って必見です。春樹、最後には見事に格好良い姿を見せてくれました!!
最初の設定は奇抜な印象ですが、ラストの大団円感は女装主人公モノの中でも高い満足感を感じさせてくれると思います。女装主人公モノが好きな方はぜひプレイしてみてください!!
▲女装していた頃にもイチャイチャはあったけど、初めてのエッチはやっぱり燃える!!
▲小柄かつ華奢でスレンダーな愛とのエッチは、ちょっとイケナイことをしている気分に♥
▲どんな場所でも、女装していて蛍の姿であったとしても、清佳とするエッチはいつも大興奮しちゃう♪
【ライターのイチオシ】お嬢様は開放的なエッチがお好き♪
クリア後にアフターエッチシナリオが開放されるなど、エッチシーンも見応えある本作。その中で特に際立ったエッチシーンで楽しませてくれたのが清佳。なぜか彼女のエッチシーンは屋外ばかり。お嬢様とは思えないほど刺激的なシチュエーションでエッチをするのだ。これも彼女の魅力の一つ♪
▲誰にも見られないと分かっていても、このシチュエーションは大胆すぎる!?
ライター:NOV
ゲームは何でもウェルカム。ここ数年、3月は作業効率がガタ落ちする。頑なに「花粉症じゃない!!」と言い続け十数年、そろそろ認めざるを得ないか…。嫌になるほど目がかゆい。
『僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした』PV
僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした
ensemble SWEET
2024年1月26日発売
AVG、DVD、18禁、Win10/11
パッケージ・通常版:7,480円(税込)、パッケージ・豪華版9,900円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:ぐらしおん
シナリオ:泰良則充
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