こ~ちゃ氏描き下ろし表紙イラスト連動・全3回の大特集!! 第2回は【シナリオ編】
異世界から現代日本にやって来た最強のドラゴン娘二人が、主人公と一緒にドラゴンをコンセプトにしたコンカフェで奮闘する姿を描く、Cuteuphoria(キューフォリア)の処女作『ドラ・コンカフェ』。残念ながら発売日が9月から11月に延期となったが、BugBug.NEWSでは変わらず全3回の独占大特集で追いかけていくぞ!!
第2回目はシナリオの魅力を紹介するため、メーカー全面協力のもと、ヒロインたちとの出会いや始まりのシーンのシナリオを掲載。シナリオの魅力をタップリ味わって欲しい。
さらにシナリオ担当の安堂こたつ氏に、各ヒロインの魅力についてのインタビューを敢行。声優さんの魅力も合わせて存分に語っていただいているぞ。今回もここでしか見られない情報満載でお届けするのでお楽しみに♪
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新ブランドCuteuphoria処女作『ドラ・コンカフェ』を原画・こ~ちゃ氏表紙イラスト連動で大特集!! 初回はヒロイン直撃インタビューなど独占情報満載でお届け♪
原画・こ~ちゃ氏描き下ろし表紙イラスト連動・3回連続の大特集!! 初回はWヒロインであるドラゴン娘の魅力に迫る【キャラクター編】 令和生まれの新ブランドCuteuphoria(キューフォリア)の処女作 ...
▲全3回の連載特集、第1回の【キャラクター編】はこちら
STORY
剣と魔法の世界──フィアバーンで世界最強の生物、『祖竜』マルマリディア・ドット・フィアバーン。
彼女を崇める人々の行動にうんざりした彼女は、逃避行バカンスとして世界を渡り現代日本を訪れる。
何気なく入った店は、ツンデレメイドのコンカフェ。
歓待慣れしていた彼女にとって斬新過ぎるツンデレ対応に感動し、どハマりした彼女はコンカフェ巡りを始める。
その途中で人間のオス、志藤正宗と出会い意気投合すると、彼は祖父から受け継いだ喫茶店を持て余しているという。
こんな偶然はもはや運命。やるっきゃない!
ドラゴンによる、ドラゴン尽くしのコンカフェ。異国情緒とドラゴンをたっぷり味わえるドラ・コンカフェ開店。
▲作中にはちびキャラ姿のイベントシーンも。コミカルで楽しい演出がタップリ用意されているぞ
「マルか……そんなふうに呼ばれるのは初めてだよ。うん、気に入った!採用!」
異世界フィアバーン最強の祖竜
マルマリディア・ドット・フィアバーン
CV:柚原みう
▲人間形態では若い女性にしか見えないが実年齢3千歳を超えたぐらい。素直で明るいポジティブ古竜。コンカフェにハマった結果、中年サラリーマンが脱サラしてソバを打ち始めるように、自分もやりたいと言い出す。うっかりドラゴンブレスで焼き殺してしまった正宗に命を分け与えた。
マルマリディアの魅力とデザインについて
(シナリオ:安堂こたつ)
──どんなタイプの女の子でしょう?
安堂こたつ:元気で好きなことにまっしぐらな娘です。
暴走気味でワガママな一面もあるのですが、愛嬌があるので常に周りに人が居るタイプです。
一緒に遊んでいる間は振り回されるけど、終わってみれば不思議と楽しかったなと思ってしまう、そんな魅力的で動くパワースポットみたいな娘です。
悪友とも言える気の置けない祖竜ですね。
──デザインはどんな感じで決まったのでしょう?
安堂こたつ:まずはツノ、シッポ、巨乳というドラゴン娘の三種の神器をもち、元気なキャラクターというイメージを決めました。
そこからは、大事な要素をピックアップし、原画のこ~ちゃさんにお伝えして、調整を重ねた結果となります。
衣装が特に素晴らしくて初見時は『これは可愛いわ』と語彙消失気味になりました。
とにかくエロ可愛い。
──主人公とはどんな風に出会うのでしょうか?
安堂こたつ:お互い、コンカフェ巡り中に知り合うことになります。
異世界では最強最高のドラゴンも、異文化を前にしては形無しというか、骨抜きというか…実際にはゲームで体験していただきたいです。
出会いのシーンは、声優さんの演技もあって更に楽しい一幕となりました。
聞いて欲しいボイスがいくつもあり絞りきれません。
──マルのキャラ萌え的な魅力や見所を教えてください。
安堂こたつ:世界最強最高の祖竜、という触れ込みなのに、コンカフェのことになるととたんにポンコツになる。
そんな裏表が無く真っ直ぐなキャラですが、そこは祖とも師とも呼ばれる存在。
七王竜を育てた実績もあり、ときどき見せる母性が良い意味でズルイキャラとなっております。
──印象的なシーンがあれば教えてください。
安堂こたつ:主人公とバカ話をしているシーンや、推しの前でテンション爆上がりなところなど、たくさんあります。
見ていて飽きない感じのアクティブなキャラですが、時々見せる大人びた姿がとても印象的です。
遥か長い時を生きているので、年相応ではあるのですが、中でも主人公を燃やしてしまったあとに、命を助けるシーンが一番印象に残っています。
──CVの柚原みうさんについて印象を聞かせて下さい。
安堂こたつ:マジなときと、おちゃらけてるときとのギャップというか、そういった幅を『マルマリディア』という土台からはみ出さないように演じていただけてすごいなと思いました。
最初、こういったギャップを表現する場合、キャラが崩れない限界を攻めようと調整が多くなりがちなのですが、スッと調整されていたのですごいなぁと感動するばかりです。
あと個人的に特筆したいのは、やはりマルが楽しそうに主人公とバカ話しているときのトーンでしょうか。
仲の良い悪友という感じが出ていて、本当に良きなんスわ。
──マルの恋愛・Hシーン的な魅力や見所について教えて下さい。
安堂こたつ:マルというか、ドラゴン自体が性に関しては関心が薄いので、その辺が『どうして主人公とそんな関係に?』、そのうえで『どんな感じになっちゃうのか?』。
マルがノリの良い娘なので、シーン中でもノリが良くてちょっとじゃれ合ってるようなくすぐったい感じがあるかもしれません。
マルは全体を通してじゃれ合ってる感じが多く、それが個人的には好きで、みなさんにも楽しんでいただければと願っております。
コンカフェで遭遇した美人はコスプレイヤー?
コンセプトカフェとは──
ある特定のテーマを全面に押し出し、それに沿ったサービスを行うという、カフェの業態の一種である。
有名なのは、メイドさんが給仕してくれるメイドカフェだろう。
そんなコンセプトカフェを、色々と巡るのを休日の楽しみにしてるヤツもいるわけで。
そんないつもどおりの活動が、大きく運命を変えることもあったりする。
正宗「さて、今日はどうするか……」
スマホで地図アプリを開き、この辺のコンカフェをチェックする。
正宗(最近は新規開拓ばっかりだったし、久々なとこ行くか……)
ボドゲカフェや、白黒映画喫茶とかもいいんだけど、今日は賑やかなトコに行きたい気分だ。
華やかな服を着た店員さんに接客してもらうのが、非日常って感じでいいんだよな。
正宗(となると、この辺か……)
SNSのコンカフェリストに登録してるお店の公式アカウントを調べていく。
正宗(へぇ……『ツンツン』が周年フェアやってるのか)
ここから近いしちょうどいいな。
『ツンツン』は、俺がよく行く店のひとつで、俗に言うツンデレメイド喫茶だ。
今日は周年フェア限定グッズが販売中で、購入すればキャストと一緒にツーショットを撮れるみたいだ。
『ツンツン』だし、店の前の映えスポットで撮ってるんだろうけど……。
正宗(お、早速撮ってる人がいるぞ……)
正宗「……って、なんだアレ……」
メチャクチャ気合いの入ったコスプレだ。
他の店の人だろうか?
『ツンツン』のキャストに詰め寄っていて──
▲こちらはツンツンではなく、主人公が祖父から譲り受けた喫茶店を改装した「ドラ・コンカフェ」の外観
銀髪レイヤー「そんなぁぁぁぁぁっ! お写真撮りたーーーーーい!」
銀髪レイヤー「お写真撮りたーーーーーい!」
よっぽどなのか二度同じことを叫んでいた。
ツンツンの店員「いや、ちょっと落ち着いて? コレばっかりはしょうがないじゃない」
正宗「あ、珠子ちゃん」
よく見知った子が詰められていたので、思わず名前を呼んでしまった。
珠子「え……あ、おにぃ! ウチによるの久々じゃん!」
正宗「うん、久しぶり……」
すごいな……なんかトラブってるのに、対応はいつもどおりだ。
そのプロ意識ともいえる健気さに、思わず助け船を出したくなった。
正宗「どうかした?」
目の前のレイヤー(?)さんの間に入る感じで近づく。
見た感じ海外の人っぽいけど、それでなにかトラブってるのだろうか。
珠子「あー、えっと──」
銀髪レイヤー「あたしが不甲斐ないばかりに、撮影できないばかりかSDタマちゃんのアクキーがぁ!」
正宗「え、そっちが言う?」
▲ドラ・コンカフェの2Fリビング。普通の住居としての生活空間になっている
あれか? 限定のアクリルキーホルダーをなんらかの理由で買えなかったってことか?
なんとなく事情は読めたけど、珠子ちゃんからも詳細を確認しておくか……。
正宗「なるほど、フェアの限定グッズを買えば、希望のキャストとツーショットを撮れる……」
正宗「けれど、その会計は特定の電子マネーでしか受け付けてない、と」
珠子「そゆこと。で、こっちのおねぇは、その決済方法を持ってないときたもんだ」
銀髪レイヤー「ごめんねタマちゃん……あたしが、こっちの世界に疎いドラゴンなばかりに……」
こっちの世界……? ドラゴン……?
コスしてるキャラがそういう設定なのか?
でも、一応ソシャゲはそこそこ詳しいけど、見たことないんだよなぁ……。
珠子「いや、別におねぇと撮れなくても、別に全然ヘーキだし」
珠子「だから、アタシのために無理に登録とか絶対しないでね」
銀髪レイヤー「うあぁぁぁぁ、タマちゃん💦 健気ぇぇぇっ♥ ねぇ、そのオッペイってどこで登録できるの?」
珠子「話聞いてた!?💦 てゆーか、オッペイじゃなくてオタペイだし💢」
正宗「決済サービスすらよく知らないのか」
正宗「こういうの、海外の人の方が精通してるもんだとおもってたから意外だな」
珠子「アタシもそう思ってたんだけどさ、おねぇは現金主義らしくて……」
銀髪レイヤー「あ、そうだ! いいものがあった!」
そう言ってシッポを振ったかと思うと、その先っぽには石が掴まれていた。
彼女は器用にシッポを近づけて石を手に取り──っていうか、すごいクオリティで動くなぁ。
銀髪レイヤー「これで対価にならないか?」
珠子「え、なにこれ……アメ?」
銀髪レイヤー「城塞国家の国宝に使われているのと同じ大きさのピンククリスタルの原石だぞ」
珠子「いやいやいや宝石とかダメに決まってんでしょ!」
▲喫茶店時代の1F店舗部分。元は陽の差し込む爽やかな店舗だった
宝石って冗談……だよな?
そう思いたいが、ピンクの結晶はどう見ても本物のオーラをまとっている。
珠子「欲しがってるの1000円のアクキーでしょ!? ばばばば馬鹿なの💢💦」
銀髪レイヤー「だが、限定なのだろうっ!?」
珠子「そうだけど、そうじゃない! どー考えてもこっちの方が限定よりも希少価値高いでしょ!」
銀髪レイヤー「あたし的にはタマちゃんのアクキーの方がレアなんだが……」
珠子「アンタの価値観どうなってんの💦 怖いから高い買い物する前には必ずアタシに相談しなさい💢」
銀髪レイヤー「はぁぁぁぁ……っ♥ デレありがとうございまああああす♪」
珠子「そんなんじゃないってば! マジでアンタの金銭感覚が不安なの!」
このデレは……マジなやつか? どっちだ?
ううむ……さすが珠子ちゃん……おいそれと悟らせないとはプロだな。
珠子「ともかく、電子決済の方法がないならダメ。そういうキャンペーンなんだから」
銀髪レイヤー「うぅ……やっぱりダメか……💦 どうにかできないものか……」
珠子「もう、いい加減諦めなさいってば……」
▲ドラ・コンカフェ改装後。中央でドラゴンがド迫力に主張しているが全体的にはピンクで可愛いらしい
銀髪レイヤー「うぅ……アクキーも惜しいが、やはりなにより一緒にお写真撮りたい……」
珠子「もう何度も撮ってるじゃん……」
銀髪レイヤー「??? 昨日愛でたからと、今日の花の価値が損なわれるわけではないだろーに」
珠子「おわ……💦 な、ちょっ!?💦💦💦」
珠子「ねぇおにぃ! なんかおねぇがなんか言って、なんかナンカなんだけどっ!」
正宗「おぉ、珍しい、マジで照れてる……」
珠子「ボコすぞおにぃ!」
銀髪レイヤー「あ! いいなー、名言『ボコすぞ』出たぁ……あたしも言って欲しいな~」
珠子「ああもう、アンタらなんなのぉっ! うきぃぃぃっ!」
両手をぶんぶんと振る珠子ちゃん。
銀髪レイヤー「ふふ、怒ってるタマちゃんも愛いのう♥」
正宗「わかる」
俺たちは視線を合わせると、共感で頷き合った。
それを見て、珠子ちゃんの『うきぃぃぃっ!』は更に加速した。
ちなみに『ボコすぞ』は、感極まった珠子ちゃんが放つツンデレ言葉だ。レア度は★★★★☆。
銀髪レイヤー「しかし困ったな……ツノを折る思いで諦めるか……」
正宗「なにその言い回し……断腸の思いのドラゴン版みたいなヤツ?」
銀髪レイヤー「ああ、ドラゴンにとってツノはとても大切で繊細で乙女なエリアだからな」
正宗「なるほど……設定凝ってるなぁ……」
銀髪レイヤー「……設定?」
「至高の存在であるリディア様になんたる態度。やはり人間は不敬の塊ですね。消し炭にします」
異世界を統べる七王竜の1座、血の王竜
フランカラン・プライディア
CV:陽向葵ゅか
▲師と仰ぐマルマリディアを元の世界へ戻しにやって来た竜。実年齢2700歳を超えたぐらい。生真面目だが、どこか傲慢で柔軟性がない。師を何よりも敬愛しており、ことあるごとに『より親密』になろうと企てている。そっとベッドに潜り込み既成事実を作ろうとするぐらいは当然のようにする。
フランカランはどんなキャラクターですか?
(シナリオ:安堂こたつ)
──どんなタイプの女の子でしょう?
安堂こたつ:恋愛に興味が無いドラゴンという種にしては、師匠のマルに対して尊敬と憧れとそれ以上の感情を抱いている珍しい娘です。
一国の女王でありながら、全てにおいてマル優先という偏った娘でもあります。
もちろん、義務そっちのけにしてる弟子は嫌われるので、ちゃんと女王としての仕事もこなしております。
恐るべきは有能な変態というか、偏執的な愛情というか……。
普段は常識的ですが、師匠ファーストでおかしな様子になるところが見所です。
──デザインはどんな感じで決まったのでしょう?
安堂こたつ:マルと同じドラゴン娘の三種の神器に加えて、お嬢様というイメージが決まりました。
こちらも原画のこ~ちゃさんにお伝えして、おしとやかな女の子らしいキャラとしてデザインしていただきました。
マルと対になる感じですね。
最初からほぼ今のような形で、小物などの微調整をしていただいた形です。
衣装のふわふわな感じがお気に入りです。
──主人公とはどんな風に出会うのでしょうか?
安堂こたつ:フランは、異世界へと渡った師を元の世界に連れ戻すためにやって来ます。
そこで、ちょっとまあなんというか、ドラゴンの姿で激し目にバチバチとやり合うのですが、そこで主人公が巻き込まれてしまう……という、中々ヒドイ出会いですね。
そのことはちゃんと反省はしているのですが、彼女的には相手は師匠を堕落させた現地人なわけで。
その偏見がどうなるのか……という点は見所のひとつです。
──フランのキャラ萌え的な魅力や見所を教えてください。
安堂こたつ:
やはりなんといっても、マルLOVE、師匠ファーストなところでしょうか。
真面目で有能なのに、マル絡みになるとポンコツになってしまい、ちょっと褒められると有頂天になる。
マルに対してはそんな『チョロい』彼女ですが、主人公に対しては『塩対応』なので、そのギャップが今後どうなっていくのかも見所のひとつだとおもいます。
──印象的なシーンがあれば教えてください。
安堂こたつ:やはりマルについて語っているシーンでしょうか。
いつもは冷静で一歩引いてる感じがあるのですが、マルが関わると途端にアレな感じになるのは、ある意味師弟としてはお揃いというか似ているんだなという感じで、意外とコメディなキャラでもあります。
そこに、異世界人であり恩人であり巻き込まれた被害者でもある主人公が加わることで生まれる変化が、一番印象的でした。
──CVの陽向葵ゅかさんについて印象を聞かせて下さい。
安堂こたつ:設定上難しい言い回しの多いキャラなのですが、特別に想っている師匠に対してちょっとアレになってる状態のギャップを見事に表現していただけたかと思います。
特に、とあるシーンでの囁きだったり、甘えるようなニュアンスをテキストにあるもの以上で表わしていただけたので、すごいなぁと感動しました。
声とか間の表現力ってすごいですよね。
語彙が無くなりがちです。
──フランの恋愛・Hシーン的な魅力や見所について教えて下さい。
安堂こたつ:主人公のことを好いてない状態から、どうやって関係が進んで行くのか?
王道ではありますが、やっぱりそこの歩み寄り方でしょうか。
いや、歩み寄ってるのかなアレは? どうなんだろう? とおもわなくもないですが、珍しい感じのHシーンになったと思いますので、そこはぜひ見て、声も聞いて欲しいです。
異世界フィアバーンの日常
マル「んんぅ……にゃむにゃむ……」
フラン「リディア様、七王竜が一、血の竜フランカラン・プライディア参りました」
マル「んー……」
フラン「リディア様、シッポで応答の代わりとするのはおよしください」
マル「ど~せ……いつもの貢ぎ物でしょ? 置いてって~」
フラン「そうはいきません。目録を読み上げさせて頂きます」
フラン「ほら、起きてください」
マル「ふあぁぁぁぁ……わかったわかった……」
マル「これで良いかのう」
フラン「はい、本日も鱗の艶良く、大変お美しくございます」
マル「ん……それで今日は?」
フラン「まず、智の竜が国からは──」
マル「ん、んぅ~~~~っ💦」
フラン「リリリリディア様ッ💦」
フラン「いけません、そんな伸びなど! 無防備! 脇でございます! 脇が無防備脇ぃっ!」
マル「相も変わらずフランは細かいのう……」
フラン「細かいのではなく、当然のことです。世界最高最強の祖竜がそんな無防備な……」
マル「構わんじゃろ。ここには我とフランしかいないんだし……」
フラン「ふたりきり……くぅ、お戯れを! 甘美ワードで私を惑わせないでくださいッ」
マル「時々、フランって一人で遊びよるよなぁ」
マル「ん、そういえば今日はフランだけかのう?」
フラン「ええ、今週は私の当番ですので。他の六王竜には自国待機を言い渡しております」
フラン「この1週間、リディア様の身の回りのお世話は私が完璧にこなしてみせますので」
マル「こちとら頼んだ覚えはないのじゃが……」
▲朝のまったり朝食タイム。少し寝ぼけたような顔が可愛い
マル「そもそも、他の六王竜もそーじゃが、自国をほっぽり出して遊びにくるでない」
フラン「遊びではありません、これは我ら弟子の務めかつ使命ですので」
フラン「それに、少なくとも我が国は、私が少々不在にした程度で揺らぐ国では御座いません」
マル「はぁ……。なまじ優秀に育ち過ぎてしまったのう」
フラン「いえいえリディア様のご教育があってこそです。特に、聖滝での修行の日々は……」
マル「そこまで。ともかく贈り物は受け取った、みなに感謝を伝えておくれ」
フラン「心得ました。皆、そのお言葉だけで歓喜に打ち震えることでしょう」
マル「毎度ながら大げさじゃのう……」
フラン「さて、リディア様。今週のご予定ですが……」
マル「寝る」
フラン「そうですか。では明日は巨人の国へ」
フラン「リディア様が天翔る蛇を倒し、かの国を救った救国記念日が御座いますので是非ご参加を……」
マル「断わる。寝ると言ったじゃろーが」
フラン「ご安心を、現地では3日ほどごろ寝していただくだけで充分ですので」
フラン「それに、移動はわわわ私が、だだだだだ抱っこでお送りしますのでっ♥」
マル「弟子に運ばれる師など考えられん」
マル「というか、お主らひっきりなしに挨拶やら貢ぎ物やらで寝かせてくれんじゃろ……」
マル「この前も天覧試合だなどと言い出して、異種族混合格闘試合を開催したし……」
フラン「リディア様を飽きさせてはならないと思いまして……」
マル「我はゆっくりしたいのじゃ」
フラン「ですが、今週はご予定が詰まっております。せめて、私の当番週だけでもやる気を!」
マル「とうとう包み隠さなくなったな……」
▲マルのベッドにそっと潜り込むこともあるというフランが忍び込んでいるのはもちろん…?
フラン「わかりました、ではこうしましょう」
フラン「高名なドワーフの彫刻家を呼んでリディア様の像を彫ります。これは譲れません」
フラン「その間、地の国随一の楽団による祖竜を讃えるコンサートも行います」
フラン「もちろん、その間聖地となっているこの空中庭園は更に改装を重ねて──」
マル「フラン」
フラン「はい……リディア様、いかが致しましたか?」
マル「我は往く」
フラン「さっそく出立なされますか! 承知いたしました。準備を整えます」
マル「いや、我独りだ。場所は異世界、道連れはいらん」
フラン「はい……異世界、ですか?」
マル「ああ、ちょっとしたバカンスじゃ。捜すな」
フラン「リディア様っ! おやめください!」
マル「安心せい、我がいなくともこの世界は廻る」
マル「そうであろう? 七竜王が一、フランカラン・プライディアよ」
フラン「そんな、我々など祖に比べ──いえ、比べるのも畏れ多い!」
フラン「それほどに矮小なれば、師なきこの世界を背負うなどという重責に耐えられましょうか!」
マル「うーん、それはそれでみなを育ててきた我の実力不足を責めとるんじゃがのう……」
フラン「いえそんなまさか滅相もございません!」
フラン「後にも先にも祖ほど偉大な竜は存在せず。単に我々の力不足でしかございません」
マル「まーたそうやって卑下するぅ」
マル「世界最強の七王竜で無理なら、いったい誰に国が治められるというんじゃ」
マル「とゆーか、そろそろ師匠離れして欲しい……」
フラン「リディア様?」
マル「ていうか、もーいーでしょ? この格式張った喋り方めんどい」
フラン「いけません! 貴女はマルマリディア・ドット・フィアバーン!」
フラン「世界最強最高の祖竜なんですよ!?」
フラン「そのような若者言葉で話しては 御威光に瑕がつきます」
マル「若者言葉て……いやいや、あたしの時代はみんなこんな感じだったし」
マル「フラン的には古代語だよ? 年季で言えば、じゅーぶん格式高くない?」
フラン「で、ですがっ! 祖は我々の師であり、神にも並ぶ存在という自覚をですねっ」
マル「はいはい、我我。これでいいかのう」
フラン「はぁうううっ♥ 恐れ入ります……! それでこそ祖!」
マル「はぁ……弟子サービスも大変じゃのう」
フラン「サービスではありません、そのお立場に相応しい振る舞いというものです」
マル「ヘーヘー、我、承知シマシタ~」
フラン「ともかく、ご自身の偉大さとその重要性をご理解いただけたのですよね」
フラン「であれば、まだまだ未熟な我々には祖の導きが必要であることも十分伝わったかと」
マル「まあ……急に遠出がしたいと言い出した我も突然すぎたかもしれんのう」
フラン「!! ご理解いただけましたか! では、引き続きここで我らのご指導を──」
マル「うん、お断りじゃ」
フラン「ふにゃ!?」
▲主従関係のような二人がどんな接客をするのか楽しみ♪
フラン「我々になにか不手際が!? 問題があればすぐに七竜どもを集め、世界七竜会議を行いますので!」
マル「そーゆーとこじゃよ、フランちゃん」
フラン「ふぇっ!?」
フラン「ととと、突然の『ちゃん』づけはおよしください! 心臓が3つあっても保ちません!」
マル「ともかく、この世界にもう我は不要じゃろ。あとは自分たちで治めるがよい」
マル「それじゃ。我はしばし旅に出る。けっっっっっっして捜すでないぞ」
マル「ほいっと!」
フラン「あ──!」
フラン「リディア様! どちらへ!?」
塔から落ちていく祖を覗き込むフラン。
マル「あー、フラン! 顔を引っ込めてないと危ないよ!」
マル「ちょっと本気で咆くから」
フラン「ひぅ──ちょ、お待ちくださ──」
マル「あ、無理。もう吼る」
フラン「ぎゃああああああああああああ!?」
マル「うし、開いたね」
フラン「なんという凄まじい魔法息……! 荘厳かつ優美……流石です……」
フラン「はぁぁ……なんたる光景 こんなの、七竜が束になってもできるかどうか……」
マル「あはは、こんなのみんなならすぐ出来るって」
マル「んじゃ、ちょっくら異世界行ってくんね」
フラン「そんな日帰り感覚で伝説級魔法使わないでください!」
マル「あとは好きにするがいい。ではな!」
フラン「あああああ! お待ちください! リディア様! リディア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
イベント&キャンペーン&限定商品をチェック!! ゲームをプレイする前から色々盛り上がっちゃおう♪
本作の発売に合わせて様々なイベントやキャンペーンや限定商品が展開されているぞ。
今回は痛車イベント「E.M.T.G in NAGARA」に協賛が決定した情報と、先日開催された夏コミで販売されたBaseSon最新作『双天†恋姫‐至源の王‐』とのコラボグッズ通販の情報をお届けしよう。
他にも、こ~ちゃ氏描き下ろしの特製イラストシートを貰える予約キャンペーンや、抱き枕カバー付きの豪華版の販売、さらに店舗特典のタペストリーなどの情報は、前回の記事の最後で詳しく紹介しているので、そちらも是非チェックしてほしい。
発売前から様々な展開で盛り上げてくれる『ドラ・コンカフェ』。まだまだ色々期待できそうなので、CuteuphoriaのXをフォローして最新情報をチェックしよう!!
▲オールジャンル痛車イベント「E.M.T.G in NAGARA」にCuteuphoriaが協賛参加。来場者限定でもらえるノベルティステッカーを提供しているぞ。配布条件については公式サイトを確認してね
▲コミックマーケット104で販売された『双天†恋姫‐至源の王‐』と『ドラ・コンカフェ』がコラボしたアクリルスタンドが、ネクストンの公式通販サイトにて9月17日まで予約受付中。こ~ちゃ氏描きおろしによる両作のヒロインが水着姿で共演したスペシャルなアイテムなのでお見逃しなく!!
原画・こ~ちゃ氏描き下ろし!! BugBug.NEWSの表紙を飾る『ドラ・コンカフェ』のオリジナルイラストが2種類のタペストリーになって期間限定で予約受付中
本サイトのトップで掲載中の原画・こ~ちゃ氏による描き下ろし表紙イラストが、BugBugオリジナルタペストリー化決定!! BOOTH・【BugBugショップ】にて、表紙イラストを使用したB2タペストリー2種類を期間限定で予約受付中だ。
トップに表示された画像を用いた「表紙ver」と、もっとエッチになった差分イラストの「えっちver」の、2種類のタペストリーをご用意しているぞ。
受注締切は2024年10月1日(火)いっぱいまでなので、ゲットし漏れてあとで後悔しないよう、早めに予約をしておこう♪
▲イラストはBugBug.NEWSのための描き下ろし。ここでしか手に入らないぞ!!
ドラ・コンカフェ
Cuteuphoria
2024年11月29日発売予定
AVG、DVD/DL、18禁、Win10/11
パッケージ・DL版:3,850円(税込)
パッケージ・DL・抱き枕カバー付き限定版:13,850円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:こ〜ちゃ
シナリオ:安堂こたつ
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