【蒼乃むすびのおむすびの中身、なんの味！？】蒼乃むすびさんによる連載コラム第3回！！　人気声優の「こころの中身」を教えちゃいます♪【第3回】

ちょっと恥ずかしいけど「蒼乃の昔から今にかけての気持ち」を綴っていきたいと思います

　みんな〜！
　今日も元気にジャパンサブカルチャー愛してる！？

　BugBug様コラム第三回目の今回は「蒼乃の昔から今にかけての気持ち」を綴っていきたいと思います！
　ちょっと恥ずかしいけど最後までよろしくお願いします！

　ガチキッズだった頃の蒼乃。それはそれは声の小さいよく泣くキッズでした。
　妹だったこともあってなのか、人の後をついて行くような気持ちをいつも持っていました。
　習い事も塾も、自発的にではなく誰かから提案されて「じゃあ...」と流されるがまま生きていたかもしれません。(かなり小さい頃なので記憶が定かでは無い)
　そんな私が自分からなりたい！　と強く思ったのがこの声のお仕事、"声優"という職業でした。

　元々漫画やアニメは好きでした。いつからなりたい！　と思い始めていたのかは詳しく覚えていませんでしたが先日自分の部屋を掃除していた時に「自分の夢」について書いた作文のようなものを見つけましたので、こちらに省略し引用させていただきます。

　「私は人前で話すことを酷く嫌い、自分の声質や大きさ等に全く自信を持つことができなかった。しかし小学生の時、ある番組で美しい女性の声を聞き、その声の主が十四歳であることを知った。(中略)私は今十○歳である。まだまだ時間は残されている。私は彼女の声を聞いた時から声を使う仕事に憧れている。だからこそ、声に関してはこれから更に真剣に取り組んでいきたい。」

　こちら、特に注目すべきポイントはその後先生から頂いてる赤文字のコメントなんです。

　「夢を実現してください！　実行あるのみ」

　実はこの時の私、進学頑張る系のクラスに在籍しており、多くの他の生徒は詳しい進路のこと等を書いていたと思います。
　つまりこういういわゆる"夢"を語ることを通常だったら、もし私が教師の立場であれば、こんなに強く実現へのエールを送れただろうか。と今になっては感謝の気持ちしかありません。この赤文字で今の私により誇りが持てる。ありがとう、ありがとう……。

　先にもあったように私は自分自身の声質や大きさ、喋り方にも自信が持てていませんでした。そして実はその気持ちは今でも完全に無くなっているというわけではありません。
　とても有難いことに、様々な性格、年齢のキャラクターをお仕事として演じる機会をいただき、時にはクライアント様からの嬉しいお言葉で心から安堵する日々。
　でもだからこそ、自分自身の"強み"がわからない。
　ここでいう強みとは「小さい子を演じるのは自信があります」「ダウナー系なら誰にも負けません」のように自分から得意ジャンルや自信のあるものをすぐに会話ワンターンでこたえられること。

　「どういう役を演じることが多い？」「どれも良かったよ（こちらそのようにおっしゃっていただけて凄く嬉しい気持ちは前提です！）」この言葉が私の頭でグルグル回り、私って何が出来てるんだろうとずっとずっと、きっと確かに自分の中に答えはあるはずなのにそれを探す毎日です。

　しかし先日、ある人のたった一言でその答えのヒントのようなものを見つけられたのです。
　普段あまり同業の方ともお仕事のお話はしない私ですが、その日は自分自身の不安を少しだけその人に聞いて頂きました。自分は様々な役柄を演じることでありがたいという気持ちと同時に自身の強みが見つけられないと。すると彼女は、

　「私はそれ自体が蒼乃さんの強みだと思います」
　と私に言葉をかけてくれたのです。

　正直私はこの話をした直後少し後悔したんです。
　自分を卑下とまではいきませんが、マイナスなことを話すという行為はつまり話を聞いてくれた相手に慰める、肯定する言葉を求めているということだと私は私に思っていて。
　自分でも意識しないところでついポロッと出てしまった言葉にしまった〜、と思ったことを覚えています。

　案の定真っ直ぐな言葉に恥ずかしくなってしまい「えへへ、そうですかねえ」的なふわふわした言葉しか返せませんでした。
　でも、涙が出そうな程嬉しかったんです。そう思っていいんだなと思えたから。ずっと誰かにはっきりとそう言って欲しかったのかなあと思います。やはり人に認めてもらえることってとても暖かくありがたいことです。

　そしてこの気持ちを私は既に知っていたなとも思いました。SNSやお手紙でいただくゲームや作品に触れて下さった皆様からの応援、感想の言葉を頂いた時の気持ちにすごくすごく似ていました。言葉はなくともひとつひとつのアクションで一喜一憂している私は、キッズの頃から変わっていないひとりの人間のままなんだなあと最近痛感します。
　たくさん暖かい気持ちにさせてくれて本当にありがとうございます。

　思い返すと周囲の言葉に救われすぎています。恵まれていると本当に思います。話を聞いてくださったり、背中を押してくれた人達、いつも声をかけたりアクションを起こしてくださるユーザー様に、この場を借りて特大感謝を送ります！

　これからも私はもっともっと私を好きになって、もっともっと皆様に作品を届けたい。
　自分以外の人生も背負うこのお仕事についたからには自分のできる精一杯で、それ以上で皆様にお返し出来たらと思っています。

　辛いことも悲しいこともあったかもしれないけど、今笑顔でこれを書けているんだからきっと全部無駄なことなんてなかったんだと思いたい。
　来世も私でありたい！　と堂々といえる私になれるよう頑張りますので、見守っていてくれたら嬉しいです。ありがとう。

　なんだかちょっと真面目で赤裸々な気持ちを語ってしまった〜お恥ずかし〜！
　恥ずかしの気持ちを誤魔化すためにも少年のイラスト描いたのでのせますかね。

　次回はもっと気軽に読める感じのコラム書くぞ〜い！
　読んでくれてありがとうございました！！　みんなにも私にも超特大幸あれ！！！

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