キャラクターや過去作品との関連、システム開発秘話にサークル復活の裏話など、気になるネタを徹底インタビュー!!
気持ちよく夢魔に満足していただくために、敗北をプレイするRPG。そんな斬新なバトルエッチが楽しめる、サークルSQDTの『サキュバスアカデミア』。発売から1ヶ月経ち、DLsiteの各種日時ランキングで1位を達成し、販売本数12,000本を超える大ヒット爆進中だ。人気の秘訣を伺うため、サークル代表の志文氏に直撃インタビューを敢行。記事後半にはトゥルー攻略のコツも掲載するので、未到達&未プレイの人は要チェック!!
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童貞男を操り絶頂死させるバトルファックRPG!! 10年近い休止から遂に蘇ったサキュバスエロの老舗サークル・SQDT新作『サキュバスアカデミア』を大特集!!
夢魔とエッチしたら即死亡!? 絶頂と童貞の命を引き換えに世界を守る性なる戦いに挑め!! RPGの戦闘をHで行うバトルファック(BF)ジャンルの草分け的存在でもあり、サキュバスをテーマにした作品で人気を ...
▲前回行ったゲーム紹介&プレイレビュー記事はこちら
まず夢魔という存在ありきで始まる世界観作り
──現代と異世界が混ざった独特な世界でしたが、このような舞台を選んだきっかけはなんですか。
志文 :選んだというか、まず夢魔という存在があって、それが学園に入り込んだらどうなるかを考えたらあの世界になりました。夢魔がドラクエ的な世界に入り込んだ結果が、前作のサキュバスクエスト。ちょっと残酷になって現代の学園に入り込んだ結果がサキュバスアカデミア、って感じです。
──なるほど。製作する上で影響を受けた作品はありますか?
志文 :サイバー+ファンタジーという点では、女神転生シリーズに影響を受けてます。夢魔もある意味現実の拡張みたいなものなので、AR風のUIでも合うんじゃないかと思いました。不安もありましたが、好評で良かったです。
──ユーザーの感想を拝見して気づいたのですが、過去作と繋がってるんですか?
志文 :繋がっています。小ネタ的なところでは、ユカリが○○な原因を作ったのは前作のとある吟遊詩人だったりとか…。
──特に望月先生は繋がりを感じられる部分があるようですね。
志文 :お察しの通り、望月先生は過去作二作に登場しているあのキャラです。トゥルールートでは、サキュバスクエストのとある重要キャラも関わってきます。
▲旧作からのファンに最も語られた、望月先生を詳しく知りたい新規ファンは過去作も要チェックだ!!
──女神ムネモシュネだけは世界観と違う印象を受けましたが、彼女は?
志文 :新キャラです。彼女の登場はメタ的な理由で、はじめ過去作と無関係な作品として発表する可能性があったからです。そうでなければ前作までギャラリーモードの管理者を務めていたシトリーというキャラが続投していたと思います。でもムネモシュネもいいキャラになったし、結果良かったと思ってます。
──麗しの女神なのに、残念な性格の芋ジャー姿で個人的には大好きです。
志文 :ジャージ姿になった理由は覚えてないですね。何でだろう(笑)。
▲服を抜いだらゴージャスに美しいムネモシュネ。でも芋ジャー姿の駄女神感がまたイイんだ♥
ユーザー投票や他サークルコラボで生まれたキャラクター
──ゲスト夢魔・ノトーリアスは、同人ゲームでは珍しい作品コラボのキャラですよね。コラボの切っ掛けは?
志文 :復活宣言のときに漫画家の智弘カイさんから好意的な反応をいただいて、何らかの形で参加していただきたいと思ったのが最初のきっかけです。その後、Succubus Rhapsodiaを制作したサークルDreamaniaのwizさんとSNSで絡み、そこで異世界のサキュバスがゲスト出演するという構想が固まりました。結果的にゲストがいずれも有名な方々になったので、「ノトーリアス」、悪名高いという意味の名称とその設定が決まった、という経緯です。
▲コラボの切っ掛けになったという智弘カイ氏の同人誌『共有地の魔』からは「エルフリーデ」がノトーリアスとして参戦している
──マドロミのデザイン案等をCi-enで募集されていましたが、誰が人気でしたか?
志文 :アンケートではメイドさんが人気でしたね。「ファントム」として実装しました。発売後はピクシーとウンディーネの名前をよく見ます。ファントムはその二人ほど名前があがりませんが…アンケートでは「優しいメイドさん」として投票してもらったのに、あんまり優しくなくなってしまったからかもしれません(笑)。
──メインヒロインはどうですか。
志文 :まゆと望月先生が発売前人気投票で上位でした。望月先生は前作との関係で得票してるとして、まゆが他キャラから頭ひとつ抜けて望月先生と拮抗してるのは面白かったですね。発売後人気投票も行う予定なので、結果を見比べるのが楽しみです。
▲前評判の高かったというファントムの覗きイベント。確かに全然優しくなかったね…
原画担当sion氏、音楽担当Cres.氏を交え初公開ラフとともにクロストーク
──ちなみに志文様のお気に入りは?
志文 :たくさんいますが、あえて選ぶならアユムとむつきです。二人とも完全に人間の倫理から外れていて、だけど本人たちは心から相手のことが大好きで…いわゆるヤンデレともちょっと違って…今作ならではのキャラになったと思います。キャラのことはいくらでも語れますが、ネタバレがぽんぽん出そうなのでスタッフに振ります(笑)。
──ということで、メイン原画担当のsionさん、音楽担当のCres.さんにもお越しいただきました。
sion :えっ、ええと…アユムのストーリーが好きです! 幼馴染に一途っぽい、切ないラブストーリーがいいじゃないですか。
志文 :一途な幼馴染の切ないラブストーリー。まさに。まさにです。
sion :ニナのアニメーションもすごくよかったです。あとむつきはドSなのが好きです(笑)。むつきでユーザーをふるいにかけてる気が……。
志文 :かけてませんよ(笑)。スキップできるし。
▲sion氏が好きというアユム。正統派ヒロイン感あっていいよね!! 精気吸い殺しに来るけど…
──Cres.さんはいかがですか?
Cres.:ピクシーちゃんひと押しです! 最初から最後までいたしたい!
志文 :紳士代表のコメントありがとうございます。ご安心ください。公式MODで本番までできるようになりました。
Cres.:あと非常ベルとプールのレバーも好きですよ。あと騎士の助言断った時とか花の「人でなし!」とか……。
志文 :あ、細かく見てくれてますね…嬉しい。
▲Cres.氏もお気に入りの非常ベル。ダ●ョウ倶楽部か死に際の吉●●影かってくらいのフラグを建てる
完成版に至るまで最も難航した!? プフクスデザイン秘話
──開発ラフを公開していただきましたが、プフクスはデザイン案が多いですね。
志文 :難航しました。中性的で得体が知れないというのが基本コンセプトでしたが、なおかつ魅力的でなくてはいけなくて……。
sion :女だけど女っぽく見えないニュアンスが難しかったですね。微妙なラインを狙うのが……。
志文 :最初はもっと男性ぽかったですね。これが初期案でしたっけ(隻眼のラフ)。
▲プフクス初期案。酷い言われようですけど、それもわかってしまうような…でもかっこいいよね
Cres.:序盤に出てきて大口叩いてあっさりやられるカマセ的なやつじゃないですか。
sion :ひどい(笑)。かっこいいのに……。
志文 :私はこれでもアリだったかな。次に出てきたのがこっちで……。(ピンクの衣装のラフ)
▲何かがついていそうと言われるデザイン案。でも一向に構わないユーザーは少なくないはずだ
Cres.:これインキュバスでしょ! 絶対ついてる!
sion :う、うーん。どうかな?(笑)
志文 :プフクスは性別を超えてるイメージもあるのでついててもまあいいんですが、さすがに男っぽすぎるかなということで、こんな感じに(長髪のラフ)
▲今のにグッと近くなったデザイン。イメージに近づけるため、何度もリテイクを繰り返していたのだ
Cres.:今のに近い雰囲気ですね。
志文 :最終案でここからさらに女性っぽくなりましたね。喋り方で「こいつひょっとして男か?」って思われるくらいを狙いたかったのですが、みんな完全に女性認定してて、そこはちょっと狙いが外れてしまいましたが……。
Cres.:可愛いので何の問題もないです。
志文 :まあそういうことかなあ(笑)。けっこう人気も出てるし結果オーライでしょうか。
sion :人気出ててよかったです!
▲ちなみにマドロミを描かれたイラストレーターさん達も多数の下書きラフが存在する。各キャラこだわり抜いてデザインされているのだ
激シコHシーンに詰められた熱いこだわり
──魅力的なキャラが満載のバトル、Hシーンはとても実用度の高いものでした。どのような点にこだわりましたか?
志文 :こだわった点は、死です。どの相手も徹底的に残酷で、容赦なく殺しにきます。死と結びついたエロを表現することにこだわりました。ある意味でマゾ向けの極地みたいなゲームになったと思ってます。
sion :でも愛はあるんですよね……。
志文 :そうです、残酷だけど愛はあります。
──sionさんは原画を描く際、どこにこだわりましたか?
sion :えっ、そうですね、できるだけ体位にバリエーションが出るようにがんばりました!
志文 :バリエーション豊かに搾り殺されるゲーム、サキュバスアカデミアをよろしくお願いいたします。
▲搾り殺すといえば個人的イチオシのむつき。一番地味で真面目な外見なのに、下着がどエロなんだ…♥
──搾り殺すと言えば、メイン夢魔戦のアニメHは際立ちますよね。アニメを採用された切っ掛けは?
志文 :特にきっかけとかはなくて、令和だし動いた方がいいんじゃないかなと(笑)。メインのアニメーション担当は二人で、それぞれLive2DとSpineで制作していただいてます。発注はパーツ分けした画像をお渡しして、キャラの性格やシチュエーション、それと絵師からの指示がある場合はそれを伝えて、細かい動き方は担当の裁量にお任せ、って感じでした。
──ということはスタッフの方々は……。
sion :パーツ分け大変でした……!
志文 :まばたき用に目のパーツがめっちゃ細かいことになってたりしましたね……。
Cres.:でもアニメめちゃめちゃエロかったです。
志文 :良いアニメーターさん達に巡り会えて、運が良かったです。
▲スタッフの方々がご苦労されただけあって自然な動きが再現されている
外注してでもテストプレイを重ねたRPG部分
──BF(バトルファック)というジャンルの草分けになったSQDTさんですが、今回の「敗北をプレイするRPG」というのも、また新ジャンルを作られたのでは?
志文 :新ジャンル……作ってしまったんでしょうか……。着想元っていうのは特になくて、Hシーンがゲームになったら、もっとエロくなるはずだと思って作ったのが前作で、今度は「敗北シーン」で同じことをやったってだけですね。
Cres.:イカレてると思います。いい意味で。
sion :最初に構想を聞かせてもらった時は「え……。それの何が面白いの……?」って思ってました(笑)。
Cres.:ついにおかしくなってしまわれたかと思いましたね。悪い意味で。
sion :実際にゲームになったのを見てやっと面白さがわかりました。
志文 :私に実際にゲームを作る力があって本当に良かったとしみじみ思います。
▲サキュバスの見た目に惑わされないよう、開発中は表示を前作男キャラに置き換えたというストイックさ
──主人公にレベルが無いのは面白かったです。難易度に相応しい戦略が必要になるので、ただの強くてニューゲーム的システムとは違いましたね。
志文 :良かったです! バランスに関しては何度もテストプレイを重ね、業者さんにユーザーテストをお願いしたりもしました。ただ、装備レベルが重要だってことがなかなか伝わらなかったり、最初から普通のキャラクターレベル制でよかったんじゃないかって疑問もわいたりして……。世界観的にはキャラクターにレベルを上げさせたくなかったんですが……。このあたりは次回の課題ですね。
Cres.:装備外れたままボスに挑んであれーおかしいなーボスこんな強かったっけなーとか言ってるプレイヤーもいましたしね。私とか。
志文 :あれもいいフィードバックになりました(笑)。
▲特定エリア付近に必ず出るメッセージ。これはもしやCres.氏の経験からのフィードバックなのでは?
バトルBGMがPVに使用され新宿アルタビジョンで放映!!
──Cres.さんは音楽を担当されてますよね。お気に入りの音楽はどれですか?
Cres.:戦闘曲は全般的に好きです。自分でも。ノトーリアス戦とかけっこう好きです。
志文 :ノトーリアスかっこいいですよね。危機感が肌で感じられるような。
sion :PVでも流れてましたね。
志文 :そうそう、PV用の15秒バージョンを作ってもらって。出だしからインパクト強いのでぴったりでした。あの曲が新宿に流れてるのは現実感失いましたね。
Cres.:あとフィールドだと鏡の国とか。
志文 :あれめっちゃアリス感ありました。Cres.さん器用ですよね。
Cres.:いやいや私の器用さはあんなものでは……。
志文 :次回にも期待してます(笑)。
▲噂のPVはこちら!! まだ見てない人は、ここで15秒ストップ!!
──今、新宿の話が出ましたが、あれには驚きました。まさか同人ゲームのPVが新宿アルタビジョンで流れるとは!!
志文 :いわゆる同人エロゲ界の外に広告を出したかったんです。同人ゲームやエロゲを普段プレイしていない人にも触れてほしくて。私自身が既存のゲームに満足できなくてサキュバスクエストを開発したという経緯があるので、同じような人に一人でも届けばいいと思いました。
──実際に現地でご覧になられましたか?
志文 :新宿まで見に行きましたが、何か現実感がなかったですね。ファンの方が「『夜の国(※)』」が新宿に侵食したみたいだった」と言ってましたが、ほんとにそんな感じがしました。
※作中でサキュバスたちが棲む世界のこと
▲Ci-enのブログでは実際の様子が動画で公開されているぞ!!
長期休止からの復帰…もしかしたらSQDT名義じゃなかった?
──ファンの意見と言えば…やはり皆様、10年あまりの休止と復活の理由が気になってるのでは無いでしょうか。伺ってもよろしいですか?
志文 :休止の理由は私の個人的なものです。健康上の問題、本業の問題、そこに震災が重なり、制作の続行が困難になりました。ファンのみなさまにはご心配をおかけしました。その後はデザイナー業をしつつ趣味でゲームをしていましたが、どうしても、どうしても、もう一度自分でゲームを作りたくなって、一人で「サキュバスアカデミア」のプロトタイプを制作しました。復活宣言をする1年前くらいです。
──1年も一人で製作を…本当に作りたかったんですね。
志文 :それで、プロトタイプがほぼ完成して発表の方法を検討していた頃、ちょうど前作の制作スタッフから連絡があって、東京で会うことになりました。10年ぶりの再会ですね。そこで10年前に中断していた「ゆめおと」の開発再開と、サキュアカを正式にSQDTの作品として制作することが決まりました。もしこの再会のタイミングがズレていたら、SQDTのサキュバスアカデミアという作品は存在していなかったかもしれません。
──「作品が存在していなかったかも」とは?
志文 :実は、最初は匿名で発表するつもりでした。プロトタイプ時点でも「サキュバスクエスト」っぽいところはあったし、望月先生は●●●っぽい雰囲気だったりしましたが……。そこはサキュバスクエストのファンが作ったってことにしようと思ってました(笑)。再会がもっと遅ければこのプロトタイプが匿名の作品として世に出ていたはずです。逆に早ければ、ゆめおとを優先させてサキュアカは開発していなかったと思います。
──匿名で出そうと思った理由を伺っても?
志文 :過去作と違う毛色の作品ですし、まだSQDTを覚えている方がいるとしたら、望まれてるのは中断したゆめおとの方だろうという後ろめたさがありました。サキュアカは今の私が作りたいものを作っただけの個人的な作品だと考えていたので……。でも考えてみたらこれまでの作品もそうやって作ってきたものですし、これが今の私が作りたいものだと受け入れてもらうしかないだろうと、そうしなければ次にも進めないだろうと、そう思いSQDTとしての発表を決意しました。
──SQDTとして復活、というのは想像以上に強い気持ちが必要だったようですね。
志文 :そうですね。復活宣言には勇気が要りました。きっと急に休止したことを責められるだろうし、最悪誰も覚えてなくて無視されるだろうと覚悟してました。だからたくさんのファンの方に、「おかえりなさい」って、「ずっと待ってました」って、メッセージをもらった時は涙が出ました。復活第一作として、それに応えられる作品を出すことができて、ほんとうに良かったです。
▲いつだって開発スタッフの苦悩を救うのはユーザーの暖かい言葉なんです…
1年かけて作り上げていたシステムを全面修正!?
──復帰宣言から約1年後のリリースとなりましたが、最も苦労された部分はどこですか?
志文 :バトルシステムですね。ほぼ1から作り直しました。プロトタイプ時点では「敗北が目的のバトル」というコンセプトをとにかくシンプルに表現したくて、バトルシステム自体はすごく単純なものにしてたんです。でもSQDTとして発表となるとバトルの面白さにも期待を持たれるようになって……。
──初期版をテストプレイをしてもらった反応はいかがでしたか?
志文 :実際、バトルが単調すぎるという指摘もありました。それで、前作までのプレイヤーでも満足できるような駆け引きの奥深さと、展開の広がりを持たせようとしました。システムの調整はギリギリまで試行錯誤を繰り返していたし、バトル中のセリフは単純に量が多くて時間がかかりました。セリフはちょっと調子に乗って増やしすぎたかと反省しています(笑)。
▲初期戦闘画面。これはこれでかなり完成されていて見やすい
──おまけに戦闘画面は、初期と完成版で大きく変わってますよね。
志文 :最初のUIは技術的な制約を大きく受けてました。ムービーの上にUIを表示することができなかったんです。コマンドが画面下に詰め込まれてるのはそのためです。それがサードパーティー製のプラグインで解決したので、大幅な改修を決めました。最初は敢えてSQDTっぽさを抑えようとしていたので、それがなくなったのも大きいです。
──活動再開時のブログには、あと少しみたいに書いてあったのに…ほぼ作り直してますね。
志文 :あとはノトーリアスや前作と関係する部分のシナリオ執筆のウェイトも大きいです。これらは復活宣言後に追加しました。
▲決定稿のデザイン。まるで別物としか思えない今風のUIになっている
──長期休止をした影響はありましたか?
志文 :会社勤めしながら同人活動を行うのが初めてで、バランスが難しかったです。両立させようとするとどうしても睡眠時間が犠牲になって、それで体調を崩したこともありました。前作の頃は学生で、制作で徹夜とか普通だったので気にならなかったのですが……。つまり単純に歳をとっただけですね(笑)。
──毎作品ごとにスタッフを募集して製作されてますが、今回はすんなりいきましたか?
志文 :スムーズだったと思います。前作をプレイしてファンになってくれた方が、成長して有名絵師になって今作に参加してくれるということもあって…大げさかもしれませんが、こう、心にじわりとくるものがありました。
追加要素も次回作も鋭意開発中!!
──サキュバスアカデミアには追加要素を予定されているそうですね。
志文 :他言語版・STEAM版の開発と、MOD機能・追加要素の実装を予定しています。STEAM版は露骨な表現を抑えたものになる予定で、ゲーム実況なんかもそちらでやっていただけたらいいなと思ってます。
──追加要素を決めるユーザーアンケートもされてるそうですね。
志文 :ええ。今のところ新規ボス追加の要望が多いので、そこは有料アペンドとして出すかもです。リリース時期は未定です。
▲MOD機能は3月末に一部が実装され、無料公開された。まだGETしてない人は急いでDLしよう!!
──開発休止していた作品にも着手されるそうですが、こちらはサキュバスアカデミアの追加開発が終わってからですか?
志文 :はい、「夢の魔物とお伽の騎士団」略称「ゆめおと」というSRPGの開発再開を予定しています。ロミオとジュリエット的な世界に夢魔が入り込む物語です。インキュバスとサキュバスのコンビが、敵国同士の姫と王子の悲恋の世界へ介入し、あんなことやこんなことをします。世界観は前作に近くなります。年内には着手したいと思ってます。
──最後に読者へ一言お願いいたします。
志文 :伝えたいことは全てゲームに詰め込みましたので、まず体験版からプレイをお願いします! プレイしていただいた方は、あらためて、ありがとうございます! 今後もよろしくお願いいたします。
▲TwitterとCi-enではサキュアカの追加情報や新作情報が随時UPされる。是非チェックしてみよう
3つのポイントを抑えて1周目からトゥルーエンドを目指してみよう!!
ここからはトゥルーエンド攻略へのヒントを紹介するぞ。何度でも装備を持ち越して最初からやり直せる本作だが、3つの条件を満たせれば、1周目でもトゥルーエンドに到達できるのだ。最重要ポイントは各夢魔のストーリーに対応する童貞主人公を揃えて挑むこと。これだけは間違えると取り返しがつかない。他の条件は最後の主人公時にまとめてやることも可能だ。
トゥルーエンドへのポイント
①8人のヒロインに対応する童貞主人公で攻略し、夢魔姿を目撃する。
②悪名高きノトーリアス5人を満足させる。
③謎めいた手記を手に入れ、記憶を読み取る。
①8人のヒロインに対応する童貞主人公で攻略し、夢魔姿を目撃する。
童貞主人公達は話しかけると仲間になる。『グランド渓谷』『海底25mプール』にいる主人公は要注意。仲間にせずMAPをクリアしたり、会話選択を間違えると仲間にできなくなるぞ。各ヒロインには幼馴染や同じ部活員など、関係性の深いキャラが対応主人公となっている。
▲転生時に名前を変更できるが下記表では基本ネームに準じている
童貞主人公の居場所
名前 | ニックネーム | 所属 | 入手場所&方法 |
一之瀬 青児 | セイジ | 剣道部 | 初期操作キャラ |
天童 直人 | ナオト | 陸上部 | 部室棟 |
清水 純矢 | ジュンヤ | 水泳部 | 部室棟 |
本坊院 透 | トオル | 不良男子 | 部室棟南東のバイクにガソリンを入れた先 |
初崎 誠 | マコト | オカルト部 | 部室棟 |
末沢 充蔓 | ミツル | パソコン部 | グランド渓谷の3つ並んだ跳び箱を陸上部のスキルで飛び越えた先の部屋 |
桜木 希 | ノゾム | 演劇部 | 空教室の森の交差点の北西にあるガラスを不良のスキルで割った先 |
貞包 守 | マモル | 学校荒らし | 25m海底プール入口北西にある部室の扉を輝く斧で割り、話しかけて「放置」 |
▲演劇部のノゾムは部室棟からスタート地点に逆走していく途中で見つけられる
ヒロイン夢魔に対応する主人公&真の姿を現す条件
名前 | ニックネーム | 居場所 | 対応キャラ&真の姿発生方法 |
綾瀬 歩夢 | アユム | 空き教室の森 | セイジ(剣道部):2戦目でアユムが「メモリーズ」を使うまで待つ |
直江 麻夢 | まゆ | グラウンド渓谷 | ナオト(陸上部):2戦目でまゆの「ペースコントロール」を受け「息切れ」を選ぶ |
水樹 夢香理 | ユカリ | 海底25mプール | ジュンヤ(水泳部):2戦目でユカリが「ノーブレス」を発動するまで待つ |
葛本 夢月 | むつき | 鏡の国の自習時間 | トオル(不良男子):むつきとの会話をすべて反抗的な内容を選択 |
御崎 夢衣 | ユイ | ホーンデット理科室 | マコト(オカルト部):戦闘中にマコトのスキル「調べる」を使用 |
吉野 新菜 | ニナ | 部室棟東の個室 | ミツル(パソコン部):1万円以上を所持して話しかける |
ムネモシュネ | 時溜まりの地下室 | ノゾム(演劇部):悪魔商人で「斧」が販売されたら購入し、魔法陣左下の「木の板」を破壊。地下に進み奥の部屋で「ムネモシュネの蝋燭」を拾い蝋燭を灯す。時計を止めて戻してから地上に戻ると魔法陣上に光の光が発生。調べて地下へ戻り時計を止めると奥の部屋に出現 | |
望月 悦子 | 望月先生 | 保健室 | マモル(学校荒らし):部室棟のベッド前でEPが高い状態で話しかける |
▲ニナ、ムネモシュネ、望月先生は、話しかけて戦闘に入るだけで真の姿になる
②悪名高きノトーリアス5人を満足させる
秘密の場所にいる彼女達を探し出して戦おう。それぞれちょっとしたギミックが必要な場所に隠れているので下記条件を参考に。ノトーリアスは満足させるまでMAPに残っており、また満足させても主人公は死ない。そのため各ヒロイン夢魔を倒し終えてから、一人の主人公ですべてで満足させて回ることも可能だ。
ノトーリアスの居場所と侵入方法
エルフリーデ | 【空き教室の森】神隠しの小道1のティーセット前に樽を置いてレバーで爆破 |
アルマエルマ | 【グラウンド渓谷】堆積跳び箱層Aの黄色のスイッチに着地して飛んだ先 |
ソフィア | 【海底25mプール】カルキ抜きの泉に塩素タブレットを放り込む |
サキュバスちゃん | 【鏡の国の自習時間】三時間目の三連ガラスの先の扉 |
フルビュア | 【ホーンデット理科室】アルコールランプ回廊Bの南西。体当たりしてくる敵を利用して蝋燭を点火 |
▲グラウンド渓谷に潜むソフィアの住処。どのノトーリアスも、MAPギミックを攻略した先に隠れているぞ
③謎めいた手記を手に入れ、記憶を読み取る。
「進路死導室」最奥にある手記を拾い、地下の蝋燭で燃やす。発生するイベントを見ればOKだ。見るタイミングや主人公はご自由に。
▲「従う」「抗う」「怯える」の3属性どれか一つを極めると手記のある場所に辿り着ける
全ての条件を整えたら最後の戦いへ
条件を全て満たしていると、転生場所の墓場から出たらトゥルーイベントが発生する。その後にノトーリアスと再戦することになるが、誰で挑んでも構わない。ただ1戦目で相手をした主人公で挑むとセリフが変わるので、気になる人はチェックしてみよう。
▲ヒロイン夢魔戦後に辿り着く最期の夢。ここに全員の墓が作られると最後の道が開く
BugBug特集記念・SQDTスペシャルセールもまだまだ開催中!!
BugBug本誌.NEWSの両方での特集を記念し、SQDTがスペシャルセールを3/30(火)の深夜0時から開催してくれているぞ。4/11(日)の24時まで30%割引になるので、お得なチャンスをお見逃し無く!! そして絶賛発売中のBugBug5月号では『サキュバスアカデミア』をカラー4ページでスペシャル特集しているぞ。コラボサキュバスを描いたゲスト絵師たちによる貴重なコメントも掲載していて必読。付録DVDでも本作のHシーンなどをリプレイ動画で収録しているので、そちらも合わせて要チェックだ!!
▲BugBug5月号でもカラー4Pで本作をスペシャル特集。frfr氏、wiz氏、智弘カイ氏、薄稀氏、しき氏のゲスト絵師5名にコラボサキュバスについてスペシャルなコメントもあるぞ!!
サキュバスアカデミア R-18PV
サキュバスアカデミア
SQDT
2021年2月26日発売
BFRPG、DL、18禁、Win8.1/10
2970円(税込)
ボイス:なし、アニメ:あり
原画:sion(しお)、らい、冬部李穏、甘辛子
シナリオ:志文透