BugBug11月号の『廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~』特集ではこれまでのエスクードにない伝奇ミステリー作品の狙いを貴重なコメントやインタビューで紹介!!
エスクードの最新作は、廃村に閉じ込められた主人公とヒロインたちが脱出を試みるも、不思議な力で少しずつ淫らになってゆく官能サバイバルAVG。BugBug11月号では、エスクードとしては珍しい伝奇ミステリーな本作をシナリオの薄迷氏へのインタビューや原画家陣からのコメントを交えて6ページを特集している。ここでは特別に、その内容の一部をお見せしよう!!
▲本作には複数のシナリオライターが関わっているが、今回はメインシナリオライターである薄迷氏にお話を伺ったぞ
和風、ホラー、廃墟と自分の好きな要素を詰め込みました
──今回、エスクード作品としては珍しい伝奇ホラー的な作風になっていますが、このようなジャンルに挑戦するきっかけは何だったのでしょう?
薄迷:今作の雰囲気については自分の趣味な部分が大きいです。和風のホラーゲームが好きで、イラストサイトでも廃墟と女の子の絵を好んで見たりします。もちろん実物の廃墟も好きですし、廃村に足を運びもしました。あ、ちゃんと入っていいところです(笑)。あの独特の寂しさや怖さの空気に魅力を感じる人は結構いると思うんですが、エロゲーで廃村を舞台にした作品ってなかなか少ないんですよね。そういう廃村で女の子とHなことに巻き込まれていく作品はウケるんじゃないかと思って、好きなものを詰め込みました。一応、舞台は廃村でも、もう少し明るくていつものエスクードに近い雰囲気にする案もあったんですけど…。今回テキストAVGとして制作することにしたのも、廃村の閉じた空気感や、和のほの暗く淫靡な雰囲気、その中でヒロインたちと過ごす楽しさを味わっていただくには、テキスト中心に表現するのが一番効果的だと考えたためです。
▲迷い込んだ主人公たちが村で出会った少女・籠女。彼女が言うには、村から出るには誰かが人柱として残らなくてはいけないとのことだが──
エスクードこういう作品も作るじゃん」と楽しんでほしい
──ターゲット層、楽しんでもらえそうなファン層などもこれまでの作品と変わってきますでしょうか?
薄迷:もともとエスクードを知っているユーザーさんが楽しんでくださっているのは、いわゆる『遊べるエロゲー』としてのエスクード作品だと思うので、そういう意味では変わってくると思います。ただ、作品の基礎になるエロと物語は、ちゃんとエスクードらしくなるように作りました。全く別のターゲット・ファン層を狙っているわけではなく、むしろ「エスクードこういう作品も作るじゃん」と、これまでのファンの方にも楽しんでいただきつつ、今作で注目いただいた方には他のエスクード作品も手に取ってもらえるような、拡大のきっかけになればと考えています。
──なるほど。改めて、本作のコンセプト、全体のテーマについてお聞かせください。
薄迷:ジャンルに銘打っているとおり、コンセプトは『酒池肉林の廃村』です。廃墟の村で繰り返し行われる、インモラルな雰囲気のエロを堪能していただきたいと思いながら書きました。テーマは…強いていうなら「反ハーレム」でしょうか。でも、あまり深く考えず、廃村エロ三昧を楽しんでもらえたらなと思っています。
▲ミステリアスな雰囲気が漂う本作だけど、それはそれとしてハーレム展開を楽しんじゃおう♥
舞台の廃村『姫香村(ひめよしむら)』は携帯やGPSも通じない陸の孤島的な集落
──大まかなあらすじ、シナリオの流れについてお聞かせください。
薄迷:地図にない廃村に迷い込んだ主人公とヒロインたちが、村の淫靡な力に惑わされながら脱出を目指すというのが、物語の大まかなあらすじになります。そこに籠女の存在や村の秘密、サバイバルするうちに変化するヒロインたちの気持ちが絡まっていくような流れですね。
──なるほど。舞台となる廃村は、どのようなところなのでしょう?
薄迷:舞台の廃村『姫香村』は、四方を山に囲まれ、携帯やGPSも通じない陸の孤島的な集落です。さらに村を出ようと山に入ると、深い霧によっていつの間にか村に戻されてしまうという、超常的な現象によって主人公たちを閉じ込める異空間になっています。どうして村がそんな場所になったのか。何故主人公たちを閉じ込めるのかには、もちろん理由がありますが……それは秘密ということで。
▲どこかに実在していそうな廃村の雰囲気がたまらない。廃墟好きな薄迷氏が細かく指示を出したとのこと
ヒロイン全員分オナニーを覗き見するシーンを作りました
──このような雰囲気の作品を作るにあたって、苦労した点や手応えを感じている点をお聞かせください。
薄迷:やはりどうすれば『廃村』という舞台を良く見せられるかには苦労しました。廃墟に漂う郷愁感や退廃的な雰囲気、そこでヒロインを犯す背徳感にこの作品の魅力を感じてもらいたかったので、各背景素材に対して「窓割って!」「ここ折って!」みたいな今まで出したことのない指示を沢山しましたね。発表後には「雰囲気が好き」とか「面白そう」という反応をいただけたので、上手く伝わってくれたのかなぁと思っています。もちろんシナリオも、それに応えられるよう書いています。
──Hシーンについても相変わらず力を入れているとのことですが、今回のHシーンの方向性についてや、お気に入りのシーン・シチュエーションがあればお聞かせください。
薄迷:主人公がヒロインを犯す、ヒロインが主人公に夜這いする、儀式めいた形でのHなど、様々に用意しました。『滅びた村で繰り返される淫靡な営み』というのがHシーンのテーマなので、ダークな方向性のシーンが多めです。また、「探索するとエロに遭遇する村」を作りたくて、ヒロイン全員にオナニーを覗き見するシーンを作りました。廃屋や野外で見つかるかもとドキドキしながらもオナニーを止められないヒロインたちというのが、エロくて気にいってます。
他にもヒロインの解説やデザイナー陣による各キャラクターへのコメントなど見どころがいっぱいだ!!
ここまで紹介した部分以外にも薄迷氏のインタビューではヒロインの紹介や今後の『廃村少女』のプロモーション展開など見逃せない情報がたくさん飛び出したぞ。そして全6ページを使って特集しているBugBug11月号では、各キャラクター紹介に『DESIGNER's COMMENT』としてキャラクターデザイの際にイメージしたものなど貴重な資料と言えるものも。少しでも気になる方は、BugBug11月号で全文を確認してみよう★
▲彼女らメインヒロインふたりの他にも多数のサブヒロインが登場!! 彼女たちのデザイナーズコメントやHシーンもたくさん掲載されているぞ♥
廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~
エスクード
2022年12月23日発売予定
AVG、DVD/DL、18禁、Win7/8.1/10/11
パッケージ版・DL版:9,680円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:あおいあいう、ちょびぺろ、佑りん、蒼瀬
シナリオ:薄迷、名井世それ、御導はるか、シャア専用◎