ブランド初となるタイトルに『2』を冠した新作の見所やポイントを直撃取材
いよいよ発表されたHOOKSOFTの最新作『放課後シンデレラ2』。絶賛発売中のBugBug8月号では本作について、ディレクターの宅本うと氏にロングインタビューを敢行!! ブランド初となる『2』を冠した本作の魅力をたっぷり語ってもらったぞ。今回はその内容をダイジェストで紹介。HOOKSOFTファンはもちろん、純愛モノや学園モノ好きなら必読の内容だ!!
▲BugBug8月号では『放課後シンデレラ2』をモノクロのインタビュー特集3ページに加え、カラー速報スペシャルコーナーでも2ページで紹介。合計5ページに渡って掲載しているのだ
『放課後シンデレラ2』開発の経緯は?
──今回はブランドとして初となる、「2』を冠したタイトルになっていますが、そのあたりも含めて開発の経緯をお聞かせください。
宅本:話は少し遡りますが、もう2年ほど前にHOOKSOFTのブランド20周年タイトルとして『放課後シンデレラ』を制作したんですね。その時に20周年としてどのような企画にしようかと社内で色々と考えた時に、折角の記念タイトルなのだから長くやっていける企画を作れたらいいよね、と。加えてHOOKSOFTのブランドの特色として「学園恋愛もの」というものがあるのだから、それを踏襲するもの。その時に上がったのが、誰もが経験する「下校」をテーマにした作品、それを踏まえて企画されたのが『放課後シンデレラ』なんです。
──なるほど。
宅本:それで長く展開するには、というと当然続編の展開も視野に入ってきますから、最初からうまく行ったら続編を、というつもりで制作していた部分もあった…というところですね。
──前作の時点で長く展開できるシリーズとして制作されてたんですね。
宅本:それで言いますと、『2』も20周年企画の一部なのかなと思います。
▲『放課後シンデレラ2』は公式HPも公開中。作品のポイントなども詳しく紹介されているので、是非チェックしてみよう
あえて『2』と銘打った訳
──『2』というタイトルにすると前作をプレイしていない人が遠慮してしまう、ということもよく言われますが、そのあたりは如何ですか?
宅本:それは実際にあると思います。ですが変にタイトルを変えてしまうと、根本のテーマの部分がブレてしまいますから。『放課後シンデレラ』自体、ベストなものを目指して作ったものですから、下手に変えてしまうとそれはそれで劣化みたいになってしまう。なので我々としては、しっかりと『放課後シンデレラ』と向き合うという意味でも『2』と銘打たせて頂きました。
──前作との世界観的な繋がりはあるのでしょうか?
宅本:実は前作の舞台の隣町という設定にしてあります。制服のデザインも前作と似ているけど微妙に違う、というものにしました。これも決める時に、前作に寄せるか全く別のものにするかという判断が必要だったのですが、私の判断というよりは会社で話し合った結果、少し前作との繋がりが欲しいということで、制服や街並みもある程度似た感じになるよう、制服はこういう形で、舞台は隣町くらいがいいんじゃないか、という形になりました。
──前作のキャラクターが出たりとかは。
宅本:それはありません。それをやってしまうと、本作を100%楽しむためには前作が必要なんじゃないか、というのがどうしても生まれてしまうので、ありませんというのをしっかり言っていく必要はあると思っていますね。
▲BugBugではHOOKSOFTに注目してきて、インタビュー特集も多数掲載している。最近ではBugBug2022年6月号に掲載したWhirlpoolとの人気2ブランド対談特集が話題に
『放課後シンデレラ』に流れるテーマ
──そんな『放課後シンデレラ』に流れるテーマについて、改めてお聞かせ頂けますか?
宅本:古今東西、色々な学園純愛ものがありますが、一番心がけているのは、真面目に学園ものを突き詰めるというか、リアル、というと違うのですが、日常の中にあるドラマを見せたい、というのがあります。例えば文化祭であるとか、そういった学園イベントを用いて表現するという方法もあるし、過去にそういう作品も作ってきたのですが、今回はそういった非日常ではなく、日常の中で女の子と仲良くなっていくという感覚を大事にしたいんです。
──イベントとイベントの間にあるはずの何でもない日を。
宅本:プレイした時に、この学園に通いたいなって思うかどうか、そんな生活感が欲しいなと。自分もこんなことがあったな、とかこんな学生生活を送りたかったな、と思ってもらえるものにしたいという思いがありまして。そこでほとんどの人が経験しているであろう「下校」にスポットを当てることで、共感性のあるものが描けるんじゃないかというのが取っ掛かりとしてあるんですよね。
──確かに、入り込みやすい企画だと思います。
宅本:なので今回の部分でも入れているのは下校の部分にある「妄想」なんですよね。帰り道に好きな女の子が前を歩いている背中が見えたりとか、帰ってたら後ろから女の子に話しかけられたりとか、何かしらのドラマが起こりやすい場面ではありますので、それを2次元に落とし込んでいくことで、日常生活にある恋愛を感じて頂けるのではないかと思っています。
▲特集中には前作『放課後シンデレラ』の紹介カコミも。前作と『2』の2本がセットになったお得な『1+2パック』の同時発売も決定しているので、未プレイの人はそちらもチェックだ
下校会話はヒロインの攻略に一切関係しません!!
宅本:これはちょっと強めにお伝えしたいのですが、この下校会話はヒロインの攻略に一切関係しません。というのも、あくまでこのパートの目的は「女の子と楽しく会話する」ことにありますから、それによってゲームが有利になったり不利になったりすることはしていないんです。前作はこのパートに当たりの選択肢があって、それを選ぶことで次のフェーズに移行する、ということもあったんですけど、今回はそういう仕組みには一切していないので、好きな内容を選んで頂ければと思います。
──攻略関係なく、ヒロインの反応を見てみたいことを選べばいいと。
宅本:それにプラスして、色んな反応をしてくれたらいいよねということで、好感度が上がってくると手を繋ぐことができるようになったりとか、ボディタッチ的な反応ができるようになったりします。会話の内容もちょっと恋バナみたいになっていったりとかですね。そういったところで、ヒロインとの恋愛感が高まっていることを感じて頂ける作りになっています。
──それは色々な選択肢を選んでみたくなりますね。
宅本:なぜこういった選択肢を用意したかというと、プレイヤーにドキドキしてもらいたいからなんですよね。ただ受け身になってクリックしているだけだと、主人公とヒロインが勝手に仲良くなるのを見てる、というような感じになってしまいますから。プレイヤーに対して「彼女のどんな反応が見たいですか?」と問いかけるようなものでもあります。また女の子の言ったことにどう反応するか、という選択肢もありまして、肯定するか否定する、真面目に答えるか茶化してみるか、などですね。なので繰り返しになってしまいますが、ここに攻略要素は入れたくなかったんです。
──確かにちょっと驚かせてみたいと思っても、攻略のことを考えると引かれちゃいそうな選択肢は選びにくいですよね。
宅本:そこでセーブ&ロードが頭をよぎっちゃったりすると、ゲーム主旨である女の子の可愛さを楽しんで欲しい、というものから遠ざかりますからね。なので攻略という意味ではどの女の子と一緒に帰ったか、という部分に集約させています。
▲前作『放課後シンデレラ』はBugBug.NEWSでも過去に特集しているぞ。こちらのインタビュー付き特集記事は下校時システムの紹介も詳しくされていてオススメだ
ヒロイン紹介部分から他校の生徒・窓川芹香をピックアップ
──(※各ヒロインについての紹介を聞いてきて)最後に窓川さんですが。
宅本:前作から他校の生徒と帰りたい、というのがあったんですけど、私が一番やりたかったのって「電車の中で出会いたい」だったっんですよ(笑)。それを叶えるヒロインです。舞台を隣町にしたのも、実は電車通学を入れたいからというのがあって。電車通学をするには町が二つ必要じゃないですか。
──確かに(笑)。キャラクター的には惑わせる小悪魔系ですね。
宅本:本心がわからない、どこまで本気なのかわからない言動で惑わせてきますので、それを楽しんで頂けるかなと思いますね。
──見た目も目立ってます。
宅本:電車内で出会うということで、主人公が一目見て気になっちゃうようなインパクトがあるほうが良いんですよね。なので一応、アルビノという設定で白い髪、赤い目で目立つようにしています。
▲YouTubeのhooksoftofficialにある窓川芹香のキャラクター紹介ムービー。他のヒロインについても紹介ムービーが公開されているので、hooksoftofficialをチェックしよう!!
誌面では『放課後シンデレラ2』のポイントや見所についてまだまだ直撃!!
BugBug8月号に掲載したインタビューでは、新しく取り入れた下校システムについてや、ヒロイン一人一人の魅力や注目ポイント、ファンへのメッセージ…等々、今回紹介した以外にも見所・読み所が満載♪ 絶賛発売中のBugBug8月号を購入して、『放課後シンデレラ2』発売までテンションを高めていこう!!
放課後シンデレラ2 ティザームービー
▲主題歌「ブルーカーペット」を歌うのはYukaccoさん。YouTubeのhooksoftofficialには主題歌のshort ver.の動画も公開されているぞ
放課後シンデレラ2
HOOKSOFT
2022年9月30日発売予定
Win8.1/10/11、AVG、DVD、18禁
パッケージ・初回限定版:10450円(税込)、パッケージ・1+2パック:16280円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:RINKS
シナリオ:此ノ花しな、浅黄アキ、モーリー
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