話題のSF四季シリーズ最終作について作品のキーマン達に気になるトコロを直撃!!
絶賛発売中のBugBug9月号にて、シルキーズプラスからリリースが発表され話題沸騰中のSF四季シリーズ最終作『ふゆから、くるる。』を、巻頭12ページで総力特集!! 本誌独占先行公開のイベントCGを筆頭に、最新CGや特典情報などなど、ボリューム満点でお届けしているのだ。中でも注目なのが、シナリオ・渡辺僚一氏と原画・あめとゆき氏&なのはなこひな氏への直撃ロングインタビュー。今回はその内容をダイジェストで紹介していくぞ!!
▲今回のインタビューは、シリーズを手がけるシナリオライター・渡辺僚一氏と、原画のあめとゆき氏&なのはなこひな氏、そしてメーカー広報・たま氏の4人に参加していただいたのだ
あめとゆき氏となのはなこひな氏が『ふゆくる』の原画を担当する経緯とは
──なのはなさんは今回が初めての美少女ゲームのお仕事だったとのことですが、どのような経緯でお声掛けされたのでしょうか?
なのはな:あめとゆきさんの方からシルキーズプラスさんにご推薦頂いて、担当させて頂くことになりました。
──もともとお知り合いだったんですか?
なのはな:実はその時はあまり接点がなかったんです。Twitterでちょっと繋がっていたくらいだったんですが、私の絵が『ふゆくる』の世界観に合うって言って頂いて。
──そうだったんですね。Twitterやpixivとかで絵を見て、合いそうだなというか。
あめとゆき:そんな感じです。
──渡辺先生の方から原画はこの人にお願いしたいとかはあったんですか?
渡辺:いや僕は、可愛くていい感じの絵が掛ける人をシルキーズプラスさんに探してもらう感じで。特に言うことはないというか、お任せしていましたね。
──可愛らしい絵柄と重厚なSF設定のギャップみたいなものもシリーズの魅力かと思うのですが。
渡辺:それはまあ、急に頭身の上がったシリアスな絵になられても困るので(笑)、あまりシリーズから離れすぎないというか、そういう感じのお願いはしたと思いますけど、何か具体的に細かく指定してはいないですね。
──それでシルキーズプラスさんの方からあめとゆきさんにお話を。
たま:そうですね。社内でも候補に上がっていたあめとゆき先生にお願いしたいということでお声掛けして、そこでキャラの担当分けみたいな話をしている時になのはな先生をご推薦頂いて、絵を見て弊社としても是非ということでお願いしました。
渡辺:キャラが多いですからね。9人とかいるので。一人ではなかなか。
▲特集記事ではヒロイン紹介に合わせて彼女たちのイベントCGを大紹介。ムフフなR18シーンも沢山あるよ♥
原画家の二人が今回のお話を見てみた印象は?
──原画家のお二方は、今回のお話を見てどんな印象を受けましたか?
あめとゆき:お話を頂いた段階ではあまり詳しく内容を伺ってなかったので、制作を進めながら「あ、そうなんだ」って感じではあったんですけど(笑)。ちょっとこの状況もあって打ち合わせとかもあまりできなくて。
たま:オファーの段階では資料もなにもなくて、大体のボリューム感と渡辺先生の四季シリーズであることくらいしか…。
あめとゆき:四季シリーズということでSF要素はあるんだろうなとは思っていたんですけど、ミステリー色が強いみたいなところは結構進んでから知りました。思ったよりミステリーだなと思いましたね(笑)。
なのはな: 私も詳しくは伺ってなくて。最初はシルキーズプラスさんの作品であることや四季シリーズであるということから、普通の恋愛ものや学園ものというだけじゃないんだろうな、と何となく想像するくらいでした。
──ありがとうございます。渡辺先生の方から今回特にこうして欲しいみたいな発注はありましたか?
渡辺:いや、今回は特になかったですね。大まかに何か伝えたことはあったかもしれませんが。前回の『缶詰少女』の時は結構ワチャワチャと話した気がするんですが、今回そういうことは無かったと思います。むしろ最初に提出してもらったものが既に完成されていたので、こっちが合わせていった方がいいかなというくらいで。
──出てきたものに対して。
渡辺:そうですね、出てきたものに対してこっちが寄せていくみたいな感じで。あまり何も言ってないと思うんですが、お二方どうでした?
あめとゆき:ご指定の時は自由にしてくれて大丈夫という風に言っていただいて。もちろんここが違うよ、っていうのは言ってくださるんですけど、自由に描かせて頂いたなという感じはありますね。
渡辺:揉めたところとかもなかったですよね。
あめとゆき:そうですね。画像を送りながら「こんな感じでどうですか?」っていくつか案を出したりして、すり合わせるというようなことはしていました。
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▲渡辺僚一氏にはBugBug6月号でも本作についてロングインタビューを敢行しているぞ。内容はこちらの記事でチェックしよう
熾火さんはロリ系とだけ伝えていたらロリ巨乳になって帰って来た!?
渡辺:覚えているのだと熾火さんがお渡ししたプロフィールより巨乳になっていて、でも見た時に「巨乳のほうがいいな」と思って結果的に巨乳になりましたね。ロリ系とだけ伝えていたんですけど、行って帰ってきたら巨乳になっていた。
あめとゆき:ロリ巨乳に(笑)。大きいほうがいいかなと思ってご提案させて頂きました。
──なのはなさんは如何でしたか?
なのはな:私も揉めたような記憶はなくて、全部すんなり決まっていって、逆に大丈夫かなと思うくらいに(笑)。
──主人公ですもんね。
渡辺:あまり主人公主人公されても困るなと思っていたんですが、良い感じにして頂いて。
なのはな:女の子が主人公の他の作品を調べたりしつつ、可愛すぎるのも違うかなと思ってシンプルにまとめました。
あめとゆき:すごいしっくり来てますよね。センターに来てるのがハマっていると思います。
──ひと目で主人公とわかりますよね。
渡辺:このくらいの髪の長さがいいんですかね。あまり長いとヒロインっぽいというか、攻略したくなっちゃうというか。でも全体的としてスルスルと決まっていったんじゃないですかね。
あめとゆき:そうですよね。
渡辺:僕自身、当時外見的なこだわりが無いまま入って行っちゃったのかもしれないですけど、いいものが上がってきているのでいいかなという感じですね。
あめとゆき:ご指定もとてもイメージしやすいものだったので、描きやすかったです。
渡辺:恐縮です(笑)。
▲インタビュー中にはシルキーズプラスのグラフィックチームからのコメントも掲載。冬らしい美しいグラフィックが魅力的なのだ
主人公・夕陽はいい感じの主人公顔に
──主人公の夕陽はどんなキャラクターでしょうか。
渡辺:主人公ということで、当然ですが彼女が話の中心になります。おどおどしているんだけど、主人公らしく思い切りの良い行動を取るという部分を意識しましたね。彼女自身にも物語に関わる秘密があったりします。それを隠しながら、自分でも気づいていなかったりするので、ミステリアスさもありつつ主人公らしくしてくれたんじゃないかと。
──色々な事件を受ける側としての常識的な部分も持ちながら、物語を動かしていくだけの行動力もあるという感じでしょうか。
渡辺:なのでツッコミキャラですよね。押しの弱いツッコミ系のキャラを目指しました。まあよくできたのではないかと(笑)。それに加えて狂気性みたいなところもあって、自信がなくて自分に魅力がないことをわかっているので、常に笑顔でいようと心がけている人です。普通は泣くようなシーンであっても笑っていたり。
──なるほど。先程も少しお話が出ましたが、ビジュアル面はどうですか?
渡辺:いい感じの主人公顔になったんじゃないでしょうか。地味でありつつ目とかは魅力があるような。描かれてみてどうですか?
なのはな:夕陽自身が自分の体型だったり、親友のしほんちゃんに比べて女の子らしくないっていうのを気にしている部分があるということでしたので、他の子に比べてスタイルが良くなりすぎないようにとは意識しました。あとは『ふゆくる』ということで冬っぽいモチーフをどこかに入れたいというのがあったので、髪につけている飾りをスノーポールという冬の花をイメージしたものにしました。
──アウターもシンプルなカーディガンで可愛いですよね。ゲーム的にはずっと制服でいる感じですか?
渡辺:制服とパジャマだけの世界です。その分アウターで個性が出せればと思いますが、夕陽は主人公らしい感じですよね。「基本」というか。
──帽子は私物でしょうか?
なのはな:帽子は渡辺先生からの指定にはなかったんですけど、個人的に可愛らしい感じになるかと思って提案して、採用していただきました。
──「名探偵」には帽子が欲しいですよね。
なのはな:そうかもしれません(笑)。
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今回のアナル担当!? とりねこちゃん紹介部分をピックアップ
──続いて水名とりねこについてお願いします。
あめとゆき:とりねこちゃんはスポーツが得意ということで、アウターは動きやすそうにしてみました。
──かっこいいですよね。制服がパンツなのも指定にあったんですか?
あめとゆき:そうですね。ショートパンツでという指定があったと思います。
渡辺:ああ、そうでしたっけ。見た時「パンツになってるな」と思ったんですが(笑)。いやでも、似合っていていいと思います。制服の改造でパンツにしてるってあんまりない気もしますし。
──ショートカットなのも似合ってますよね。
あめとゆき:ボーイッシュなんですけど、その中に可愛らしさみたいなものを入れたいと考えまして、こうなりました。体型も結構メリハリがあるような感じに。健康的な色気みたいのが出るようなキャラクターになったんじゃないかと思います。
──キャラクター的には助手ということで、しほんが死んでからの夕陽の相方みたいな感じですよね。
渡辺:しほんが死んでからは夕陽の横にずっといるキャラですね。普通のミステリーだと読者は助手の視点なんですけど、今回は夕陽視点のお話なので、そういう助手っぽい役割は持ってないです。その分スポーツ万能ということで肉体労働担当というか、そういうドタバタの時は前に出てきたりとか。あと性格がカラっとしているので、夕陽が悩んでいる時に「こうしちゃえばいいじゃん」とかさっぱりした解決策を出してくれる存在ですね。中盤は夕陽ととりねこで話が進むので、なくてはならないキャラです。
──スタイルはいいですが、身長も夕陽と同じくらいで横にいて収まりがいいですよね。
渡辺:凸凹コンビにしちゃうと凸凹コンビで話ができちゃいますから、そういう話にするつもりはなかったので。
──そして隠れMであると。
渡辺:隠れMです。今回のアナル担当です。
──渡辺先生の作品には必ずアナル担当がいますよね(笑)。
渡辺:アナル担当を入れなきゃいけないという、謎の決まりを設けてます(笑)。
──「気が強い女性はアナルが弱い」みたいなことが。
渡辺:そういう狂った欲望が世の中にはありますから。今回はとりねこに担当してもらいました。
▲こちらが本作のアナル担当・水名とりねこちゃん。アナルを責められるHシーンが早く見たいっ!!
誌面では『ふゆから、くるる。』の気になるトコロをまだまだたっぷり大紹介!!
インタビューでは今回ダイジェストで紹介した以外にも、ここでは紹介できなかったヒロイン一人一人についての紹介や、キャラクターデザインについて、本作が生まれたきっかけについて、読者へのメッセージ…等々、気になる情報が満載♪ 絶賛発売中のBugBug9月号を購入し、全12ページに渡る大特集をジックリ読み込んで、本作への期待感を高めよう!!
▲主題歌「Sacrifice」も公開中。歌うのは逢瀬アキラ氏だ
ふゆから、くるる。
シルキーズプラス
2021年9月27日発売予定
AVG、DVD/DL、18禁、Win8.1/10
通常版:10780円(税込)、スペシャリテ版:12430円(税込)、DL版:10187円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:あめとゆき、なのはなこひな
シナリオ:渡辺僚一
▲BugBug9月号は紙版も電子書籍版も絶賛発売中。これ以外にもスクープ特集やインタビュー企画が満載なので、こちらの記事で確認してね♪
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