久しぶりに生まれ故郷に戻ってきた主人公が見たのは、様変わりした街とギャル化して誰お前状態の幼なじみで!?
学生時代に女の子と一緒に帰宅。それだけで胸がドキドキするイベントだった学生時代。そんな胸がキュンとするイベントを濃厚に味わいつつ、今まで培ってきた恋愛AVGのノウハウの全てを注ぎ込んだ、HOOKSOFTが放つ第20作目が発表。今回はディレクター・宅本うと氏への直撃インタビュー付きで大特集していくぞ!!
STORY
生まれ育った街から引っ越しをして早数年。主人公・公住清史郎は久しぶりに故郷へ戻って来たが、街が色々と様変わりをしていて、全く懐かしさを感じない。
「久しぶり、元気してた?」
そう声を掛けてくれた幼なじみもギャル化していて誰お前状態。こんな落ち着かない環境のなか、清史郎の新生活は幕を開ける。同じ転校生で下校が好きとかいう変わった女の子・田寄多乃実に感化され、この期に気持ちをもっとポジティブにしてみると新しい出会いやきっかけが、実は日常のなかにたくさんある事に気づいていき…。
「ねね、今日はどの道を通ってかえるの?」
同じ転校生である主人公を頼りにする女の子
田寄 多乃実
(たより たのみ)
CV:八ッ橋しなもん
主人公と同じ日にクラスにやって来た転校生。明るい性格で誰とでも仲良くなれるが距離感は大事にする。集団生活は苦手だが、同じ転校生ということで主人公のことを何かと頼りにしている。下校が一番好きという変わった感性の持ち主。
▲夕日の中、一人たそがれる多乃実の考えてることは?
多乃実の下校ポイント!!
寄り道大好き♥
普段は一人で思うままうろついたり、好奇心にまかせて駆け回っている。彼女に出逢えば一緒に散策したりできるかも?
「何年も会ってなかったんだから普通変わるでしょ……」
流行の話題に敏感な陽キャポジの幼なじみ
長南 陽佳
(おさなみ ようか)
CV:小波すず
クラスの中心グループに属する陽キャポジションの幼なじみ。明るい性格で常に友達の誰かしらと一緒に居て、流行りの話題に花を咲かせている。主人公と再会を果たすが、距離感は出来てしまっているので話す事は少ない状況だが、気にかけてはいる。▲なんだかんだで気にかけてくれるのは幼なじみだから? それとも…
陽佳の下校ポイント!!
友達と一緒!!
友人が多い彼女はいつも誰かしらと一緒。そのためなかなか二人きりにはなりにくいが…。友達と帰るときは結構寄り道をするらしい。
「せ……先輩。肉まん…食べますか?」
主人公をひと目で気に入り様子を伺う後輩
築島 つくし
(つくしま つくし)
CV:みたかりん
同じ学園に通う後輩で、主人公をひとめ見て気になってしまい、いつも周囲を伺っている。心を許した人間には尽くしたい願望が強く、デートプランなどは積極的に考えてくれるぞ。意外と食欲は旺盛で買い食いの常習犯でもある。
▲主人公のためならトコトン尽くしてくれる最高の後輩だ♪
つくしの下校ポイント!!
待ち伏せ…?
ちょっと臆病な彼女は主人公に話しかけたいのだが、なかなか実行できずにいる。そんな彼女にはこちらから積極的に話しかけてあげないとダメかも? 慣れてくれば、つくしの方からも話しかけてくれるようになる…かも!?
「可哀そうに……お姉さんが何とかしてあげるからね?」
なぜか主人公にちょっかいを掛けてくるネコ好きな先輩
宇佐川 雪子
(うさがわ ゆきこ)
CV:北大路ゆき
主人公の先輩で、彼を見かけるたびにちょっかいをかけてきたりとやたら構ってくる。ネコの写真を撮る事が好きで、その写真の腕を買われ地域新聞部の手伝いもこなしている。因みに名前の読みは「ウザカワ」ではなく「ウサガワ」である。
▲ちょくちょく絡んでくる困った先輩だが、可愛いから許しちゃう?
雪子の下校ポイント!!
集団下校
部活動をしている彼女は皆と一緒に帰るのが基本なのでグループトークになっちゃうかも? 二人きりになるのは難しそうだが…集団の中で二人だけの世界を作れたら、周囲に見せびらかせることができるかも?
「お待ちしておりました」
男子禁制の学園に通うお嬢様
王城 茉莉愛
(おうじょう まりあ)
CV:柚原みう
近隣にあるミッション系スクールに通うお嬢様で、いつも朗らかで明るい笑みに癒される人も多数おり、その存在は学外にまで知られている。奉仕精神にも長けていて、駅前で募金活動をする姿を見かけることも。恋愛経験は無いが惚れたら一直線!?
▲まるで聖母のような優しさを持つ彼女とお近づきになるには?
茉莉愛の下校ポイント!!
偶然
他校の生徒である彼女とは下校で出会えることは稀。とは言え同じ街に住んでいるのでチャンスはきっとある。何度も出逢えば偶然も必然に変わっていくかも!? そしていずれは彼女の方が校門で待っていてくれる…なんてロマンスも。
HOOKSOFTのお家芸!! 恋愛を楽しむための数々のシステムをチェック
どのルートで帰宅する? 選択次第であの娘に会えるかも♥
①本作は『下校』に注力した作品ということで、下校時に『下校するルートを作る』ことが可能。ヒロインと出会うために、駅までの下校スポットを4つ選びルートを決定するのだ。でも闇雲に選んでもヒロインと出会えないことも…。なので右下のヒロインアイコンにマウスを合わせると、ヒントが貰えちゃうぞ。
▲帰宅時に選べるスポットは多種多彩。どこでヒロインに出会えるかよく考えよう
②下校途中に帰宅中のヒロインと遭遇。声をかけるも良し、目的の娘じゃなかったらスルーするも良し。中にはこちらをチェックしているのに見失っていたり、校門で待っていたりするヒロインも!?
▲主人公を見失ってウロウロしているつくし。女の子の色々な姿が楽しめるのだ
③ヒロインに声を掛けたらいっぱいお話。会話では多数の選択肢が出てくるのでうまく会話を盛り上げるのだ。もし盛り上がると別れ際に名残惜しそうにしてくれたりもするぞ。さらに寄り親密になれば『進展イベント』が発生することも!? ちなみにヒロインは一人じゃない時もある。その時はグループ会話になったりするぞ。
▲こんな感じで複数人での帰宅になる場合も。どんな話をしようか考えるだけでドキドキだ
CHECK
システムは『下校ルート』だけじゃない!! HOOKSOFT作品ではおなじみの『ガーリートーキング』も導入されるとのこと。ヒロインたちの主人公に対する恋心が高まってくると、その溢れる思いを彼女たちの視点で楽しむことができるのだ。デートの思い出や友達に冷やかされたことなど…思わずニヤニヤできること間違いなしだ!!
遂に予約も開始!! HOOKSOFT最新作『放課後シンデレラ』ディレクター宅本うと氏直撃インタビュー!!
──まずはHOOKSOFTの20作目ということで大きな節目かと思いますが、20作目に突入した今の心境などお聞かせください。
ディレクター宅本うと(以下、D) HOOKSOFT自体も20周年と考えると年間1本出して来た事になるので、結構タイトなスケジュールで長くやってきたんだなあと感じております。
──年1本、20年…長いですね。さて本作は『下校』という、恋愛ゲームではあまりお目にかからないシーンをピックアップした作品とのこと。どういった経緯から、『下校』にこだわることになったのですか?
D HOOKSOFTは図らずも『学園純愛』に拘って来ておりまして、この『学生生活における日常の恋愛感』を改めて突き詰めていったときに案外これらは下校時にあったりするよなと。普段は接点の無いクラスメイトと帰り道が同じだったり、強制的に二人きりぽい感じとか出て妙に意識してしまったりと結構見どころがあるなと感じました。
──その『下校』に関するシステム周りについて、ぜひ詳しく教えていただけますか? どういった形で進めていくのか、ポイントになる部分は、などなど、今回の特集記事内でも説明を入れていますが、もう気になる点がいっぱいありまして…。
D 先に述べたとおり、今作は『下校』にスポットを当てておりますので、プレイヤーが『下校ルート』を作成できるようになっております。マップ上には見えませんがヒロインたちも下校をしているのでルートがかち合うと背景の中にヒロインの姿が出てきます。普通に帰っている後ろ姿であったり、買い食いしている姿であったり、好感度が高くなるとこちらを待っていたりする事もあります。
▲住宅街や路地など、学生が下校時によく通る場所をしっかり描いている。なんだか懐かしい気分にさせられるぞ
──いいですね、女の子が待っていてくれるのって。憧れのシチュですよね。楽しい下校になりそうですが、その下校時の会話、一対一は普通に会話ができると思うのですが、集団下校時のときはどんなふうに会話をするのでしょう? 一対一と同じ感じに?
D 一対一のときは色々と話題を振ったりして仲良くなるチャンスになりますが、集団下校になると当然目当てのヒロインとはしっかり話せません。そういう意味合いでは邪魔に感じてしまいますが、だからこそ一人で帰っている姿を見かけると「今がチャンスだ!」という気持ちが発生して一対一の会話にドキドキ感が生まれるかなと考えております。でも、それとは別として集団下校のなかでお目当てのヒロインと目と目で通じ合ったりできるとそれはそれでニヤニヤ出来ますよね。
──二人だけの空間を作っちゃうみたいな感じ!? ちなみに下校時に会話イベント以外でのハプニングなどの突発イベントも発生します?
D はい、ただ出会って下校するだけだと予定調和感が強くてドキドキが弱いなと思いましたのでイレギュラーが色々と発生するように設計しております。例えば友人たちがワラワラと集まってきて「カラオケ行こうぜー!」てなったり、ただ帰るのではなく寄り道してみたり買い食いしてみたり。また、ヒロインとは別にマップ上には様々なイベントが点在しておりますので、下校をしたら高確率で何かが起きます。
──ルート設定で色々なイベントが楽しめそうですね。ちなみに、全くヒロインに出会えず下校する…というのを繰り返したら…やはりBADエンドに?
D はい、今作はBADエンドは確かにありますが攻略ゲームを作りたいわけではないので難易度は徹底的に下げております。ヒロインがどの辺りにいるのかを把握出来るヒントモード的なものもありますのでスムーズにプレイはして頂けるかと思います。あくまでこのシステムは『ヒロインと偶然出会うドキドキ』を体感して頂くために導入しております。
──今作も『ガーリートーキング』を導入しているとのこと。こちらのシステムは以前と比べてなんか変化などはありますか?
D こちらは特に目立った変化はありません。ヒロイン視点だからわかる秘められたドキドキとかをプレイヤーが知った上でニヤニヤして頂けるよう採用しております。
──ちなみに本作のゲーム内の期間はどのくらいなのでしょうか? 一年間? あと過去作みたいに恋人になった後もいっぱいイチャイチャできたりもしますか?
D 作中の季節感としては春~夏にしております。恋人を作る事が目的になるゲームなので、当然そのあとはプレイヤーに対するご褒美としてHを含めたイチャイチャを堪能して頂く内容となっております。
▲公式HPにはのいと氏が描く可愛い四コマ漫画も連載中。ヒロインの魅力がギュッと詰まっているぞ
──さてここからはキャラクターについてお伺いします。何と言っても気になるのはヒロインたち。彼女たちの魅力や作中でのイメージなどが知りたいなと。まずは多乃実から教えていただけますか?
D 多乃実は「自分(だけ)に頼って来てくれる女の子の可愛さ」をテーマにしているヒロインになります。彼女は主人公と同じ転校生でもあるので、同類的な感覚で懐いてきます。非常に好奇心が旺盛で、寄り道が大好きな変わった子です。子供っぽいところも多いので、純粋に企画コンセプトに沿った楽しい下校ライフが送れるかと思います。
──寄り道して色々と楽しめそうですね。では次は幼なじみの陽佳は?
D 彼女は「変わってしまった幼なじみ」をテーマにしております。幼なじみ=主人公に近しいという感覚はユーザーなら誰しも当たり前に持ってしまっていると思うのでそこにわざと異物を混ぜてみました。なので既存の幼なじみのイメージとは対極的な外見とレッテルを付けております。プレイヤーも主人公も彼女を「遠い」と感じると思いますので、そこから彼女の本質に触れていくカタチにしております。幼なじみなのにちょっとギクシャクした雰囲気から昔のように馴染んでいく過程は、これもまた幼なじみならではだと思っております。
──距離が近づいたときの彼女がどうなるのか楽しみです。では次はつくしちゃん。
D つくしは「尽くしてくれる女の子の可愛さ」がテーマになっているのですが、ここでひとつポイントがあります。それは「どうでもいい女の子に尽くされるとただただ怖い」という点です。なので実はつくしは序盤は全く尽くしてくれません。本格的に好きになってくるとあれこれ頑張ってくるようになるのですが、彼女は要領がいいわけではないので結構ドジも多いです。その上でも頑張る彼女のひたむきさにキュンと来て頂きたいですね。
──つくしはビジュアル的には一番抱き心地が良さそうな気が…どうですかね?
D そうですね。小柄でありながら丸っこいフォルムをしているのでちょうど良いサイズ感かと思います!! つくしの性格としても、恥ずかしがりながらも許してくれますね。
──では、次は美少女ゲームヒロインとしてウザいと名言されてる珍しいタイプの先輩を。
D 彼女は「先輩キャラに気軽にグイグイ来られると存外気持ちいい」をテーマ…というか妄想をベースにしております。雪子はウザ絡みをしてくるのですが、『ウザい』の表現はイライラする類のものではなくこちらの都合お構い無しにグイグイ来るところで設定しております。年上としての余裕を持って(彼女なりに)可愛がってくるという愛情をベースにしているので邪険に出来ない空気感が楽しいかなと思います。ちょっと弟的視点になって楽しむキャラかもしれません。
──ある意味一番積極的に来るキャラ、みたいな感じですかね。では最後にお嬢様の茉莉愛を。
D このキャラだけ少し方向性が違うのですが「他校の生徒に校門前で待っててもらいたい!」という願望を具現化していきました。で、待っててもらうなら周りがザワザワするレッテルが必要だよなという事でお嬢様になりました。他校の校門前で待ってしまう子なので性格は意外と大胆で、スイッチが入るとかなりグイグイ来ます。こういう子に振り回されるのもいいですよね? ね?
▲ちなみに公式HPでは今回インタビューに答えてくれた宅本うと氏がエロゲー制作のお仕事について解説しているぞ
──(笑)。でも一番美少女ゲーム的なヒロインかなって思いますね。ちなみにどのヒロインの名前もそのまま性格というか、キャラの雰囲気そのものを表しているようなのですが、これはもちろんわざと…なんですよね?
D はい、もちろんわざとです。『放課後シンデレラ』は企画趣旨としてみると結構雰囲気重視のゲームの匂いがありました。『下校』がテーマならイメージカラーはオレンジだろうとか。この企画はあくまでヒロインとの疑似恋愛を楽しむキャラクター重視のゲームになるのでこの匂いを徹底的に消す必要があったのでヒロインの名前自体に崩しを発生させて雰囲気臭やストーリー臭を消しました。こういう名前のキャラクターがシリアスな事を言ったりしてもどことなく締まりがなくコメディ感が出るので、結果としてライトなイメージは作れたかと思います。それとは別に、個人的にはこのくらいキャラクターの名前が覚えやすいと愛着持ちやすかったりします。
──確かに覚えやすい(笑)。今のところメインヒロイン5人のみの公開となっていますが、もちろんサブキャラなども登場しますよね?
D はい、男友人を始めとしてそれなりの人数をご用意しておりますので賑やかさは出てるかと思います
──その中に、いわゆるサブヒロイン的な…攻略は出来ないけどイチャラブ…Hできちゃう子がいたりは?
D 今作はすみません、「無し」にしております。その分ヒロインに魅力を集中させていっておりますので宜しくお願い致します。
──今後のご予定…実際に遊べる体験版はいつ頃になりそうでしょうか?
D 7月末までにはご用意して楽しんで頂けるよう調整をしていっております。興味を持って頂けましたら是非是非プレイしてみて下さい。
──それでは最後に一言お願いします。
D HOOKSOFTとしてもひとつの節目となる年となりましたが、勿論ここで終わりではなくこれから先も続いていけるようスタッフ一同精いっぱい励んでいきますので皆さまどうか宜しくお願い致します。
“学園純愛”に拘り続けてはや20作!! HOOKSOFTが贈る至高の青春恋愛を堪能しよう♥
▲仲良くなって恋人同士なればもちろんHな展開もいっぱい♥
放課後シンデレラ ティザームービー
放課後シンデレラ
HOOKSOFT
2020年8月28日発売予定
AVG、DVD、18禁、Win7/8.1/10
9800円
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:RINKS
シナリオ:此ノ花しな、水越ナゴ、川波無人