『ノラとと』シリーズ以来となる久々の18禁完全新作について企画&シナリオ・はと氏と、広報・なかがわ氏に直撃!!
BugBug7月号で独占スクープで紹介し、先日HPも公開されて話題沸騰中な、人気ブランド・HARUKAZEの第4弾プロジェクト『Monkeys!¡』。あのメガヒットを記録した『ノラと皇女と野良猫ハート』シリーズ以来となる18禁完全新作という事で期待大なのだ。男女の相互理解をテーマに、女子を知らないヤンキーと男子を知らないお嬢様の交流を描いたドタバタラブコメディの本作。現在発売中のBugBug7月号では、そんな新作のテーマや見どころにについて、企画&シナリオ・はと氏と、広報・なかがわ氏にインタビューを敢行。カラー4ページに渡って直撃した内容を、ダイジェストで紹介していくぞ。
▲今回インタビューに答えてくれたのは企画・シナリオのはと氏と、広報・なかがわ氏の2名。あの『ノラとと』シリーズも手掛けているのだ
新作はHARUKAZE流・女装して女学園に潜り込むジャンル!?
──いわゆる「女学園女装潜入もの」を自分たち流にやってみよう、として考えられていたんですか?
はと:最初に考えていたのは、男子校と女子校が一緒になったらどうなるんだろう、というものでしたね。そこから仰る通り、美少女ゲームでは以前からある女装して女学園に潜り込むというジャンルに近くなりそうで、HARUKAZEだったらどういう風にしていくかという形になっているんですが、結果的にあまり他にはない様式になったとは思っています。
なかがわ:あとはビジュアル面で、『マルコ』の時から意識していることではあるんですが、国内外のファンアート等を見ていると、より女の子っぽい絵の方が今っぽいというのは考えていたんですね。
──確かに、そういう意味ではぴったりの題材ですね。
なかがわ:あとSNS等を見ていて感じるのは、今ってバズるのはもう動画を超えて、漫画に行っているんですよね。
──なるほど。
なかがわ:去年あたりはよく短い動画を流行らせようという動きがあったんですけど、最終的に今はそれすら煩わしくなっていて、漫画の方がバズってると思うんですよ。それもあって、その二つを掛け合わせたものを出せたらいいんじゃないかと考えました。それができれば、ユーザーを外から美少女ゲームに引っ張ってこれるんじゃないかと。我々としては、いかに美少女ゲームファン以外のユーザーに美少女ゲームを見てもらうかというのは意識しているので、今回でいうとこの題材ならそれができるんじゃないかと思って進めています。
▲BugBug7月号では『Monkeys!¡』を巻中でカラー6ページで大特集。最初の2ページでは本作をビジュアルメインで紹介しているぞ
原画のcake氏は『マルコと銀河竜』にも参加していた!!
なかがわ:プロモーションにおいては最近はもはやアニメ化より漫画の方が大事なんじゃないかって感じるんですよね。去年は漫画の市場規模が史上最大になったとかも言われていますし。
──いまお伺いしたことから、今回は漫画をメインに活躍されているcakeさんを原画に起用されたというのも納得です。どういうきっかけで声をかけられたのでしょう?
はと:『マルコ』の時にお手伝いしてもらっていて、その縁で声をかけさせて頂いたのが大きいですね。
──そうだったんですね。グラフィッカーとして参加されていたんですか?
はと:コンテを切ってもらったりとかですね。それを元に絵を起こしたりしたんですが、色んな構図が切れたりとか、それとcakeさんの絵自体が男性がみても女性が見ても素敵だと感じる絵だと思ったので。今回のコンセプトにも合っているんじゃないかと。
なかがわ:漫画家をされているというのが、これからの美少女ゲームの原画においてすごく強いんじゃないかと思っています。
▲インタビューは後半の4ページを使って掲載。二人に本作のコンセプトや見どころなどについてたっぷり語ってもらっているのだ
はと氏に気になる新作のストーリーを直撃
──そんな本作のあらすじについて、はとさんから改めてお願いできますか?
はと:主人公が通う男子校が少子化から廃校のピンチで、それを救うために超お嬢様学園と合併したい、っていうことが起きるんですけど、お嬢様からしたらヤンキーと一緒になるのは嫌という感じで。なのでお嬢様たちに男も悪いものじゃないよっていうのを理解してもらうために、主人公が奮闘するというお話です。
──男子校のヤンキーと女子校のお嬢様ではまったく別の生き物ですよね。
はと:男女って理解しあえるの? どうなの? というのがテーマとしてあります。お嬢様がヤンキーは野蛮だから嫌だっていうのは勿論そうなんですけど、男にもこんないいところがあるよっていうのを、主人公を通して理解してもらうという。逆にどうしても理解し合えないものとかもあると思うんですけど、そのことも一緒になってみて初めてわかるというか。そういうところでドタバタというか、色んな事が起きていくという感じですね。
──なるほど。主人公が男だというのは隠しているんですよね?
はと:そうです。手引してくれる女の子がいて、その子以外はみんな女子として接してくるというシチュエーションです。
▲インタビュー記事中には内容をフォローする画像と説明も挿入。こちらは主人公の浮木々猿吉(うききさるよし)についての説明
演出もHARUKAZEならではのこだわりが
──HARUKAZE作品といえば、演出や表現手法にこだわられていると思うのですが、今回のポイントになる部分を教えてください。
はと:まず、今回は演出面でも漫画っぽい表現をしたいというのがあって、その中で漫画のコマ割りのような表現を取り入れようと思っています。そうするとアクションシーンをはじめキャラクターの動きですとか、表情の移り変わりなんかによる芝居を表現するのに役立つという実感があります。コミックだと当たり前のことなんですが、ゲームだとそれをストレスなく取り入れるということを突き詰めている作品というのも今まであまりなかったと思うので、今回それにトライしています。
なかがわ:例えばバトルシーンでも、AVGの手法だと剣を振り下ろしてる格好いい1枚絵を作ったとして、その状態で1分とか2分とか文字を出していなきゃいけないことってあるじゃないですか。いつまで剣を振っているのかっていう。そういうことをなるべく解決したいと思っているんですよね。
──『マルコ』でも一部シーンではカットインのようなものを重ねていく表現がありましたよね。
はと:ありましたね。それの発展版というか、『マルコ』の特典シナリオでコミックページのような表現をやってみたんですけど、それが作った側としては良い手応えがあって。これとイベントCGを組み合わせたら新しい表現ができるんじゃないかということで、そこで得た知見がきっかけになっている部分はありますね。
▲先日6/24には公式HPも公開。ビビッドな色使いがオーラ満載で期待が高まるのだ
気になるHシーンについても直撃!!
──今回は18禁タイトルということで、Hシーンについても気になります。
なかがわ:そこに関してはオーソドックスに、可愛い感じで入ってくると思います。
はと:凌辱とか寝取られとかっていうのはありません。
──普通に仲良くなって、男女の関係になったら当然するよね、という感じの。
はと:そうですね。オーソドックスに。
なかがわ:昔は突然牛のキグルミをかぶったシーンとか書いてましたからね。『らぶおぶ』の頃は。
はと:ありましたね。ああいうのは二度と作れないんで。
なかがわ:二度と作れない(笑)。
──その時はそれが必要なものだったんですよね。
はと:何かあったんでしょうね。熱量みたいなものが。それがだんだんちゃんとしてきまして。
なかがわ:そこまでは必要ないと。
はと:でも当時のようなエネルギーは常に忘れずにという(笑)。
なかがわ:あとはやっぱりcakeさんの絵がこれだけ可愛いので、Hシーンの方も期待していただければと。可愛いくてエロいという方向で、今作は非常に期待していただいて良いと思います!! 絵のポテンシャルには自信がある作品なので、そこも注目して頂ければ幸いです。
▲特集記事中ではHARUKAZEの過去作もカコミで紹介。デビュー作の『らぶおぶ 恋愛皇帝 of LOVE!』も紹介しているぞ
大ボリュームのインタビューはHARUKAZEファン必読の内容がまだまだ満載!!
今回ダイジェストで紹介した以外にも、主人公とヒロイン一人一人についての詳しい紹介や、舞台となる学園について、キャラクターデザインについて、今後のプロモーションの予定ついてなど、気になる情報満載で語ってもらっているぞ。HARUKAZEファンなら絶対知っておきたいお宝情報が満載なので、絶賛発売中のBugBug7月号を購入してチェックしよう!!
▲ティザームービーも公開中。ハイセンスな絵柄とコミックを意識した演出がゲームでどう組み合わさるのか期待が高まるのだ
Monkeys!¡
HARUKAZE
2021年10月29日発売予定
AVG、DVD+DLカード、18禁、Win8.1/10
通常版:10780円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:cake
シナリオ:はと
▲BugBug7月号は紙版も電子書籍版も絶賛発売中。これ以外にもスクープ特集やインタビュー企画が満載なので、こちらの記事で確認しよう♪