サイコミステリー三部作が遂に完結。最新作『天ノ少女』で全ての謎が明らかになる…!?
本格的な推理が楽しめるInnocent Greyのサイコミステリー3部作の最終作『天ノ少女』がついに発売!! 第1作『殻ノ少女』(2008年)、第2作『虚ノ少女』(2013年)で残された謎は、本作で解き明かされるのか…!? 過去作を知る人にはぜひプレイしてほしいし、知らない人はこの機会に過去2作品をプレイしから本作の謎解きに挑んで!!
▲公式サイトのトップページには、本作の監督兼原画家の杉菜水姫氏のイラストとコメントが寄せられている
STORY
天恵会をめぐる事件が解決して数日後、獄中にいた画家の間宮心像が死んだ。時坂玲人は旧知の学芸員マリス・ステラと共に間宮のアトリエへ遺品整理に出向いたが、そこで彼らは腕と片翼のない天使を描いた「天罰」という名の未発表作品を発見する。その数日後、「天罰」の天使と同じように装飾された女性の死体が発見される。絵画「殻ノ少女」から始まり「天罰」へと繋がったこの事件を解決に導くのは…?
▲「天罰」に見立てられた女性の死体が見つかる。これは事件の幕開けに過ぎない…!?
「馬鹿だよ、お前は…」
いくつもの難事件を解決してきた探偵
時坂 玲人
ときさか れいじ
CV:髭内悪太
婚約者を殺人事件で失うという暗い記憶と過去を背負った探偵。出会いと別れを繰り返しながら、幾多の事件を解決してきた。事件に巻き込まれ行方不明になった朽木冬子を探すため、奔走する。
▲ハードボイルドな探偵然とした玲人。彼は冬子を探しだせるのか…!?
「しばらく帰られそうにありませんから、夕飯の準備をしてもよろしいですか?」
兄想いの玲人の妹
時坂 紫
ときさか ゆかり
CV:かわしまりの
優しくしっかりした性格の、生粋の大和撫子。将来は絵を描いて生計を立てたいと思ってるが、それが実際は難しいことと思っている。真崎との関係は相変わらずの、付かず離れずの距離感。
「帰っていたら警察が放っておかないでしょう。もうあの集落に何の力もありませんから」
紫に自殺を止められた青年
真崎 智之
まさき ともゆき
CV:河村眞人
井の頭公園で自殺しようとしていたところを時坂紫に止められ、時坂探偵事務所で助手をするようになったっ青年。犯罪者となり行方不明になった幼馴染の捜索に協力している。
「社会的に独立していても、自分の行動に責任を持てない人はたくさんいます」
探偵助手志望の紫の後輩
佐東 歩
さとう あゆむ
CV:柚木かなめ
正義感が強く礼儀正しい熱血少女。中性的な容姿のため同性人気も高い。探偵助手の座を諦めたわけではないが、そう簡単に玲人に認めてもらえないためアプローチを試行錯誤中。
「兄の体調は私がしっかりと見ておりますので、何の心配もいりませんよ」
冬子との関係にひびが入った義母
朽木 千鶴
くちき ちづる
CV:葉村夏緒
兄の文弥がすべてという女性。幼い頃に引き取った冬子と本当の親子関係を築こうと努力していたが、美しく成長した冬子に兄が惹かれていることに気付き苦悩する。
「また何かありましたら、遠慮なくどうぞ」
冬子に心酔する朽木病院の院長
朽木 文弥
くちき ふみや
CV:機知通
過去に巻き込まれた事故のせいで指を切断する大けがを負い、外科医の道は閉ざされ内科医になった男。妹の千鶴の想いを知りながらも、美しい冬子に心を奪われていく。
「私ならば彼女の意識を取り戻せます」
時坂に逮捕された元精神科医
六識 命
ろくしき まこと
CV:Back麗男
医学すべての知識と技術を習得しようとした天才的な元精神科医。間宮心像の「殻ノ少女」をめぐる事件で時坂に逮捕され、警視庁の代用監獄に二年以上留置される。時坂だけでなく、真崎とも因縁がある。
「俺にとって菜々子は『神曲』に登場してくるベアトリーチェだったのかもしれない」
行方をくらませている真崎の幼馴染
黒矢 尚織
くろや なおり
CV:真山中吾
一般人とはかけ離れた思考をするため、行動の予測がつかない男。気質は温厚で義理堅く、人との約束は可能な限り守ろうとする。現在は行方をくらませている。
「魚住君? 仲のいいお友達よ」
喫茶・月世界のオーナー
葉月 杏子
はづき きょうこ
CV:柚木かなめ
亡くなった主人の忘れ形見である喫茶店を守り続ける芯の強い女性。過去に時坂と男女の関係になったことがあるが、時坂にその気がないことを知っていて苦悩する。
▲月世界に通う魚住のお目当ては、もちろん…♪
「ふん、あいつが刺されたのはお前のせいじゃねぇだろ」
玲人と学生時代からの昔馴染みの刑事
魚住 夾三
うおずみ きょうぞう
CV:滝沢アツヤ
殻ノ少女事件解決後、本人の意思とは関係なく栄転し地方に行くことに。杏子に思いを寄せており、事件に巻き込まれて大けがを負った彼女を誰よりも気遣っていた。
▲雪の中に残った足跡を見つけた魚住は激しく悔しがる
「この街にはまだ隠れられる場所がいくらでもあるからな」
ある組織の幹部だったフリージャーナリスト
蒼木 冬史
あおき とうじ
CV:森井花音
上の界隈を根城にしていた組織「死の腕」の幹部だったが、千里教事件を通じてジャーナリズムに目覚めた。玲人や警察とも協力関係を結び、社会問題などを独自に調査中。
「それにしても、行方不明者が多いですね」
ナルシストだが力量は確かな警察庁の警視
八木沼 了一
やぎぬま りょういち
CV:原田友貴
外見どおりナルシストで性格も物言いもきついが、確かな実力を持つ警視。ひじょうに悪運が強く、様々な死線を乗り越え生き延びてきた。姉の英理子を救うことが自らに課せられた使命としている。
植物状態にある了一の実姉
八木沼 英理子
やぎぬま えりこ
実の父親に犯され、自殺未遂の末に植物状態になってしまった女性。現在も眠り続けている。
「仏はんの状態を見れば、どっちもあり得ると思いまっせ」
腕は確かだが性格に難がある監察医
高城 夏目
たかしろ なつめ
CV:一色ヒカル
生きている人間より事件で亡くなった人を解剖することを生業に選んだ医師。腕は確かだが、性的な意味で難があり、常に欲求不満で発情している変人。
「軽い風邪のようですからお薬を処方しておきますね」
時坂もたびたび世話になる温厚な産科医
山ノ内 小春
やまのうち こはる
CV:香澄りょう
温厚で面倒見の良い朽木病院の産科医。現在は医師不足のため産科以外の科にも駆り出されており、休む暇がない。精神科に入院する未散からは特に慕われている。
「見た感じでは、本人の筆で間違いなさそう」
冬子や六識とも深く繋がっている学芸員
マリス・ステラ
CV:秋城柚月
時坂とは殻ノ少女をめぐる事件で知り合った東京都美術館の学芸員。普段はたどたどしいのに、絵画の説明だけは流ちょうに話せる。今回の「天罰」をめぐる事件の中心には彼女が…。
▲絵を描く道具が机の上に散らばっているが、これは誰のもの…?
「ここ何日か、お店に不審者が来ているみたいなのよ」
杏子や真崎と面識のある女性
茅原 冬見
かやはら ふゆみ
CV:野月まひる
ものすごくサバサバした性格で、面倒見もとてもよい女性。楽観主義だが、道理に外れたことを嫌う。過去の事件をきっかけに、別人として生まれ変わったらしい。
「無職っぽい人はたいてい暇って、お母さんが言ってた」
朽木病院の精神科に入院中の不思議系少女
白崎 未散
しろさき みちる
CV:井村屋ほのか
行動や発言のすべてがエキセントリックな少女。人の感情に対してとても敏感で、時坂の傷ついた心にも共感してくれる。ウサギの人形「キャロル」とは会話することができる。
「泊りに来る人なんていないって、さっき言ったでしょ」
人形村にある二見旅館の女将
二見 憂
ふたみ ゆう
CV:藍川珪
富山県の山中にある人形村にある二見旅館の女将。責任感が強く、真面目で気難しいタイプ。ちょっと皮肉っぽいところがあるが、実際は人一倍頑張り屋で優しい性格をしている。
「貧乏暇なしってやつだ」
かつては警視庁の優秀な刑事だった漢
荒田 大作
あらた だいさく
CV:機知通
今はなぜか屋台でたこ焼きを焼いて生計を立てている、“親父”と呼ばれ親しまれる元刑事。本作でも「うまくもなし、まずくもなし」なたこ焼きを焼きながら、玲人たちに人生の在り方について語る。
「今度はすっぽかさないでくれたまえよ」
朽木病院で働く精神科の非常勤医
綿貫 かえで
わたぬき
CV:ひな葉月
真崎と未散の主治医を務める、朽木病院の精神科の非常勤医。六識を分析したいがその願いは叶わず、代わりに六識のカウンセリングを受けていた真崎に医師として興味を示す。
▲机の上に座りながら出迎えたかえでの姿は、精神科の医師には見えない雰囲気が
「このくらい、絵を習っていればできることなのです」
イタリア留学を夢見る紫の幼馴染
窪井 千絵
くぼい ちえ
CV:猫田みけ
都内の芸術系高校に通う、油彩画専攻の少女。イタリア留学の夢を実現させるため、コンクールで特選を狙っている。紫とは幼馴染で、彼女の絵に対して的確な指摘をしてみせる。
▲千絵がコンクールのために描いた絵。タイトルは「白椿」というらしい
「オーナーが褒めていたもの。『絵を見る目は確かだ』って」
笹倉が営む画廊で働く女性
前園 静
まえぞの せい
CV:花園めい
真崎も働いていたことがある画廊で同僚だった女性。ずぼらで大雑把な性格で、服が絵の具で汚れても気に留めない。仕事で古い画材などを集めるのが、半ば趣味化している。
「あれ、真崎君じゃないか。久しぶりだねぇ」
吉祥寺で画廊を経営する画商
笹倉 啓太
ささくら けいた
CV:松下尚之
絵を描く才能は持ち合わせていないが、良い絵を見抜く才能はあると自負している画商。真崎を店員として雇っていた時期があるため、彼とは面識がある。
「この人が誘拐を…?」
人当たりがよい温厚な農家
佐枝 光雄
さえぐさ みつお
CV:縞馬男爵
調布の外れで代々農業を営んでいるが、近年の都市開発で農地が減りつつあるため将来にやや不安を抱えている男性。人当たりもよく温厚な人物と言われている。
「娘のことで何か分かったのでしょうか?」
快活で人懐っこい光雄の妻
佐枝 和子
さえぐさ かずこ
CV:草村ケイ
夫と共に有機農法にこだわり、安全で質の良い農作物を作って生計を立てている。快活で人懐っこい性格から、周りからも慕われている。娘が事件に巻き込まれている…?
「何もありゃしないさ、遊びに行くと言って出かけてそのままだからね」
息子の勇作に強く出れない元農家の未亡人
多邑 ハル
たむら
CV:草村ケイ
夫の死を契機に農業を廃業し、その資金を元手に農作業道具などを近所の農家に買いだして生計を立てている女性。ひきこもりの息子に問題を感じているが、強く言えずに悩んでいる。
「そ、それは…できるだけ近づかなかったからです」
フィクションの世界を好む青年
多邑 勇作
たむら ゆうさく
CV:松下尚之
引きこもりがちな性格のため、定職に就くことなくこの年になってしまった青年。映画や小説など、フィクションの世界を好んでいる。
「警察の…? では娘のことで!?」
妻の実家を継ぐため退職した大人しい男
鳴子 昭之
なるこ あきゆき
CV:縞馬男爵
元々は都内で雑誌記者などをしていたが、現在は妻の実家で農業を営んでいる男性。大人しい性格のため、前職は自分に合っていないと感じて仕事を辞めて農家に転職した。
「……娘のことでしょうか?」
身体が弱い鳴子家の長女
鳴子 里子
なるこ さとこ
CV:井村屋ほのか
昔から調布で農家を営んでいた家に生まれた女。身体が弱く家を継ぐことができなかったため、結婚を期に昭之に農業を継いでもらった。農作業はできないため、家事で家を支える。
「やぁ、どうしたんだい? 鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
時坂と結ばれるも直後に誘拐された少女
朽木 冬子
くちき とうこ
CV:あじ秋刀魚
「本当の自分を探して欲しい」と時坂に依頼した少女。心に深い傷を持つ者同士、時坂と惹かれ合い結ばれる。しかし事件に巻き込まれて、一命は取り留めるものの危険な状態のまま誘拐されてしまう。そのとき、お腹の中には新しい命が…。
▲行方不明となった冬子の遺影が飾られている。飾っているのは誰? そしてこの場所は…!?
CHECK
少女ばかりを狙う連続殺人事件に巻き込まれた探偵の時坂が主人公の第1作『殻ノ少女』。前作で結ばれたものの誘拐されてしまったヒロインの朽木冬子を探す時坂が、富山県の山奥にある人形村で遭遇した殺人事件を解決に導く第2作『虚ノ少女』。この2作に続く物語であり、同時にシリーズ最終章となるのが『天ノ少女』だ。本作は前2作をプレイしたあとの方が、より楽しめるであろう作品。この機会に、ぜひプレイしてみて!!
▲『殻ノ少女』フルボイス・HDサイズ版が2019年にパッケージ版・DL版で発売
▲新キャストによる『虚ノ少女』リマスター版は2020年8月にリリース
CHECK
体験版とは異なる、本編につながる“重要な”前日譚が公開中。内容にはネタバレ要素が含まれているので詳細は控えさせていただくが、これは本編を遊ぶ前に絶対にプレイしたほうが良い内容だ!! 前2作をプレイする余裕がないという人は、この前日譚を経験してから本編に挑もう。ゲームをより楽しめるようになるぞ!!
▲「前日譚」は、ある条件を満たすとゲーム本編でもプレイ可能になるらしい
絵画「天罰」を模した連続少女殺人事件の犯人を追い詰める時坂たちがたどり着いたのは、衝撃の結末…!?
▲紫煙に包まれながら、時坂は集めた情報をもとに推理を組み立てていく
▲車のシートに身を沈める千絵。運転席にいるのは…
▲血の海に浮かぶのは切断された人間の手首。この手の主はいったい誰!?
天ノ少女 Commercial Film
天ノ少女 OP MOVIE
天ノ少女
Innocent Grey
2020年12月25日発売予定
AVG、DVD、18禁、Win8.1/10
パッケージ版 9800円、DL版 7800円
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:杉菜水姫
シナリオ:鈴鹿美弥