『戦国†恋姫BRAVE弐』最新作についてディレクターに語っていただいた貴重なインタビューを一部公開!!
『戦国†恋姫』シリーズの第三部とも言える『戦国†恋姫BRAVE』。その第二章『戦国†恋姫BRAVE弐 ~戦乱の九州、島津編~』が今年8月に発売予定だ。歴史上のさまざまな武将をモチーフとしたヒロインが登場することでお馴染みなシリーズだ。これまで九州を舞台にはしていなかったが、ファンからの熱い要望を受けてついに九州の武将たちが登場する。
そんな期待の高まる本作について、BugBug6月号ではディレクターのとーかい林檎氏に直撃インタビュー!! ここではその一部を特別にお見せしよう。
▲登場人物もとにかく多い『恋姫』シリーズは、原画家、声優、そのほかにも多数の関係者とのマネジメントが必要。そんな多忙な業務をこなす敏腕ディレクターだ
四国から九州平定の流れは『EX』から想定
──第1弾の『戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~』は2024年8月に発売。ユーザーの反響などはいかがでしたか?
とーかい林檎:ありがたいことに沢山のユーザーさんからご好評いただいていまして、新シリーズの第1弾作品としては上々のスタートを切れたと思います。特に新規武将の長曾我部 渚/潮 元親や仙谷 鈴果 秀久の人気も高く、作り手としてはホッとしています。
──そして続く第2弾が『戦国†恋姫BRAVE弐 ~戦乱の九州、島津編~』なのですが、本作の企画はどのタイミングから動かされていたのですか?
とーかい林檎:九州編を制作するというのは、『戦国†恋姫EX』の段階から構想にありました。具体的な制作スタートは『戦国†恋姫BRAVE壱』のシナリオ納品直後ですね。シナリオライターさんに「お疲れ様でした。それで次の作品なのですが…」といった感じで(笑)。出来るだけ早く出したかったもので。
──『戦国†恋姫EX』では東北と北陸へ進んだ後、中国地方を描かれましたよね。そして『戦国†恋姫BRAVE』では四国から九州。この流れは早くから想定されていたんですか?
とーかい林檎:『戦国†恋姫EX』を始めるにあたって考えたのが、そこまで未登場だった有名武将を出演させたいというのがありまして、そこは歴史の流れに沿ってはいないのですが、最初に伊達政宗を出しましょうとなりました。続いて浅井討伐で北陸に進んで、中国平定まで行ったんですが、『戦国†恋姫BRAVE』ではそれ以降の豊臣秀吉の四国攻めから九州平定という流れで制作していこうということになりました。四国には長曾我部、九州には島津という大物武将がいますし、ユーザーさんからも「いつ出すんですか?」というご意見もずっといただいておりましたので、ようやく今作で島津家を出すことが出来たなって感じです。
──ということは、かなり早い段階から決めてあったんですね。
とーかい林檎:歴史的な流れで言うと『戦国†恋姫EX参 ~毛利家の絆編~』の後に本能寺の変が起きるわけです。この世界では波旬信長という存在が別の外史から現われて信長に炎を放つと表現されているのですが、ここからが『戦国†恋姫BRAVE』のお話になっていくんです。
▲『戦国†恋姫EX』から続く新シリーズ『戦国†恋姫BRAVE』。これまでモチーフにしていなかった地方に赴き、新たな武将たちが登場する
キャラの個性を前面に出した新ヒロイン
九州武将の特性を設定やデザインに注入
──そういう流れで始まる『戦国†恋姫BRAVE弐~戦乱の九州、島津編~』ですが、どのような物語になるのでしょう。
とーかい林檎:『戦国†恋姫EX参』で登場した波旬信長という強力な存在の影響で、新田剣丞率いる日の本連合は散り散りにされてしまいます。そこで新たな仲間を増やすために四国に向かった剣丞が、続いて九州へ足を運ぶ、という物語ですね。
──なるほど、波旬信長に対抗する新たな仲間を得るために、九州へ向かったわけですね。
とーかい林檎:ところが九州では島津家と大友家、龍造寺家が三つ巴の戦いを繰り広げていて、さらにそこに新たな波旬が現われて…という展開になるんです。
──いただいた資料だと、これまでの主要キャラの中にも登場しないキャラが目立つ印象なのですが。
とーかい林檎:波旬信長によって日の本連合が分断されてしまった影響ですね。その分、魅力的な新キャラが登場します。
──そんな今回の新キャラについてお聞かせください。まずは島津 千咲希 義久です。
とーかい林檎:島津家の当主。「戦国最強の引きこもり大名」という異名を持つほどで、自らは戦場に立たず、戦略戦術を部下に授けて戦に勝利し続けた存在です。そのイメージを踏襲する形で、本作でも妹の島津 穂希 義弘に策を授けて、前線で活躍させています。
──島津家の武将というと、武に長けた印象が強いですが、千咲希は正反対のタイプなんですね。
とーかい林檎:そんなお姉さんタイプならばということで、ぎん太郎先生にキャラデザインと原画を担当してもらいました。これまで『恋姫』シリーズに長く参加してくれていますし、王道でキャッチ―なキャラデザインを毎回あげてくれるので、メインキャラをお願いするのに最適なんです。そして姉妹キャラということで、穂希の原画もぎん太郎先生にお願いしています。
──まず、島津 千咲希 義久のデザインからお聞かせできればと。
とーかい林檎:こちらからお願いしたのは、知的なキャラということですね。クールな外見というのはピッタリだと思います。太ももを大胆に出しているのはぎん太郎先生の好みですね(笑)。
▲『恋姫』シリーズでお馴染み人気原画家さんたちによりデザインされた、魅力的なヒロインたち。史実をどのように活かした物語になるのか、今から楽しみだ
──島津 穂希 義弘についてはいかがでしょう。
とーかい林檎:史実で「鬼島津」の異名がある武将で、『戦国†恋姫』シリーズでも有数の武力を誇るキャラと設定しています。それを表現するために、シリーズでも珍しい筋肉キャラとしてデザインしました。そこがエッチな魅力に繋がるかどうかは少々不安でもあるんですけど(笑)、ぎん太郎先生は筋肉ヒロインも上手いので、受け入れてもらえたら嬉しいですね。性格的には非常に頼りがいのあるキャラになっています。
──続いては大友 天祢 宗麟です。
とーかい林檎:史実では大友宗麟はキリシタン大名として名を馳せましたが、本作では天主教を崇拝しています。名君なのですが、思い込んだら一直線と言ったところもあるキャラですね。普段はシスターみたいな恰好をしていますが、戦場では独自ルートで輸入した小型のフランキ砲と西洋風の甲冑を着て戦います。
──『戦国†恋姫』シリーズでは珍しいデザインですよね。原画家はさえき北都さんです。
とーかい林檎:さえき北都先生にはこれまでも『恋姫』シリーズで沢山のキャラをお願いしています。中でも金髪縦ロールと言えば『真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~』の袁紹のイメージが強いかもしれませんね。きれいなお姉さん系が得意な方でもあるので、今回もお願いいたしました。理想の美人なシスターキャラを上げて頂けてありがたいです。さえき先生は仕事ぶりも丁寧なので、安心してお願いできますね。
──大友家からはもう一人、立花 璃音 宗茂が登場します。
とーかい林檎:キリシタン大名の配下ということで、璃音は西洋風王子様的なデザインを意識しました。なので璃音もこれまでの『戦国†恋姫』のキャラとは異なるイメージですね。王子様風であり、ミステリアスな要素を持ったキャラといえば、ここは夏彦先生しかいません(笑)。女性をメロメロにしてしまいそうな王子様キャラを描いていただけました。
▲筋肉質なヒロインや西洋風王子様のようなヒロインなど、これまでのシリーズにはなかったタイプの特徴的なキャラクターが多数登場!!
HCGではモザイクと汁表現の位置に工夫
キャラ属性に見合った濃厚なエロスを目指して
──グラフィック面ではいかがでしょうか?
とーかい林檎:これも『戦国†恋姫BRAVE』からなんですが、Hシーンでの汁表現を変えました。モザイクをかけた上から汁を描いています。
──なるほど。精液などに修正は必要ないですもんね。
とーかい林檎:性器の形が分かり過ぎちゃうんじゃないかとも思ったんですが、ソフ倫さんでOKだったのでやらせていただいています。
──なるほど。『戦国†恋姫BRAVE』でもさらに進化を続けているわけですね。
とーかい林檎:そうですね。少しでもユーザーさんにゲームを楽しんでもらえるようなアイデアを盛り込んでいこうと考えています。
──そんなHシーンですが、新ヒロイン全員にHシーンはあるのでしょうか?
とーかい林檎:波旬義昭以外の4人にはあります。義昭にHシーンがあるとおかしなことになってしまうので(笑)。プレイで言えば、キャラクター性を意識したHを盛り込んでいます。例えば天祢は信仰のために処女性を守るということで、アナルでのHがあったりとか。
──既存キャラのHシーンなどはいかがですか?
とーかい林檎:今回は一葉と双葉にHシーンがあります。これまで姉妹との3Pというのはなかったので、そちらを盛り込みました。足利将軍と次代の将軍候補との3Pなので、「この二人とHが出来るなんて、日の本広しといえどおぬしだけだぞ」という感じで二人からHをされるという、プレイヤーにも特別な気持ちを味わっていただけたらと思っています。
▲ストーリーもHシーンも濃密なのが『恋姫』シリーズ!! 今回もよりHにするために工夫を凝らしているぞ
すでに『戦国†恋姫BRAVE参』は制作決定
20周年に向けて様々な展開も鋭意進行中
──さて、ここからは今後の『戦国†恋姫』についてもお伺いしたいと思います。というのも、今回の『戦国†恋姫BRAVE弐』で、戦国時代の日本はほぼ描いてしまったと思うんです。
とーかい林檎:そうですね。一通り行き切ったかなとは思います。とはいえ、今後ももちろん考えています。少なくとも『戦国†恋姫BRAVE参』の制作は決まっています。波旬信長をどうにかしなくちゃいけませんから、そこを次回作で描いていくことになるでしょう。それと歴史上の有名な戦でまだ『戦国†恋姫』で取り上げていないものもありますし、登場していない武将もいます。その辺りも出していきたいと考えていますから。
──国内で言えば『恋姫†大戦』というオンラインゲームが盛り上がっていますよね。
とーかい林檎:お蔭様で恋姫シリーズとして3作品、『戦国†恋姫オンライン』と『魔王カリンちゃんRPG』、そして『恋姫†大戦』と展開させていただいています。『戦国†恋姫BRAVE弐』では、この3作品全ての特典コードを付けさせていただくことになりました。
──オンラインゲームから新規ユーザーの流入というような効果はありましたか?
とーかい林檎:そうなってくれれば嬉しいなあとは思っているんですけど。具体的な数字については調べていないんですよ。ただ、『戦国†恋姫』も様々な媒体や展開を行ってきたシリーズですので、PCゲームではないところから知ってキャラなどに興味を持って頂いてPCゲーム版をプレイして下さる流れは今までの傾向からもありました。なのでオンラインゲームからの流入にも期待はしています。
──『恋姫†大戦』はテレビCMもありましたしね。「KOTOKOさんになんちゅー歌を!!」って衝撃を受けましたけど(笑)。
とーかい林檎:「恋姫†集合☆いっせーのっせ!」ですね(笑)。よく受けてくださいました。あれは歴史の勉強にもなりそうな感じの曲で面白いですよね(笑)。
▲オンラインゲームも複数同時展開!! これを先に遊んだ人が本編に興味を持ってくれたら嬉しいよね
ファン、スタッフ、出演者に支えられたシリーズ
今後も真摯に作品作りに向かい合う気持ちを新たに
──そんな『恋姫』シリーズも、来年で20周年になります。お話を伺ってきた感じでは、無事20周年を迎えまだまだ続きそうです。改めましてシリーズがここまで続いた要因を、どうお考えですか?
とーかい林檎:本当に…なんでしょうね(笑)。1本目の『恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~』で、すでに価格破壊と言われるほどのキャラクターを出すだけでなく、それぞれのキャラを個性的に描いたというのが大きかったのではないかなと思います。さらにAVGだけでなく格闘ゲームやオンラインゲームに展開したのも、幅広いユーザー層にアピールしてシリーズを長く続けられる要因の一つになったでしょう。声優さんも自分が演じたキャラに愛情を持ってくれていますし、スタッフも作品に愛着を持ち続けているというのも、シリーズを続ける大きな原動力になっていると思います。
──声優さんのお話が出ましたが、恋姫シリーズを語るのに欠かせない華琳役を1作目から担当されてきました乃嶋架菜さんが、3月9日に亡くなられました。『戦国†恋姫』では直接関わられることはなかったかと思いますが、改めてとーかい林檎さんからお言葉をいただけますか。
とーかい林檎:華琳というヒロインを本当に愛してくださって、華琳を演じることに強い責任と愛情を持っていただいていた方でした。乃嶋さん以外の華琳は考えられないし、乃嶋さんが演じたからこその華琳というキャラであり、多くの方から支持されたのだと思います。病気で大変な中、わざわざ弊社までご挨拶に来ていただいたこともあったんです。これだけの想いを持ってキャラを演じてくださっているんだなということを実感しましたし、自分たちもキャラ作りに対してもっと真摯に、責任を持って取り組まなければと思わせていただきました。本当に感謝ばかりですね。そんな乃嶋さんをガッカリさせるような『恋姫』を作るわけにはいかないと思っています。沢山の方に支えられた19年でしたが、まだまだ『恋姫』シリーズの旅は続いていきます。
▲美少女ゲームから始まった『恋姫』シリーズは一般向けへの移植や格闘ゲーム、オンラインゲームなど幅広く展開して19年。多くの人々に支えられ、これからも続いてゆく
BugBug6月号ではもっと深いところまで全文掲載!!
ここに掲載した他にも、『恋姫』シリーズのコンセプトについて改めて振り返るお話や、世界設定、サウンド面のお話なども飛び出したインタビュー。史実ネタを楽しめる知的好奇心に満ちたシリーズファンなら余さず読みたいネタだ。
なにより九州には島津家を筆頭に有名な武将たちがたくさん。これまで好きな武将の登場を願い、待っていた人たちに本作はたまらない期待作なはず。インタビュー全文を読んで、万全の構えで発売日を待とう!!
【フル版】「恋姫†集合☆いっせーのっせ!」公式テーマソング
▲インタビューの中でも話題に出た、KOTOKOさんが歌う公式テーマソング。これを毎日聴いて歴史の武将を覚えよう!?
戦国†恋姫BRAVE弐 〜戦乱の九州、島津編〜
BaseSon
2026年8月28日発売予定
SVG、DVD/DL、18禁、Win11
パッケージ・通常版:4,950円(税込)、パッケージ・豪華版:11,500円(税込)、DL・通常版:4,510円(税込)、DL・ボイス特典付き版:5,500円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:片桐雛太、ぎん太郎、夏彦、さえき北都、くわだゆうき、繭咲悠、MtU、rei太、他
シナリオ:新井しーな、カワイヨシタカ、風見どり
関連記事
※本記事はBugBug2024年11月号に掲載したレビュー記事の再掲載です。 STORY 鬼の蔓延る“日の本”に転移した主人公が、美少女な武将たちと戦乱の世を駆ける人気作『戦国†恋姫』の新シリーズ第1 ... 舞台は西へ…歴戦の恋姫たちが日の本に迫る最大の脅威に立ち向かう!! BaseSonの超人気『戦国†恋姫』に待望の新シリーズが登場!! 前作の『EX』と同様に三部作になっていて、今回発売される第一弾『B ... 物語の舞台は西へ…未だ見ぬ勇将・知将たちが新たに参戦!! 『戦国†恋姫』の新シリーズは前作『EX』に続く三部作の第一弾 BaseSonの人気作『戦国†恋姫』に待望の新シリーズが始動。新しく三部作として ... 『戦国†恋姫 10th Anniversary BOX』にあわせて『戦国†恋姫』シリーズの10年を振り返る貴重なインタビュー!! 戦国武将を美少女化しつつモチーフとしての歴史に対するへのこだわりで熱く ... シリーズ10周年を記念した豪華絢爛のアニバーサリーボックスが登場!! 2023年で10周年を迎えた『戦国†恋姫』シリーズから、10周年を記念したAnniversary BOXが22日に発売!! 内容は ...
【本誌復活レビュー】BaseSon『戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~』徹底レビュー!! 四国での戦いを描いた『戦国†恋姫』新シリーズ第1弾
BaseSonの超人気シリーズ新章『戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~』が開幕!! 新たな戦場は霊場の国・四国…進み続ける物語はEXのさらに先へ
『戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~』を速報チェック!! BaseSonが誇る超人気シリーズ『戦国†恋姫』の新章が堂々スタート
【BugBug】『戦国†恋姫』シリーズはついに10周年★ BugBug3月号では“燃え”&“萌え”でファンの心を掴み続ける戦国絵巻シリーズの魅力を徹底解剖!!
美少女武将と絆を紡いで10周年!! BaseSon『戦国†恋姫』シリーズ2作品に超豪華特典が山盛りの『戦国†恋姫10th Anniversary BOX』発売!!











