ディレクター・NOG氏へ直撃したロングインタビューをダイジェストで紹介!!
戯画 TEAM BALDRHEAD×鈴平ひろ氏で贈る話題のアクションAVG『閃鋼のクラリアス』。絶賛発売中のBugBug1月号では本作を巻頭大特集して、TEAM BALDRHEADのディレクター・NOG氏へのロングインタビューも掲載しているぞ。開発の経緯やシステムについて等、2ページに渡って気になるところを直撃した内容を、今回はダイジェストで紹介。作品自体は残念ながら2月26日へ発売延期が発表されたけど、こちらを読み込んで期待を盛り上げよう!!
▲インタビューは2ページに渡って掲載。いろいろ聞きたい事が多くて、またもや文字がミチミチの小ささに…!?
原画家に鈴平ひろ氏が起用された経緯とは?
──待ちに待ったバルドチームの新作も間もなく発売ということで、まずは本作の開発に至る経緯をお聞かせください。
ディレクター・NOG:元々は、新島さんとバルドシリーズの新作を構想していたのが始まりですね。その企画は色々あって流れてしまったのですが、その後再び新島さんとご一緒できる機会に恵まれまして何か新作を制作しましょう、とスタートしたのが、このタイトルになります。
──今作はいわゆる異世界転移モノ且つ久々のファンタジー作品ということで、このような世界観となった経緯についてはどうでしょうか?
NOG:企画初期はバルドシリーズではないにしてもSFの路線も検討されていました。しかし新作をやるからにはやっぱりSFからは離れた方がいいのではないか、という話になりイギリスロンドンの探偵モノ…という路線に。えらい変わりようなのでバルドとの差別化はクリアできそうですが、企画が詰められる中で探偵モノの要素は薄れていきました。そのイギリスの世界観が残った状態で、異世界モノの設定が加わっていった感じです。ここでバルドシリーズであれば、スチームパンクな雰囲気に飛びつく訳ですが本作はなるべく明るくしよう、という方向性があったので今の魔法要素の絡むファンタジーな世界観が構築されていきました。
──企画段階で色々と変わったんですね。ちなみに原画家に鈴平ひろ氏を起用されたことも大きな話題ですが、こちらはどういった経緯から決まったのですか?
NOG:企画の初期段階で、どんなゲームにしようかと関係者で食事しながら語らっていた際に、新島さんから鈴平ひろさんの絵柄が好みだという話がでまして、ダメ元で一度声を掛けてみましょうか、という流れになった感じです。
▲メインヒロイン4人は新規HCGも満載で紹介しているぞ。早く彼女たちと仲良くなって一緒に戦いたいね
振動に対応して気持ち良さ倍増なゲームパッドでのプレイが推奨!!
NOG:本作ならではの特徴として挙げられるのは、武器と武器がぶつかり合う「相殺」というシステムです。一般的なアクションだと、敵の攻撃は「回避」するものですが、本作では、敵の攻撃に合わせて自分の攻撃をぶつけて「相殺」させ、受けて立つこともできます。「相殺」は自分と敵の攻撃がカチ合うと勝手に発生するので、誰でも簡単に行えます。主人公たちの鎧は性能が高いので貧弱なザコ程度なら力で強引にねじ伏せられます。しかし敵は数の利があるので、どうなるかというと、敵の大軍との相殺合戦が始まる訳です。上手く立ち回れば敵の攻撃を相殺しまくって、まとめて怯ませて一網打尽にする無双感を味わう事ができます。
──おお、それは主人公らしくていいじゃないですか!! 爽快感も凄そうですし。
NOG:ただ敵も無能たちばかりではありません。例えば本作には王国直属の騎士団がいて、彼らは非常に統制の取れた行動を取ります。そのような部隊は陣形を組んで臨んでくるのです。横一列に盾持ちがズラッと並んだ光景は絶望的でしょうね。しかし主人公たちも、それに対抗する手段を持っています。戦闘では、プレイヤー側は二人のキャラクターを切り替えて戦えます。怒涛の攻撃を叩き込んだ上で、仲間に切り替えて更に追撃を加える事が可能です。上手くやれば、そこから更に仲間を切り替え…といった感じで攻撃を止める事なく猛追する事もできるようになります。このような感じで、新システムでは鎧同士が戦う、という独特の雰囲気や敵の大軍を蹂躙できる気持ち良さを出せる仕組みになっています。あと細かいところですが、本作はゲームパッドでのプレイを推奨しております。操作のしやすさもそうですが、本作から初めて振動に対応していてゲームパッドでプレイする方が、段違いに気持ち良いからです。
──これは発売前にパッドを用意しなければ!!
▲特集記事ではACTパートの紹介もシッカリしているぞ。「相殺」システムなどあり爽快感があってメチャメチャ面白そう。早くプレイしたい!!
安易な異性界転生モノでない設定やキャラクターも見応えアリ!!
──そのバトルで重要な、主人公たちの纏う「鎧」についてお伺いできればと思います。主人公たちが着用して戦うとのこと。普段はどういう感じで保管され、どのように纏うのか等の設定についてお聞かせください。
NOG:永羽が飛ばされる異世界では、「卵」と呼ばれる力の象徴のような存在があります。卵には様々な種類があり、その卵を所持している者が鎧を纏う事ができます。希少性が高くて強力な卵で纏う鎧は「クラリアス」と呼ばれていて、それ以外の汎用的な鎧は「プレタポルテ」と呼ばれています。この卵、本来はダチョウの卵ほどの大きさをしていたりするのですが、契約が成立すると小さくなって、ネックレスなど装飾品として身に着けられるようになります。卵と契約する為には、何らかの苦痛が伴うのですが、その内容は、ただの微熱から昏睡状態に至るまで、卵によって異なります。鎧を纏う際は、卵が輝いて一瞬で鎧のパーツが所有者を囲みこんで鎧を形成します。サイズは随分違うので、中は空洞のようになっていて魔法の力で浮いているような形になり、そこで取る行動がそのまま鎧の動きになる感じです。
──では次にシナリオ面での見どころや、力を入れている部分をお聞かせいただけますか?
NOG:本作は異世界転生モノであり、その異世界で主人公の永羽は色々なトラブルに巻き込まれていきます。異世界には異世界の歴史がある訳で、永羽が巻き込まれるトラブルもその歴史が絡んでいたりするのですが歴史についてはあまり知らなくても楽しめるようになっています。本作には、その歴史について断片的に語られている場所があり、それらを読み解いて歴史について理解を深めれていけば、より物語を楽しむ事ができるかもしれませんね。またキャラクターたちの描き方についても力を入れています。本作ではヒロインたちを始め、様々な登場人物たちと出会いますが、どのキャラもなかなか一筋縄ではいかない者たちばかりですよ(笑)。この作品は、単純な勧善懲悪モノではなくて、悪には悪で、どのキャラも憎めない人間臭さがあるのですよね。そういったところも楽しんで頂けたらと思います。
▲特集記事ではサブキャラクターたちを1ページ使って紹介。どのキャラも一癖も二癖もありそうで魅力的だね
周囲のヒロインにドン引きされる!? AVGパートのシステムにも注目
──そんなキャラクターたちとの出会いや会話を楽しむイベントパートや「ボリューム選択肢」システムなど、コミュニケーションも重視されているように思いますが、このあたりについてはいかがでしょうか?
NOG:物語を進める中で、セイレムを自由に散策できる場所選択モードがあります。昼パートと夜パートに分かれていて、昼パートではヒロインたちとの日常を楽しめるようになっています。彼女たちの意外な一面が垣間見えるかもしれませんね。また街の人の依頼を受けられるのも、この昼パートです。夜パートでは、一部のサブキャラたちと会えたり、図書館で歴史を調べたりできます。どちらかというと、世界観をより深く掘り下げられる意味合いが強いです。
──昼と夜で、色々と出来ることが違うんですね。かなり遊びの幅が広そうで、楽しみです。
NOG:そして「ボリューム選択肢」については…主人公の永羽は、どちらかというとあまり目立った行動は取らない性格なのですが、この選択肢でだけはユーザーが選べるようになっています。本来の性格通りのテンションでいくか、突如ハイテンションな反応を取るかはあなた次第。もちろん、選択肢の内容次第では、周囲のヒロインたちにドン引きされちゃいます(笑)。
──それはそれでものすごく楽しそう(笑)。プレイしたら絶対はっちゃけてみたい!!
▲記事中に掲載したAVGパートの紹介部分を紹介。言葉の強さを選ぶという斬新な「ボリューム選択肢」システムに注目だ
誌面に掲載されたインタビューには『閃鋼のクラリアス』の秘密がまだまだ超満載!!
今回抜粋した以外にも、メインヒロインについてや世界観やシステムについてなど、インタビュー記事には『閃鋼のクラリアス』の詳しい内容がてんこ盛り♪ チームバルドファンなら絶対必読なので、2月26日の発売までこちらを読み込んで楽しみに待とう。なお特集記事が掲載されたBugBug1月号は、紙版はもちろん電子書籍版も絶賛発売中だぞ。付録のDVDは無いけど価格が安くてお得なので、そちらも要チェックだ。
戯画「閃鋼のクラリアス」オープニングムービー
閃鋼のクラリアス
戯画 TEAM BALDRHEAD
2月26日発売予定
ACT&AVG、DVD、18禁
Win8.1/10、10000円
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:鈴平ひろ
シナリオ:新島夕、垂花、吉川信夫

▲BugBug1月号は絶賛発売中。他にも読み応えのあるスクープ特集やインタビュー企画が満載なので、こちらの記事で確認してね♪