種族の話やバトル演出の話、そして天魔族の詳しい設定など、ここでしか読めないネタがてんこ盛り!!
BugBug10月号で表紙連動で独占スクープしてから話題沸騰中のみなとそふと新作『わがひめ』。その巻頭大特集で掲載したタカヒロ氏インタビューから、ページに収まりきれなかった話題や様々な事情で泣く泣くカットした未掲載ネタを、特別に掲載するぞ。本作に沢山登場する“種族”についての話や、メインヒロインの一人・クロネが属する”天魔族”についての突っ込んだ話など、ここでしか読めないネタばかりになっていて、『わがひめ』ファン必読だ!!
▲BugBug10月号の記事も特濃だったが、今回の未掲載インタビューも濃い内容になっているぞ
学園の設定やバトル演出について
──ノア、エリン、クロエで、キャラ設定で迷ったり悩んだ部分はありましたか?
タカヒロ:ノアがあまりまじめすぎないようにしないととか、最初は少し悩みましたが、動かし始めたらすぐにしっくりきてこういうキャラなんだなというのが見えたので、3人とも問題なく書けています。
──バトルの演出などは特殊なものはありますか?
タカヒロ:今回シーンも多く特別にこれというのないのですが、上がったシナリオを演出班が見てそれぞれのシーンごとに予算内でこうしようああしようというのを相談しながら作っています。ですのでひとつひとつシーンによって見せ方は変わっていますし、これまで社内で色々なバトルものを制作してきましたので、それらで得た経験をしっかりフィードバックし新しい感性でお見せできるように頑張って制作中です。
──帝国の学園というのはどんな学園なのでしょうか? ノアなども通ったりするのでしょうか?
タカヒロ:ジェンマの学園と言いまして貴族や王族たちの子供が通う学園です。高い天眷技術や知識・兵法・戦闘技術を教わります。ゆくゆくは国を支える者達が集う学舎ですね。将来の帝国幹部養成所とも言えます。庶民でも優秀な人間は特待生として選ばれるケースもあります。五年制度で、クラスもいくつかあります。皇帝ノアがいるのはダイヤクラスです。寮はありません。
▲弓を引きしぼるエリン。国のトップ自らも武器を持って戦うシーンがあるようだ
▲ピガロのバトルシーンは、炎を操る彼に相応しいアツい演出になりそう
▲帝国の学園に通うと、帝国五星であるアレクサンドラともお近づきに…?
“種族”は「分かりやすさ重視」で決定!?
──wagiさんの描くケモ耳や獣人系というのもすごく新鮮ですね。
タカヒロ:これまで弊社の仕事でもそうしたものは発注してこなかったので、引き出しに溜め込まれていたものをドンドン吐き出してもらっています。私はもちろんですが皆さんにも見ていただくのが楽しみです。
──マーメイ族とか種族名がちょっとクスリとする感じだったのですが、これらの決め方は分かりやすさ重視ですか? ロン族とかもパッと見で龍だと想像がつきましたし。
タカヒロ:基本的にこの辺りは、分かりやすさ重視で決めました。テキストを気を付けて書いていても専門用語が結構出てきてしまうんですね。後半ならいいんですが序盤だとそれは避けたかったので、分かりやすさ重視にしています。
──確かにテキストを一文読むごとに調べる必要があると興が削がれますもんね。
タカヒロ:そうなんですよ。地名と人名だけでも数が多いので直感的に分かるようにしています。
──人名も色々なタイプのものがありますよね。現代に当てはめると世界中の名前がある印象です。
タカヒロ:メタ的な話になってしまいますが、種族ごとに法則を持たせるなども行っています。各種族のキャラを考える時に、その種族の風習はどんなものだろうかと考えた時に、名前についても考える必要があって。例えば犬のような外見をしているウルル族は、階級をすごく重要視しているんです、犬なので(笑)。ですので、名前には名前と階級が入る形になっています。猫のようなタイガ族にはミドルネームがあるとか。フルネームを決めていますが、長かったりでゲームでは一部しか出していないキャラもいます。タイガ族にはギンというキャラがいるのですが、フルネームではギン・ヴェンガット・ハーンとなっていて、実際の地名や種族とは全く関係ないのですが、タイガ族ならそうした一貫性を感じられる名前になっています。
──タカヒロさん自身が大航海時代のように探索されていったわけですね(笑)。
タカヒロ:あるキャラの生い立ちを考えたときに、このキャラはこの場所で生まれ育ったけど、この場所はこういう風になっているからこうしないと…とか、これを決めておかないとみたいなものがどんどん出てきまして、結局みんな決めることになりました(笑)。
▲人間族のレイズとシュカ、ロン族のガルデニャ、ウルル族と人間族のハーフのヨークシャ。タリオ連邦には様々な種族が混在している
クロネ属する“天魔族”について深掘り!!
──天魔族の主を決める大会が123年ごととのことでかなり長寿かなと思ったのですが、天魔族の寿命ってどのぐらいなのでしょうか?
タカヒロ:天魔族はカンニバルのような鳥のようなタイプもいれば、ゾアスという海洋生物タイプ、ワイルという植物タイプなども登場し寿命は個体差ありますが平均800歳と言われています。
──かなり長寿ですね。そうすると天魔族の見た目はどのように変わっていくのかも気になります。
タカヒロ:天魔族にもある程度法則性があるので、それに沿います。人間タイプは人間のようの植物タイプは植物と同じように見た目が変化していきます。
──また、大会とはどんな内容なのでしょう?
タカヒロ:天魔族は強い人に従うので、力勝負です。予選はバトルロイヤル形式で本戦がトーナメントです。エンドゲームは出場せず審判をしていました。前回のチャンピオンも出場しましたがクロネに倒されています。
▲強さがすべての天魔族の王のクロネ。円卓についても不敵な笑みは絶やさない
▲天眷顕現によりミンジャラと融合した主人公のシャオンが戦う相手は天魔族…!?
絶賛発売中のBugBug12月号ではタカヒロ氏書き下ろしによるキャラ達の掛け合いも掲載!!
今回の未掲載インタビューは、できればBugBug10月号の巻頭大特集内に掲載したタカヒロ氏ロングインタビューと合わせて読んで欲しいので、未読の人はバックナンバー(紙・電子書籍)で読んでみてね。また今月の12月号(紙・電子書籍)に掲載した『わがひめ』特集記事ではエリン達の「連邦種族会議」の掛け合いが、先月の11月号(紙・電子書籍)ではノア達の「帝国上層部座談会」が、いずれもタカヒロ氏の書き下ろで掲載しているぞ。まずは先日公開された体験版もプレイしつつ、さらにBugBugの特集記事で楽しみを拡げていこう!!
▲『我が姫君に栄冠を』を表紙連動で独占スクープして話題となったBugBug10月号。『わがひめ』&みなとそふとファンなら必携の一冊だ!!
我が姫君に栄冠を
みなとそふと
2021年2月26日発売予定
AVG、DVD、18禁、Win8.1/10
初回版 9800円
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:wagi
シナリオ:タカヒロ
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