そうそうたるメンバーが集結した新ブランド・GLOVETYの処女作は恋心を科学するサイエンス恋愛AVG!!
楽しく萌えて切なく後味が良いシナリオの数々で高い評価を得ているシナリオライター・新島夕氏がディレクターとして新ブランド『GLOVETY』を設立。そのデビュー作が、この『アインシュタインより愛を込めて』だ。キャラクター原画に可愛いくも美しいイラストでファンも多いきみしま青氏、世界観を表現する上で欠かせないアートディレクターに志水マサトシ氏、作中音楽には水月陵氏、竹下智博氏など、そうそうたるメンバーが結集して贈る、サイエンス恋愛AVGなのだ。
▲主人公たちが設立する科学特捜部のメンバーを中心に描かれる、時に楽しく時に謎多きひと夏の物語
GLOVETYが描きだす知的好奇心をくすぐる物語。BugBug2020年10月号で語られたその誕生の経緯と見どころとは!?
本作は学園トップの頭脳を誇る二人の天才が出会って設立する“科学特捜部”の活動から動き出す数奇な運命の数々を描いた、全四章の物語。前述のように数々の実績を持つ人気クリエイターによって生み出される作り込まれた世界とドラマチックなストーリーで描かれる期待作だ。9月3日に発売されたBugBug2020年10月号では本作はスタッフへのインタビュー&コメント付きで特集したが、今回はその内容をダイジェストで再掲載しながら紹介していくぞ‼︎
▲BugBug10月号の特集記事はカラー6ページで掲載。メインとなるヒロイン4人の魅力やHCG、サブキャラの紹介も網羅しているのだ
ブランド設立の経緯から本作品の魅力まで、シナリオライター兼ディレクターである新島夕氏に直撃!!
──まずは新ブランドが立ち上がった経緯からお聞かせ下さい。
新島夕:同じスタッフが多く関わった作品が出た後、また似たようなメンツで一度作ってみたいね、という話になりまして。僕のほうから企画を出してメインスタッフに参加をオーケー貰って、そこから出資してくださる会社さんを探して…という形でした。
──新ブランドのコンセプトをお願いします。
新島夕:ブランド名は、GravityとLoveをあわせた造語なので、なんかこう、愛があって引力があるものを作りたいなと。すいません。特に考えてないです。とりあえず作ってみようと出発しました。今作の後のことやコンセプトは何も考えてないのです(汗)。
──豪華スタッフ揃い踏みですが、最初からこれだけのメンバーを集めるご予定でしたか? それぞれの参加の経緯とか話せる範囲でお願いします。
新島夕:スタッフについては前作から引き続きですので。それを集めたのは前作でディレクターしていた志水先生なので。前作の余熱?みたいなものが、また皆さんが集まるきっかけになったのかなと思います。
▲体験版も公開されているぞ。新ブランドとは思えないクオリティの高さで作品世界に引き込まれるのだ。体験版レビューの記事はこちら
──『アインシュタインより愛を込めて』の企画が立ち上がった経緯をお願いします。
新島夕:きみしま先生が描かれる女の子と、志水先生の美術とがあってその2つがあわさって、やりたいイメージはなんだろうとなったときに夏のSFかなというのがぼんやりとありました。そこから企画がまとまっていきました。
──四章構成の壮大な物語となっていますが、本作のコンセプトや見どころ、世界観を教えて下さい。
新島夕:多分タイトルや今でている雰囲気からは想像出来ない方向にいってると思います。でも無理矢理展開しているつもりはなくプレイしていれば自然と取り込まれていくような。そいういうものを目指しましたので、そう身構えずプレイしてみてほしいです。
──新島夕先生が関わってきた過去作との違いや、これからの方向性などもお願いします。
新島夕:自分が企画をさせていただいている過去作と比べるとだいぶそれぞれに近い……それぞれを掛け合わせたような内容になっているかもしれません。自分が好きな分野の集大成であり、最後のつもりで作っています。
──ストーリー的な見どころをお聞かせ下さい。
新島夕:最後までやっていただいてなんぼというのは強い作品だと思いますし、プレイしていただけるよう、様々な仕掛けも仕込んでおります。ですので、せっかくですので周太君とロミちゃんの行く末に最後まで付き合っていただけたらと思います。
▲作品に深く関わってくる“彗星病”。主人公が生まれる前に地球に落下した彗星が放つ謎のエネルギーが原因らしい
──主人公やメインヒロインが「天才」となっていますが、「天才」に関してのこだわりや注目ポイントはありますか? またどういった経緯で「天才」という設定が決まったのでしょうか? 「天才」感を演出するためのポイント等もあれば。
新島夕:よく言われるようにライターより頭が良いキャラクターは書けなかったりするもので。それでいくと僕自身から産まれている周太君については推して知るべしというところで、ご容赦ください。ロミちゃんは周太君の目を通して、神秘的に描かれているので、その分天才というか……底の知れないキャラクターとなっているようです。その辺を見ていただくといいかなと。
──「夏の冒険」とありますが、どのような感じの冒険が繰り広げられるのでしょうか?
新島夕:舞台は東京の郊外ですが、展開上けっこう遠くまでいったりします。その辺がひと夏の冒険という風情があると思います。楽しんで下さいませ。
──差し支えなければ、主人公について語って下さい。
新島夕:天才と言ってしまうとその印象が強いですが、根暗なひねくれ者といったほうが、話が早いように思います。ただ主人公は皆が感情移入できないといけませんから、個性はありますが、共感は抱けてどこか愛嬌があるよう気を付けています。
▲下着姿で慌てるロミに対して、そんなこと意に介せず資料を読み耽る周太。朴念仁すぎて逆に失礼?
──重要なキーになっていそうに思えますが、ロボット「アインシュタイン」について、ネタバレにならない程度で教えて下さい。
新島夕:なんとなく主人公の部屋にぶらさがっています。しばらくは意味もなく名前とカットインだけが出てきますので、特に深く考えずに眺めていて下さい。そのうちなんやかんやと関わってきます。
──まだ途中だとは思いますが、本作の制作過程での苦労話や、語れる範囲での開発秘話などがあればお聞かせ下さい。
新島夕:ライターと原画と美術と音楽まわりはいましたが、実際作品を作るとなると様々なスキルをもった方の助力が必要です。1からブランドを作るということは全部そういう部分から見つけていかないといけません。それはやはり、なかなか骨が折れました。
──最後に期待している読者・ユーザーに一言お願いします。
新島夕:作品の発表からこれまで想像以上に期待していただく声をいただいて、スタッフ一同とても励まされています。あとは作品によってその期待の上を飛んでいけるようにがんばっております。10月30日にお会いましょう。「アインシュタインより愛を込めて」よろしくお願いします。
▲起動するアインシュタイン…カッコイイ!! 「特に深く考えずに眺めていて下さい」と言われても気になっちゃうよね
STORY
いつも学年一位の成績を誇る主人公・愛内周太はよく「人の気持ちがわからない奴だ」と言われる。けど彼は思う。他人の気持ちなんて、誰にわかるというのだろう。そんな彼から試験で学年一位を奪ったのは、あまり学園にこない有村ロミという女の子。面識はないが周太が学園で尊敬できる唯一の相手だった。そんな彼女から、周太に招待状が届く…。
色々と謎を秘めた小さな天才少女
有村 ロミ
(ありむら ろみ)
CV:月野きいろ
周太から学園トップの座を奪い取った女のコ。ネットで先鋭的な論文を発表し続けていることもあって(姿を見るまでは)周太が学園で唯一尊敬する相手でもある。普段から学園に姿を現さない等、謎の多い少女だが、実は飛び級していて年齢は不詳。周太に科学特捜部を作るよう、指示するが…!?
▲色々と謎を秘めた小さな天才少女のロミ。主人公との関係も気になるのだ
スタッフが語る「ロミのココを見て」
きみしま青:白衣×小さな天才の女の子。あまり女性性を盛らず中性的な雰囲気にまとめています。片耳につけている透明キューブのイヤリングは、このゲームの世界観や知的なロミちゃんのイメージから付けさせました。
新島夕:唯一、初対面ではなく出てきます。どうやら主人公と過去になにかあったようですが…話を進めていくとそういうところも明かになっていきますので、その中で、彼女のスタンス、考えを追っていっていただけたらいいのかなと思います。恐竜が好きらしいです。がお、とは言いませんが。
控えめな性格をしたアベレージガール
坂下 唯々菜
(さかした いいな)
CV:桜木ひな
周太が設立する科学特捜部へと勧誘する少女。いわゆる“THE普通の女のコ”で、これという特徴がないのが特徴。性格は素朴で控えめなため、空気を読まない周太に振り回されることに。吹奏楽部に所属していて、ラーメンの食べ歩きが趣味。
▲平均的な女の子のサンプルが欲しいというロミの要望で、周太は彼女を科学特捜部に勧誘することに
スタッフが語る「唯々菜のココを見て」
きみしま青:普通の女の子、ということでプレーンなキャラを目指してデザインしました。夏っぽい画に合うようブルーグレイな髪色です。唯々菜ちゃんのポニテで是非是非、夏を感じて下さい♪
新島夕:一見普通の子で。普通ゆえにちょっと変人な主人公に振り回されてしまいます。それに、一番、ややこしい設定みたいなものを背負っているので。なんていうか、不憫ながらがんばる、大変な子です。プレイしながら彼女を応援して、周太と一緒に助けてあげて欲しいなと。
なにかと無防備なとなりのお姉さん
新田 忍
(にった しのぶ)
CV:佐本二厘
周太が住むマンションの隣の部屋で暮らしている女子大生(休学中)。同じマンションの一階で「山小屋」という小さな洋食店を営んでいて、周太も常連である。一人暮らしの周太を何かと気にかけてくれるが、周太本人は疎ましく思っている。
▲ヒロインの中では一番年上である忍とは仲が進展していけば、アダルトな雰囲気のデートを楽しめちゃうぞ♪
スタッフが語る「忍のココを見て」
きみしま青:彼女は年上・先輩キャラではあるけれど、あどけなさの中に寛容さのような温かみのあるキャラです。そして紛れもないおっぱい枠でございます! 忍ちゃんに包まれて下さい。
新島夕:隣に住んでいるナイスバディなおねーさんということで。なんだかコテコテですが。ちょっと子供っぽかったりして、頼りになるんかならないのかわからないような感じです。まだ大学生ですから…実際は主人公達とそう変わらない子供な部分もあります。そういうところをキャラ性に盛り込んでみたつもりです。
快活で社交的、相性最悪の同級生
西野 佳純
(にしの かすみ)
CV:風音
大学のクラブにまじってトレーニングに明け暮れる、ボクシング部唯一の部員。社交的で誰とでも分け隔て無く付き合えるが、理屈屋な周太を当初は心良くは思っておらず、相性的には最悪な存在である。勉強は苦手で、食べるのは大好き。
▲最初はまったくソリが合わない周太と佳純。だが、とある事情により科学特捜部に勧誘することになり…
スタッフが語る「佳純のココを見て」
きみしま青:ギャルっ子なのですが、フランクで気さくな女の子です。ヒロインの中で一番華があるビジュアルかな。一緒にいて楽しくなるような、ビタミンのような子にデザインしました。
新島夕:主人公と正反対なキャラを出そうと思って作ったキャラですね。根明で、勉強苦手な体育系で。友達多くて。おうおうにして、正反対同士はそう相性が悪くないんですよね…こちらが意図せず、佳純と周太は、そこそこ話が合うなと言う感じが、シナリオを書いていて面白かったです。
恋はどこからきて どこにいくんだろう━━ すべての知識は、経験から
本作には『アインシュタインより愛を込めて』というタイトルの下に副題がついている。それは“The only source of knowledge is experience.”━━「真の知識は、経験でのみ得られる 」。テストで良い成績を取れる知識があっても人の心がわからないと言われる周太は、ロミと出会い、科学特捜部に集まった女の子たちと過ごす様々な経験によって、誰かの心を…恋を、知ることができるのだろうか。本作の発売まであとわずか。事前情報と実際にプレイする経験によって、キミも真の知識へと辿り着こう!!
▲夏の物語だけに、明るく暖かい雰囲気のHシーンが多め♥ どんな運命が待っていようと、彼女たちと手をとって前へ進もう
▲魅力的なサブキャラクターも多数登場するぞ。こちらは『彗星の使い』を名乗る謎の少女・シグマ。物語にどう関わってくるのか期待だね
▲聞きかじった知識だけの恋なら誰でも知っている。経験を伴っての知識こそが、本当に知ることへと至るのだ
▲きみしま青氏によるマスターアップ記念イラストも公開‼︎ 発売が待ち遠しいね♪
美麗な描き下ろしイラストで描かれる各種特典もチェック!!
本作は様々なショップ特典として、美しくHな描き下ろしイラストが用意されているぞ‼︎ どの絵柄もすべて原画家であるきみしま青氏入魂の逸品揃いで、全部欲しくなっちゃうこと間違いなしだ。他にも店舗によってゲーム中のCGを使用した様々なグッズがあったり、豪華限定版にはスペシャル設定資料集や特製ドラマCDなど様々な特典が同梱される。どこでどちらのバージョンを購入するか検討するためにも、公式ホームページで情報をチェックしよう!!
▲こちらはソフマップ二大特典のひとつ、坂下唯々菜B2タペストリー。他のショップでも様々な特典を用意しているので要チェック!!
「アインシュタインより愛を込めて」OPムービー
「アインシュタインより愛を込めて」2nd OPムービー
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奇病に侵された主人公と美少女たちの交流を描いた、ひと夏のサイエンスラブストーリー 新ブランド・GLOVETYのデビュー作は“彗星病”という奇病に侵された主人公と、科学特捜部メンバーの美少女たちとの交流 ...
▲体験版レビューの記事はこちら
アインシュタインより愛を込めて
GLOVETY
2020年10月30日発売予定
AVG、DVD、18禁、Win8.1/10
通常盤:8800円、豪華限定盤:15800円
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:きみしま青
シナリオ:新島夕