【本誌復活レビュー】CRYSTALiA『刹那にかける恋はなび』徹底レビュー!!　人気の“KATANA”シリーズ最新作はプロが活躍する「大奉演」が舞台

※本記事はBugBug2024年5月号に掲載したレビュー記事の再掲載です。

信念と信念がぶつかり合う剣士たちの熱い戦いがここに!!

主人公、そしてヒロインが＜オリガミ＞と呼ばれる刀を携えて戦う“KATANA”シリーズの最新作がいよいよ登場しました!!　まずは初見の皆さまに本シリーズを軽く紹介しておくと、「スポ根要素満載の熱い物語」といったところでしょうか。

本作の主人公、そしてヒロインは刃道と呼ばれる国民的なスポーツに身を投じる若者たち。では刃道とは何ぞやと申しますと、こちらは機巧化された特別仕様の刀と装備を使用して対戦を行う競技で、真剣を使ってもルールの範囲内であれば怪我をしない未来の剣道といったところでしょうか。そんな刃道を中心に据え、ときには学園トップを目指して戦い、時には怪異に立ち向うなどシリーズごとに様々な物語が展開されていくのがこの“KATANA”シリーズ。
その最新作となる本作は、「大奉演」といういわゆるプロリーグに所属する剣士たちの物語となっていて、番付1位を目指すヒロインの朱雀院撫子と、地下競技場で日銭を稼ぐ日々を送っていた滝川一馬を中心とした熱いバトルが見どころとなっています。

▲本シリーズのファンならお馴染みの一族、朱雀院と風嶺。朱雀院撫子（右）の暴走に振り回される風嶺初乃（左）は本作一の苦労人

▲まるでアニメを見ているかのような力の入ったバトルシーンは本シリーズの花形

じゃあ何が熱いのかというと…もちろん手に汗握るバトルシーンは本作の目玉の一つで間違いないのですが、もう一つ私が感じたところは主人公やヒロインの生き方にあるんじゃないかなと思うわけですよ。

皆さん、剣士にどんなイメージをお持ちでしょうか？ 　私は真っ先に思い浮かぶのが戦国武将や侍。彼らって信念に従って生き、貫き、時には命すらも厭わないじゃないですか？　裏を返せばわがままで自分勝手。

本作でもヒロインの一人・英パルヴィが撫子を称して「唯我独尊」なんて言っていたのですが、そんな撫子やパルヴィを含めた剣士は誰もが唯我独尊です。強い人と戦いたい、トップに立ちたい、勝ちたい人がいる、とにかく戦うのが好き…、理由はそれぞれですが誰もが信念を持ち、それに従って生きている。この生き様がかっこいい!!

一方で、信念を曲げない頑固なボーイ＆ガールズのとばっちりを受けるのが撫子のサポート役である風嶺初乃だったり、一馬の妹・滝川小鞠だったりするんですが…（笑）。そんな信念と信念のぶつかり合いが見られる舞台が「大奉演」。ね、想像するだけで熱いでしょ？

▲大奉演番付4位にして一時は一馬やパルヴィの師匠にもなった白銀メイは頼れる存在

▲九鬼旭など『紅月ゆれる恋あかり』から引き続き登場する人物も!!

3人のヒロインとのエッチはそれぞれに魅力がたっぷり

続いてはエッチシーンも見ていきましょう。今回のメインヒロインは先に紹介した朱雀院撫子、英パルヴィ、滝川小鞠の3人。さらにサブキャラクターの柳生クロメ、白銀メイ、伊庭神九曜、渋澤ニーナにはクリア後のおまけとしての回想エッチシーンが用意されているのですが、ここではメイン3人について触れておこうかと思います。

まずは地下競技場で燻っていた一馬の実力を見抜き、しつこく教えを請い、やがては最大の好敵手へと成長していく撫子から。彼女は刃道が好きすぎて他のことが目に入らないほどの猪武者。そんな撫子は一馬と剣を交えることで想いを募らせていき、やがてはその恋心を自覚していくといったオクテタイプのヒロインでした。

そんな彼女ですが、エッチの時の姿がまあ可愛いんですよ。ベッドの上で可愛い下着を晒して「一馬さん…恥ずかしいです…」なんて頬を染めちゃう姿ときたらもう…ッ!!　いつもは凛々しい彼女が期待と不安に苛まれながらも初エッチを待つ姿…めっちゃそそられちゃいますって。しかもいざ挿入すると、練習では決して泣き言をはかない彼女が「はあ、ひぃ！　なんか、だめ、に、なっちゃいます！」なんて可愛い声で絶頂するんですからたまりません。思わずギュッと抱きしめたくなっちゃいましたね♪

▲初エッチの直前。下着姿をさらして頬を赤らめる撫子に愛おしさが溢れだしてくる♪

▲両親がおらず兄妹二人きりで生きてきた一馬と小鞠。その中で小鞠の兄に対する想いは徐々に恋心へ…

一馬と同じく「理元一辰流」の使い手で、大奉演番付1位の英いぶきを姉に持つパルヴィは、ほんわかとした雰囲気とは裏腹に、刃道に対してはかなりストイック。とある事情から一馬に対しては献身的なのですが、それはエッチにも反映されていました。半脱ぎ状態で誘惑してきたかと思えば「男性は着衣エッチに悶えると聞いたから」と献身的な姿を見せるパルヴィ。しかしこちらも剣士、戦いの主導権は握っておきたいところ。キツキツなおま○こを味わうようにして抽挿していくとパルヴィの語尾はだんだんと怪しくなっていき、最後には喘ぎ声をあげるのがやっとの状態に。そのまま中出ししてあげると息を整えながら「はじめてだけど、気持ちよくすることができた。わたし、才能ある？」なんて一言も可愛らしいパルヴィでした。

生活力に欠けている一馬の世話してきた妹の小鞠は母性と豊満なおっぱいが魅力の女の子。健気な思いが報われた初エッチもさることながら、それとはまた別の甘やかしプレイが彼女の魅力を語るのにはピッタリなシチュエーションでしたね。小鞠からの濃厚なキスの末に押し倒されると甘々膝枕プレイがスタート。目の前にさらけ出されたおっぱいを貪るように吸い続けると、やがて小鞠の口からは甘い吐息が漏れはじめて…♪　そこからは攻守交替。小鞠を抱きかかえるようにして対面立位で挿入すると、「この体位、体がぴったりくっついて気持ちいいよ！」とギュッと抱きしめてくるんだから愛おしさが溢れてきます。もちろん最後は可愛い声でイッてくれましたよ。

以上のエッチシーンだけでなく、バトルシーンの熱さや物語単体としても読み応え満載の本作。シリーズ履修者はもちろん、初見のファンでも満足のいく物語が楽しめますので、この機会にぜひCRYSTALiA作品に触れてみませんか？

▲どこか不思議ちゃんな雰囲気を纏っているパルヴィは、こちらを悩殺しようと初エッチを着衣姿で臨んでくる♥

▲EXシナリオではクロメをはじめとしたサブヒロインとのエッチも見られる

【ライターのイチオシ】個性豊かなライバルたち!!

「大奉演」で一馬たちの前に立ちはだかる剣士たちもまた個性豊か。絶対王者の英いぶきをはじめ、21代目・柳生十兵衛、アイドル剣士の渋澤ニーナ、神出鬼没の槍使い・白銀メイ、地下競技場時代からのライバル・柳生クロメに前作のヒロイン・九鬼旭など、それぞれが個性と輝きを放っていて、惹かれること間違いなし!!

▲長い付き合いのクロメとは軽口を叩き合うほどの気の置けない仲

PCゲーム『刹那にかける恋はなび』オープニングムービー

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