SLGの名作『VenusBlood-HYPNO-』がクラウドファンディングでインターナショナル版として甦る!!
むちゃくちゃにヤリ込めて、とことんまで遊べる『VenusBlood』シリーズといえばdualtailの看板作品群。このたび、シリーズ中でも名作と名高い『VenusBlood-HYPNO-』が、インターナショナル版として英訳&追加要素もりだくさんでリメイクされることになったのだ!! その名も『VenusBlood HOLLOW International』。クラウドファンディングサイト「Kickstarter(キックスターター)」で制作支援を募り、ユニークな特典を還元するという試みで注目を集める本作の見逃せない情報をお届けするぞ。
▲シリーズ中でも傑作の呼び声が高い『VenusBlood-HYPNO-』が5年の月日を経てインターナショナル版としてリメイク!!
『VenusBlood』シリーズとは?
『VenusBlood』シリーズといえば2007年に一作目となる『VenusBlood』が発売されたdualtailの看板シリーズ。主にダークファンタジーに類する世界観を持っており、人と魔の在り方を描きつつ「触手」「調教」「悪堕ち」というパワーワードを貫く実用性、さらに重厚な戦略性とユニットの育成要素を持つ時間泥棒なSLGとして知られるシリーズとなっている。なお、初期二作品は戦略要素がない調教SLG、10周年記念作品の『VenusBlood-BRAVE-』はRPGとして発売された。
▲公式サイトにズラリと並ぶ『VenusBlood』シリーズ作品群。毎回、熱中してしまうゲーム性はお見事のひとこと
リメイク元となる『VenusBlood-HYPNO-』は今プレイしても色褪せない名作!!
『VenusBlood』シリーズの中でも『HYPNO』は、「ゲーム性」「ストーリー性」「エロ性」の三拍子そろった名作と知られる代表作。18キャラが同時に戦闘に突入する大迫力かつ戦術性に優れた“レギオンバトル”や、洗脳&調教の段階が二段階用意されているヒロインエッチ、ユニットを自由に育成できる二つ名システムなど、今でもシリーズに継承されているシステムの大半が、この『HYPNO』でブラッシュアップされたもの。『VenusBlood HOLLOW International』には新たな追加要素が導入される予定だが、根本は『HYPNO』と一緒ということで遊べる美しょゲーであることは間違いなし!!
▲マップ画面から内政・回復・命令といった様々な命令を出していくことが可能となっているぞ
▲『HYPNO』の戦闘シーン。基本的には『HYPNO』のシステムがそのまま継承されるとのこと
そもそもクラウドファンディングとか「Kickstarter」での支援というのはどういうこと?
最近よく耳にするようになった「クラウドファンディング」とは、主にインターネット上で不特定多数の人が自分の支持する企画や企業に資金提供などをおこなう仕組みで、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。ゲーム業界でもこの“クラファン”を用いる試みは一般的になりつつあり、その見返り(リワード)としてオリジナルグッズやゲーム内要素での還元などが行われているのだ。今回の舞台となる「Kickstarter」はアメリカ発祥のクラファンサイトで、過去にアカデミー賞にノミネートされた映像作品や、コンシューマ作品『シェンムーIII』などがプロジェクトを成功させている老舗のひとつ。
▲本作のKickstarter上のプロジェクトページ。基本的に英語だが日本語訳サイトも用意されているので大丈夫!!
『VenusBlood -FRONTIER-』もクラファンで英訳化!!
実は『VenusBlood』シリーズが英訳されるのは本作で二作目。2019年12月20日に発売された『VenusBlood FRONTIER International』が英訳化の先鞭であり、名前からわかるようにこれまた傑作の『VenusBlood-FRONTIER-』が原作となっているのだ。この『International』も今回と同じくKickstarter上でクラファンが開催され、初動ではかなりの苦戦が続いたものの最終的には目標額の141%を集める成功を収めた。
▲『VenusBlood-FRONTIER-』は2012年4月の発売。5人の女神を倒し悪堕ちさせるために戦う戦略SLGだ
クラファンでやっぱり気になるのは支援に対するリワード(報酬)!?
先ほども書いたように、支援をしたらその見返りとなるリワードがあるのがクラファンの醍醐味。中でも本プロジェクトでは「支援をしたからソフトがもらえる」のような単純なものではなく、その支援額によって実にさまざまな30種類ものリワードが用意されているのだ!! その中から、まずはこのプロジェクトに関心があるファンには見逃せない、リアルなファングッズの数々を紹介していこう。なお、どのリワードがどんな内容なのか詳細が知りたい人は、ぜひ公式サイトをチェックしてほしい。
▲「複製色紙」。シルヴィアとアノーラという疾黒装隊の人気キャラが描かれているぞ
▲「アクリルキーホルダー」。全部で20種類用意されていてリワードによって入手できる個数が変化するのだ
▲「ナインテイル14周年記念バスタオル」。“円卓の触手:騎士”以上のリワードにもれなくついてくる
▲「パスケース」。本作のパッケージデザインが施されたパスケースは“ヘルヴェティア旅行セット”などに
▲「ステンレスマグカップ」。“アノーラのティータイムセット”や“円卓の触手”での入手が可能
▲「アノーラぬいぐるみ」。こちらも“アノーラのティータイムセット”か“円卓の触手”リワードで
▲「タペストリー」。新旧メインビジュアルが用意されているぞ。“タペストリーセット”や“円卓の触手”でゲットしよう
▲「キャンバスアート:F3号サイズ アノーラ」。F3号のサイズは273×220mm。対象リワードは“キャンバスアートセット”か“円卓の触手”
▲「キャンバスアート:M3号サイズ ツバキ&アヤメ」。M3号のサイズは273×160mm。こちらも対象リワードは同じ
▲「抱き枕カバー」。“ずっと一緒に…”か“円卓の触手”で。基本は1種選択だが“円卓の触手:騎士団長”と“円卓の触手:王者”はフルセット!!
▲「オルゴール」。主題歌アレンジの逸品。対象リワードは“想い出の旋律”か“円卓の触手”となっているぞ
▲「立体もみまくら」。“愛しきヒロイン”、“円卓の触手:王者”以外は1種選択、“円卓の触手:王者”では全種セットだ
▲「9ピース特製キャンバスアート」。F3号、M3号、P3号を3枚ずつ使った巨大ビジュアルアート。“円卓の触手:王者”で出会えるぞ
ゲーム開発に間接的な影響を与えることができるゲーム内リワードも充実!!
ここまではリアルファングッズを紹介してきたが、ゲーム内リワードも充実しているのが今回のクラファンの特徴。「異世界転生」「戦場の紅一点」といったユニークな名前がついたリワードコースも用意されており、コース名にちなんだゲーム内リワードを獲得することができるぞ。自らの分身をゲームに登場させたり、自分の“嫁”の追加エピソードを堪能したいという欲望をお持ちの貴方には、こちらのリワードがオススメだ!!
ゲーム内リワードその1
「異世界転生」(¥231,000)
・ホロウセット一式
・貴方の希望に沿ったオリジナル一般ユニットをゲームに追加(バトル用のみ)
「生まれ変わったら別世界で疾黒装隊の一般ユニットになっていた件」という説明が表すように、自分で考え出したオリジナルユニットをゲーム内に追加できるというリワード。あくまでもバトル用の一般ユニットが対象だが、それだけでも思い入れは段違いになりそう!!
▲異世界転生したら剣兵になっていた…くらいだと王道? 鍛えあげて強くするのも楽しみのひとつ
▲スライムになっていたりしたらアレですね! 「他者の権利を侵害しないものに限ります」と注意書きがあります
▲部下思いの主人公レオンの部下として、戦場を駆け巡る異世界転生人生も面白そう!!
ゲーム内リワードその2
「戦場の紅一点」(¥275,000)
・ホロウセット一式
・一般ユニットを1人指定し、そのユニットにエピソードを追加
・声優色紙
人型の一般ユニットを1人選択し、そのユニットにエピソードを追加できるという権利が付与されるリワードだ。エピソードのシーン内容を提案することができ、なおかつ担当した声優さんの色紙まで手にすることができるというもので、エピソードにはCGも書き下ろされるとのこと。
▲追加可能な人型女性ユニットの一覧。完全に愛を貫くか、それともネタに走る漢が現れるのか注目だ!!
▲『HYPNO』ではサブキャラにHなシーンがあるが、一般ユニットまで追加されるのは『HOLLOW』ならでは!!
BugBugオススメゲーム内リワードその3
「漆黒の英雄譚」(¥1,200,000)
・ホロウセット一式
・ゲーム中に登場するヒロインを1名を指定し、貴方の希望に沿った追加エピソードを作成します。
・エピソードに関連した武将ユニットの新規衣装立ち絵&SLG用ユニットを追加
・対象ヒロインの描き下ろし色紙(原画家・声優のサイン付き)
・対象のヒロインからの感謝ボイスメッセージ
今回の目玉となるのが支援額1,200,000円を誇る「漆黒の英雄譚」!! 好きなヒロイン1名を指定すると希望に添った追加エピソードを制作してもらえる権利や、そのエピソードに関連したバトル用ユニット1体の追加、選んだヒロインの描き下ろし色紙(原画家&声優のサインつき)、ヒロインからの感謝ボイスメッセージという、夢のようなゲーム内外の権利が手に入る豪華リワード!! しかも、9月26日時点で4人の触手神がこのリワードでの支援を申し出ているということで、全プレイヤーも『VBH』愛にあふれる追加エピソードが楽しめること請け合いなのだ!!
▲愛するヒロインがいる場合には金額を見ないで「漆黒の英雄譚」の支援をするしかない!?
ゲーム内リワードその4
「円卓の触手」
「円卓の触手」には下から順に「騎士見習い」「従騎士」「正騎士」「騎士団長」「王者」という5つのクラスがあり、基本としてさまざまなリアルグッズを報酬として受け取ることができる。そして何より各リワードには“円卓の投票権”が付与されており、ストレッチゴールでの追加ユニット&エピソードを誰にするか決定する投票で一票を投じることができるようになっているのだ!!
▲「VBシリーズの影の主役」とゲーム内で書かれてしまう触手だけに、円卓の触手に集う猛者たちの覚悟はいかほど
▲触手へのこだわりは昔から変わらないのが『VB』シリーズのいいところ。あなたもここで仲間入りしてみては?
さらに支援総額で追加要素が上乗せされていく“ストレッチゴール”の行方が熱い!!
先ほど「ストレッチゴールでの追加ユニット&エピソードに投票できる」と書いたものの、その“ストレッチゴール”とは? …これはクラファンでの支援総額によっていくつかのゴールが設定されているシステムで、ある段階を越えるごとに本作の内容が充実していくという、全プレイヤーにとって行方が気になる仕組みなのだ。9月28日現在では支援額が175%ラインを越え、「ヘルヴェティアの逸史」までのゴールが達成された状況になっているぞ。残すゴールは200%の「新たなる物語3」と250%の「新たなる物語4」、そして最終関門である300%の「ヘルヴェティアの逸史2」の3つだが…。
▲ストレッチゴールの内容一覧はこちら。最後まで到達すれば完全新キャラのさらなる追加が待っている!!
▲公式サイトではゴールを達成するたびに新規イラストが登場!! これもまた楽しみのひとつだね!!
クラファン締め切りは一週間後の10月7日。総支援額によって数々の新追加要素が!!
Kickstarter上でのクラウドファンディングは10月7日が締め切りとなっているので、支援予定のある人は今すぐにでも公式サイトをチェックしよう!! 個人的なリワードの他、“ストレッチゴール”もまだ達成されていない追加要素があるので、本作を隅から隅まで楽しみたいという人はお仲間を誘って本作を支援しよう!! あと一週間ですべての答えが出るのだ!!
▲残り一週間でどこまで支援が伸びるのか!? 続報もお届けするので触手のように首を長くしてお待ちください!!
VenusBlood HOLLOW International (JP)
VenusBlood HOLLOW International
(原題:VenusBlood HYPNO)
dualtail
2021年12月発売予定
SLG、18禁、Win7/8.1/10
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:トシゾー、丹下ゲンタ、熊虎たつみ、空維深夜、椎咲雛樹、塩屋染
シナリオ:青木きりん、イルカ、け~まる、あくまっこ