爆笑モノな会話と独特なシステムが特徴のPurple software『リップモンスター』★　BugBug9月号では企画・シナリオの此ノ花しな氏が本作の魅力を語る!!

特徴的なストーリーとシステムで攻めるPurple software最新作のひとつをロングインタビューで紹介

約3年ぶりとなるPurple softwareのフルプラ新作は「ファーストキスを奪った相手を探す」というPOPでコミカルな作品!!
独特のシステムも用意された新作についてBugBug9月号では企画・シナリオ担当の此ノ花しな氏へのロングインタビュー掲載。ここではその見どころをダイジェストで紹介するぞ♪

▲様々な人気作品のシナリオも担当してきた実力派。本作ではポップなノリでぶっとんだ面白い連中の青春を描く!!

普通のエロゲ的AVGではない
遊べるAVGを目指して

──初めて作品資料を拝見したとき、キャッチコピーも含めストレートに面白そうだなと。そこで今回初報からインタビューをお願いいたしました!!
此ノ花しな（以下、此ノ花）：ありがとうございます。パンチがあるように作ったのでうれしいです。
──本作は「キス」が大きなポイントになる作品ですが、キスをテーマにした美少女ゲームは沢山ありますよね。
此ノ花：たしかに「～キス」とか「キス～」とかの作品は色々ありますね。
──そうした中、主人公＝男が唇を奪われたのがポイントになる作品というのはかなり珍しいですよね。しかも主人公が「ファーストキス」を奪った相手を探すといった作品はないのではないかと思いますが、どんなところから思いつかれたのでしょうか？
此ノ花：最初にシステムを考えたんです。「問い詰めパート」を思いついた中で、次にこれを活かせるシナリオはどういったものが良いのかを考えました。さらにそれらを面白くするためには何があるのかよいのかなどを考えに考え色々なものを詰めに詰め込んだのがこの作品です。
──「問い詰めパート」を入れようと思った理由はどういったものだったのでしょうか？
此ノ花：何よりも普通のエロゲは作りたくないなと。遊べるようにしたいなと思っていました。「問い詰めパート」を作って遊べるようにして、それを活かすために設定や内容を積み上げていったという形ですね。「問い詰めパート」を活かせるように作っていったので、今回の作品は普通のエロゲの序盤部分のように、前半を「共通パート」と呼んでよいのか微妙な作品かもしれません。
──「問い詰めパート」と合わせて、他に入れたいと思ったものはありましたか？
此ノ花：格ゲー要素を入れたいなと思いました。格ゲーって戦いが始まる前に前口上があるじゃないですか。主人公にはないんですが、ヒロインには３種類あってランダムに再生されるようになっています。そして負けた場合にも同様に３種類の中からランダムで彼女たちの口上が聞けます。勝っても負けても面白いという形になっていますので是非楽しんで下さい。

▲うたた寝していた主人公にキスしたのは誰だ!?　これまでにないスタートから始まる波乱の恋愛模様!!

ファーストキスを奪った
犯人を発見したら恋愛に発展

──本作はどんな物語かも教えてください。
此ノ花：ざっくりお話しすると、主人公がファーストキスを何者かに奪われて、その犯人を捜すべくゲームが始まるという感じです。
──犯人を発見したら恋愛に発展していくと。
此ノ花：そうですね。なぜ、ファーストキスを奪ったのかという理由もいろいろ出てきて恋愛へと進んでいきます。個別ルートに入るとイチャラブがメインです。シナリオゲーの“伏線”とは違いますが、様々な“布石”も用意してありますので、一度プレイした後に見返すと「ここはそういうことだったんだ」と思ってもらえるかと。
──細かいところまで読んでほしいという感じになっているのですね。
此ノ花：いや、忘れてプレイしても楽しめるように作ってありますので“布石”は忘れてもらっても構いません（笑）。好きに楽しんでもらえたらうれしいです。
──主人公・ツミはどういったキャラですか？
此ノ花：ボケもツッコミもできる、結構ハイブリッドなキャラですね。大人しいキャラではなく、基本言いたいことは言うはっきりしたタイプです。僕がうじうじしたりするのが嫌いなので、主人公は悩むようなキャラにはしていません。そういうタイプだとユーザーさんが「えっ？」と思ったりしてしまうので、その辺りはなくしています。

▲ヒロイン4人を攻略すると中央のナナが登場。とはいえナナを特別扱いするつもりはなく全員オススメ!! とのこと

問い詰めパートは格ゲー的な
楽しさが詰まっているのだ!!

──「問い詰めパート」についても教えてください。
此ノ花：イベントCGを使って行われるパートです。体験版をやっていただいた方は詳細が分かると思いますが、主人公とヒロインの顔が出てきて選択肢で相手を問い詰めていく形となります。先ほど少しお話ししたカットインなども発生するので楽しんでもらえるかなと。
──選択肢がいくつも出てきて選ぶのですか？
此ノ花：自分が選んだヒロインに対し、４択で問い詰めていきます。これ違うだろっていうのを選んでも面白くなるように作っていますので、是非いろいろ選んでいただけたらと。
──どんなセリフが聞けるのでしょうか？
此ノ花：みんな頭おかしいんで（笑）。書いている本人が一番頭おかしいので、全員面白いものが入っているので実際に聞いて確認して欲しいです!!　ぶっちゃけて言うとシズクしかまともなキャラはいないかもしれません（笑）。
──サブキャラの!?
此ノ花：はい。声優さんにもお伝えしました、本作で唯一の常識人ですって（笑）。
──『リップモンスター』という作品タイトルはご自身でお決めになられたのでしょうか？
此ノ花：はい。キスが根幹になるのでそれがイメージできる「リップ」を入れたくて、そしてヒロインが全員「モンスター」なので（笑）。
──（笑）。
此ノ花：テキストを読んでもらえば分かると思うのですが、ヒロイン全員が一騎当千のモンスターなので（笑）。それで『リップモンスター』にさせていただきました。

▲本作の企画はこの「問い詰めパート」から始まった。それだけに思い切り楽しめるセリフがたっぷりつまっている

ヒロイン5名がどんな女の子
なのか詳しく教えてもらったぞ!!

──今度はヒロインについてお聞かせください。ナナはグランドルートということですので最後にとっておいて（笑）。まずはキリがどんな女の子なのか教えてください。
此ノ花：一言で言うと「ワガママ」、主人公のことを振り回す女の子です。本作はサブキャラ以外全員、七つの大罪をモチーフにしていてキリは「強欲」の担当です。また、ヒロイン４人の名前は七つの大罪の花言葉をもじってあって、例えばキリは強欲を意味するグロキシニアの和名「オオイワギリソウ」から、ヒバナはシクラメンの和名が「カガリビバナ」なのでヒバナ、マツリはジャスミンの和名が「マツリカ」から、ルナはルピナスからなんですけど、ルピナスから二文字を取ってルナといった具合になっています。ナナは七つの大罪の「七」、主人公も「罪」からですね。
──ワガママなキリと主人公との日々はどのような感じになるのでしょうか？
此ノ花：さきほどお話ししたものと一緒になってしまいますが主人公のことを振り回します。ワガママですがその中にも可愛らしさがあって、話が進むと乙女チックな部分も見られて。なので公式のキャッチコピーが「素直になれないグーパン乙女」です。
──キリからはアソコをグーパンしたり色々責められそうですね（笑）。
此ノ花：本編中にキ○タマをミキサーにかけるといったセリフも出てきます（笑）。
──そういえば、色々なヒロインとのお話に主人公のAV履歴が出てくるのも印象に残っています（笑）。
此ノ花：僕はAVのタイトルを見るのが結構好きで、深夜にしか思いつかないような神タイトルを見つけるのが好きなんです。僕のシナリオにはよくそうしたAVタイトル高速詠唱みたいなものが入るので、すぐに誰がこのシナリオを書いたのかバレるんです（笑）。収録の時はひどいこと言わせてって毎回声優さんに謝ります。

▲七つの大罪をモチーフにしているというキャライメージ、キリは「強欲」とのことで、ツンデレのような優しさは期待できないかも…!?

──次の女の子・ヒバナはどんな女の子なのでしょうか？
此ノ花：メスガキ・メンヘラ・地雷系です。一番好きなタイプです。僕の中では女の子が一番可愛いのは面倒くさいことなので。朝起きたら、寝ている間に着信履歴100件とかあったらうれしいです（笑）。大罪では嫉妬担当になります。
──相当ですね（笑）。他には何かありますか？
此ノ花：あ、ヒバナにも店舗特典のドラマCDがあります。メンヘラ言葉責めを是非味わってください!!　いい感じになっていますので欲しい人はキリのと二つとも購入を是非（笑）。
──彼女と恋人になった後はメンヘラ感が強くなるのでしょうか？
此ノ花：付き合う前からメンヘラですし、付き合ってからはよりメンヘラになります（笑）。彼女は感情ジェットコースターなので上がったり下がったりが激しいです。ただ、その中に可愛さや意外な真面目さもあるので是非見てください。
──彼女のルートではスーパーのシーンとか、料理のシーンとかが特に印象に残っています。
此ノ花：個人的にはカフェのエピソードが好きですね。実際、ヒバナは特に筆が乗ったというか、一番書きやすかったです。

▲可愛いけど地雷系メンヘラなヒバナ。彼女との付き合いはかなり疲れることになりそう

ヒロインの中で圧倒的に胸が
大きいマツリはエロ担当!!

──続いてはマツリについてお話しください。
此ノ花：キャッチコピーが「今日も明日も発情期」なエロ担当（色欲）です。エロいことが大好きなキャラです。もちろん主人公のことが大好きです。それぞれ主人公のことを好きになったきっかけがちゃんとあるのでそこも見ていただければ。マツリはエロ担当なので、日常からそういった会話とかシーンが多いですね。
──卑語とかも多い感じですか?
此ノ花：具体的に数えていないので正確には分かりませんが、そうかもしれません。裏設定ですが彼女にはストローをかじる癖があるんです。スタッフからはこの設定がエロっぽくて好きと言われたんですが、欲求不満な人はストローをかじる癖があるらしいので、入れさせてもらいました。
──マツリはエロいセリフも多そうですね。
此ノ花：体験版でピー音入れました（笑）。音響スタジオの方にもここで入れるんだって驚かれました。マツリはそっち担当なので。
──ヒロインの中で胸が特に大きい印象です。
此ノ花：はい、彼女はすごく大きいです。そんな一番の巨乳を活かしたシーンももちろん用意されています!!

▲美少女ゲームとしてはやっぱりエッチなお姉さん系のマツリの胸には惹かれてしまう♥

──（笑）。ルナはいかがでしょう？
此ノ花：ルナは大罪の暴食担当なので、めっちゃ食べます。体験版部分でもCGがあるのでそちらでも確認していただければ。ただ、何を考えているのか良く分からない感じなんですが、キャラのボイスがメチャクチャマッチしているので、体験版をプレイするとすごく可愛らしさがアップすると思います。
──食べすぎのエピソードみたいなものはありますか？
此ノ花：彼女のルートでは食費がかかりすぎて困ってしまいバイトするなんて展開もあります。今思うとルナのルートが意外と王道の物語なのかもしれません。
──ナナについてもどんな女の子なのか教えてください。
此ノ花：清楚系で美人と可愛いを足して２で割った感じの見た目や印象が抜群の女の子です。黒髪ロングはみんな好きですよね!!　ただ実際の性格は見た目とは違う感じ部分があります。
──Ｈシーンでその他にお話しできることはありますか？
此ノ花：基本的にみんなＳ寄りだよねってスタッフには言われました。あんまり受け身の子がいなくて、僕の性癖がそういう方向性じゃないかと（笑）。だからモンスターなのかもしれませんが。
──女性上位なシチュエーションが好きな人には特にオススメなんですね（笑）。
此ノ花：じゃないとファーストキスを奪ったりしないですよね（笑）。

▲一緒にいると楽しそうだけど、ちょっと不思議系かもしれないルナ

店舗特典には声優さんのインタビューを
まとめたCDも予定しています!!

──個人的には掛け合いとか爆笑しながら読ませていただいたのですが。
此ノ花：シナリオ全部に下ネタをいっぱい入れて、ピーキーに作っているので合わない人は合わないかなとも思っています（笑）。
──その他に見て欲しい部分はいかがでしょう？
此ノ花：OPですね。ムービーがめっちゃ良い出来なので是非見ていただけたらなと。
──先ほどドラマCDのお話がでましたが、他にもありますか？
此ノ花：ドラマCDは２種類だけですが、声優さんへのインタビューをまとめたCDも別の店舗さんで予定しています。
──キャンペーンなどの予定はありますか?
此ノ花：正式には決まっていないですが、Ｘを使って声優さんのサイン色紙などが貰えるものなどを考えています。こちらについては発表をお待ちください。その他に今月号で同時掲載していただいている『ムーン・ゴースト』と本作のキャラでコラボしたアフタヌーン色紙を予約時に貰えるキャンペーンも開催中です。
──それでは最後に一言お願いいたします。
此ノ花：下ネタばかりですが楽しめる作品になっていると思うので、まずは気になったら体験版を遊んでみたりOPを聞いてみたりしてみてください。下ネタが嫌いな方にはごめんなさいと謝りますが、笑ってもらえる作品になっていると思いますので是非よろしくお願いいたします!!

▲作品の雰囲気はコミカルながら、橋本みゆきさんの歌うOPムービーはとても謎めいてカッコイイ。これには此ノ花氏も大満足!!　このすぐ下にも埋め込んでいるので必見＆必聴🎵

他のキャラクターたちの魅力についてもたっぷり語ってもらったぞ

BugBug9月号のインタビューは「エロもキャラも紹介したもん勝ち大特集!!」と銘打っていることもあり、ここではメインヒロイン紹介部分をたっぷり紹介したぞ。もちろんサブキャラクターたちも魅力な気な連中ばかりで、此ノ花氏によると常識人はひとりくらいしかいない…!?
話を聞くだけで面白そうでやりたくなってくるカラー6ページのロングインタビュー、ぜひBugBug本誌で全文を読んでみてね!!

『リップモンスター』OPムービー

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