ヒロインは元人魚!?　Wonder Fool新作『彼方の人魚姫』体験版レビュー!!　陸で暮らすことになった人魚姫を中心に描かれる心温まる感動ストーリー♪

Wonder Foolの新作は元人魚のヒロインとの友情と恋を描いた爽やかな青春ストーリー
童話の「人魚姫」って切ない結末が印象に残りますよね。Wonder Foolの新作は陸で暮らすことになった元人魚のヒロインを中心に、友情と恋を描いた爽やかな青春ストーリーです。製作スタッフが『ユキイロサイン』の原画・うみこ氏×シナリオ・冬野どんぶく氏ということで、繊細なタッチで描かれたキャラたちが織りなす感動的な人間ドラマに注目です。さて童話の「人魚姫」は悲恋で終わってしまいますが本作はどうでしょうか？　体験版で内容を見てみたいと思います!!

▲ある事情により陸上で暮らすことになった元人魚姫・藍魚（あいな）。友達を大切にしている心優しい少女

▲人魚を祀っている神社の巫女・日輪（ひのわ）。藍魚の気持ちを汲んで神様ではなく友達として接している

▲絵本作家を目指している主人公の一つ下の後輩・葵（あおい）。内気でオドオドしているが怒ると怖いらしい

美しい人魚に命を救われた主人公、再会した彼女は…人間の姿になっていた!?
舞台は人魚伝説が残る田舎町で、丁寧に描かれた自然豊かな背景や懐かしさを感じる町並みに癒されます。ある日、主人公は海で溺れている子供を発見し助けようとするのですが…自分も溺れてしまい絶体絶命!!　そこに現れたのが美しい人魚で、二人を岸まで運んでくれます。そのことを友達の日輪に話すのですが…当然ですが信じて貰えません。しかし実は人魚を祀る神社の巫女である日輪は人魚の存在を知っており、訳あって陸で暮らすことになった元人魚の少女・藍魚と一緒に暮らすことに。かくして現代の「人魚姫」が始まるのでありました!!

▲溺れている子供を発見し海に飛び込んだ主人公は、美しい人魚に助けられ…幻覚か現実か？

▲浜で待っていた友人の日輪に人魚の事を話すが「なに言ってんだコイツ」的な目を向けられてしまう

▲もう一人の友人である葵は現場にいなかったものの、話を聞いて泣き出してしまう。あの時のこと…とは？

▲人助けのご褒美に駄菓子屋で奢ってもらうことに。この棒状のアイスキャンディーって昔からあるよね

▲すると教師の沙織がやって来て、季節外れの転校生が来ることを教えられる。さては美少女だな!?

▲実家の神社に帰ってきた日輪は、誰かを迎える準備をしている様子。巫女服って良いよね…

▲全裸で海に佇む儚げな美少女…彼女こそ訳あって日輪の家で面倒を見ることになった元人魚姫なのだ!!

▲慣れない陸上での生活に緊張気味な藍魚に対し、日輪は心を許せる友達として接することに決めたみたい

▲初めて食べる陸の料理に満面の笑み♪　この幸せそうな顔…海にいたころはどんな食生活だったのだろうか？

▲主人公を助けた際に顔を見られたことを気にする藍魚に、知り合いなので大丈夫だと教える日輪

陸上での生活を楽しむ元人魚なヒロインと交流し友情を深める様子が青春してて良い♪
いよいよ藍魚が学園に転入してくるのですが、すぐに主人公は彼女が「あの時の人魚」だと気付きます。日輪から事情を聞いて友達として接することにし、新たな仲間として一緒に川遊びをしたり海の家で働いたりする姿が実に青春って感じで良いです!!　そんな感じで中盤は主に藍魚との交流が描かれており、特にヒロインの一人である葵に注目ですよ。彼女は仲間内で唯一「藍魚の正体を知らない人間」なので、純粋に友情を深める様子が微笑ましい…のですが、それゆえ後半に明かされる衝撃の事実で傷つくことに!?

▲正体を隠して転入してきた藍魚。しかし主人公は一目で彼女が「あの時の人魚」ではないかと疑念を抱く

▲できれば本人に直接確認したいけど、秘密にしているようなので聞くに聞けずモヤモヤ…

▲夜になって日輪が藍魚を連れてきて事情を説明。主人公は秘密を守ることを約束するのだった

▲仲間内で葵だけは藍魚の正体を知らないが、一緒にカラオケに行ったり…

▲田舎らしく川遊びをしたりで深まる親睦。うーん、青春の１ページって感じで良い!!

▲元は人魚なのに人間の身体になったことでカナヅチになってしまった藍魚。どうやらバタ足が苦手っぽい？

▲時には海の家の仕事を手伝ったりも。出前で主人公がいなくなった際に問題が発生!?

▲日輪に絡んできたナンパ男を睨みつける葵。大人しいイメージの彼女だが「鬼葵」という異名があるとか…

▲そんな葵のブチ切れた姿を見て驚く藍魚に気付き、思わずその場から走り去ってしまう葵

▲怖がられたかも…と不安になって泣いている葵を藍魚が元気付け、二人の絆は深まるのだった

海で亡くなった綾音という主人公たちの友人と藍魚の意外な繋がりと衝撃の事実!?
実は主人公たちには綾音という仲の良い友達が「いた」のですが、10年前に海で事故死しています。この出来事がそれぞれの心の傷になっており、葵は人魚は村の守り神なのに綾音を助けてくれなかった。だから自分は人魚が嫌いだと藍魚に話してしまいます。彼女の正体が人魚だと知らないからこそ出てしまった言葉ですが、これを聞いた藍魚は「嫌われるかもしれないけど真実を話そう」と決意。そして自分の正体が人魚であることだけでなく、主人公や日輪にも隠していた秘密を話します。それは綾音と面識があり彼女の死は自分のせいという衝撃的な内容…と良いところで体験版は終了。いやいや、すごい先が気になるんですけど!?

▲すっかり藍魚が大好きになった葵。部屋に招いてガールズトークをしていたのだが…

▲以前に海で溺れて亡くなった大切な友達・綾音を助けてくれなかったから人魚が嫌いという話に

▲葵に自分の正体を伝えるべきか迷う藍魚。嫌われるかもしれないけど友達に隠し事はしたくない様子

▲海辺で花火をしている際に、藍魚に綾音の面影を見た葵が昔のことを話し出し…

▲どうやら綾音は亡くなる直前に「秘密の友達を紹介する」と言っていたらしい

▲その話を聞いた藍魚は何かを決心してウロコの浮かび上がった足を見せ、葵に自分が人魚であることを伝え…

▲さらに自分こそが綾音の「秘密の友達」なのだと告白。藍魚と綾音に重要な繋がりがあった!?

▲綾音のように演じて自分を騙していたのかと、悲しみと怒りに涙を滲ませる葵

▲ところが藍魚は一番隠しておきたかった秘密があると話を続ける。これ以上に驚く内容なのか？

▲何と綾音を殺したのは自分だと衝撃の告白!!　どういうことなのか気になるけど体験版はここまで…そんなー!?

元人魚のヒロインを中心に描かれる友情に重点を置いたストーリーが感動的!!
陸で暮らすことになった元人魚なヒロインとの友情と恋を描いた本作。群像劇タイプで主人公だけでなく各ヒロインの視点でも進むので、誰がどんな心の内を秘めているのかが分かりやすくて良いですね。またメインとなる藍魚に「人魚であること」以外にも重大な秘密があり、それが物語の鍵となっているのも展開的に面白かったです。体験版部分だと恋愛より友情に重点を置いた内容だったので、恋愛部分に関してはＨシーンも含めて製品版に期待です。感動的なストーリーが好きな人には、ぜひともプレイして欲しい作品ですね!!

▲初回版にはサントラCDが、豪華版にはそれに加えて複数の特典が付属するぞ。詳しくは公式HPをチェック!!

『彼方の人魚姫』OPムービー

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