『青春フラジャイル』企画&シナリオ・鏡遊氏に制作秘話を直撃!! 話せる限りすべてを語ってもらったぞ!!
『青春フラジャイル』企画&シナリオ・鏡遊氏に制作秘話を直撃!! 話せる限りすべてを語ってもらった5ページ5500w超えのインタビューの一部を、特別にお見せしちゃおう!! さらに、同氏書き下ろしノベルの一部も大公開!! 続きが気になったら、ソフマップ有償特典でしかゲットできないビジュアルファンブック(VFB)を手に入れるしかない!!
▲VFBは、この表紙が目印。まだ予約していない人は早く予約しよう!!
「魔法」の話にヒロイン誕生秘話など、インタビューの一部を大公開!!
本作のカギとなる「魔法」の存在や、ヒロインたちの誕生秘話などについて、鏡遊氏には詳細にお話しいただいている。中には「ここまで話しちゃっていいの!?」とビックリしてしまう部分も…!? 一度ゲームをクリアしてからこの記事を読んで、再びプレイすると、一度目には気づかなかった発見がたくさんありそう!!
▲書き下ろし小説についても、その経緯について包み隠さず話してくれたぞ
「魔法」を物語の主軸にした理由は…
──そうした中で本作を思いついたきっかけというか、「魔法」を物語の軸にした理由を教えてください。
鏡:安直ですが前作が「超能力」だったので次は「魔法」かなと。ラノベなども含めて、自分の作品で「魔法」をメインにしたものが無かったのも理由ですね。
──そのほか、謎の少女が突然現れるとか、妹分と同居しているといった設定も『未来ノスタルジア』にはありました。こうした設定も意識して『青春フラジャイル』に盛り込まれたのでしょうか? また、特に突然現れる辺りは前作でも評判だったりしたため、入れることを決められたのでしょうか?
鏡:謎の少女出現は意識しましたが、妹との同居がかぶってるのは全然気づいてなかったです。『未来ノス』の桜が舞う中にヒロインが現れるシーンを超える美しさを出すにはどうしたらいいかと、だいぶ悩みましたね。若干、力技になりましたが、リズが天窓をぶち破って廃墟に落ちてくるビジュアルは良いものになるだろうと期待しておりました。グラフィック陣に丸投げですね!!
▲物語の冒頭は『未来ノスタルジア』に負けないよう力を注いだとのこと
「わるいまほうつかい」は、かまってちゃん!?
──リズは「【Freeeeeeeze!】」とか、英語で呪文ぽく唱えていますが、この世界での魔法の発動への決まり事などがありましたら教えてください。
鏡:ベタですが、基本は精神集中しつつ魔力を操作してキーワードで発動、ですね。『BASTARD!!』や『スレイヤーズ!』みたいな古式ゆかしい魔法が好きなんですが、長々とした詠唱は今時はキツイかなと……なのでシンプルな発動方式にしました。
──どのルートでも「わるいまほうつかい」がカギになっています。魔法というだけでなく、地区の伝承だったりそういったものを想像させる存在です。この「わるいまほうつかい」を思いついたりしたきっかけなどがあるようでしたら教えてください。
鏡:『ハ●ポタ』の「名前を呼んではいけない人」みたいなイメージでしたね。姿はないけど、存在感だけは濃厚、みたいな。ただ、特にせつなルートではワルモノにはしきれませんでした。わるいまほうつかいは善ではないけれど、ただ魔法を使って人と関わりたかった存在なのかもしれません。言ってみれば、かまってちゃん?(笑)
▲作中でたくさん使われる魔法だが、「シナリオを書いている時点では、演出が分からず扱いが難しかった」と明かしてくれた
氷緒のプロレス好きは原画家・克氏のアイデア
──続いては氷緒ですが、彼女についてもその魅力やそれを表現するために気を付けた部分を教えてください。
鏡:氷緒は昔ながらのツンデレ、しかも暴力キャラなので、果たして今の時代に受け入れられるのか……と迷いはありました。時代に惑わされっぱなしですね。ただ、克先生の黒髪ロングの清楚デザインの効果が大きかったのでしょうね。声優さんの演技もぴったりでしたし。氷緒人気は高いようで、ほっとしました。
──プロレスの技をかけるというのもなかなかいないヒロインかと思います。これらを思いついたきっかけなどがありましたら教えてください。個人的に女の子にかけられたらうれしいかもな技なども是非。
鏡:氷緒のプロレス好きは、原画の克先生のアイデアですね。“プロレス技”を仕掛けるヒロインって、絵で描くのはめっちゃ大変そうなので、ライターからは出しづらいですよね(笑)。氷緒にくらうなら、フランケンシュイナーです。太ももが幸せ。そのあと地獄。
▲今回紹介したのは氷緒のインタビューパートの一部だが、鏡遊氏はヒロイン全員について熱く語ってくれているぞ
▲お風呂でのイチャエロシーンが多いのは、鏡遊氏が「好き」だかららしい
書き下ろしノベルはせつなルートの後日談を描く「青春リサイクル」!!
ビジュアルファンブックには、6ページに及ぶ鏡遊氏書き下ろしのオリジナルノベルも掲載!! 内容は、せつなルートのアフターストーリーだ。ゲーム本編をハッピーエンド(?)で終えた主人公の優人とヒロインのせつなの前に、次々と現れるヒロインたち。作中ではせつなと二人きりのラブラブな時間も愛がいっぱいで充実しているけど、リズの新たな家となった教会前のプレハブ小屋でほかのヒロインたちと繰り広げる他愛ない会話からは穏やかで幸せなムードがにじみ出ている。これこそ、本作らさであり、良さなのかも…!?
▲鏡遊氏らしい、楽しくも読後には心に何かが残る作品だ
せつなルートアフターストーリー
「青春リサイクル」その1
俺とせつなにとって思い出の―いや、因縁の場所とも言えるゲーセン。
なんだかんだで、俺たちはまたここに入り浸るようになっていた。
「つーか、こんなトコにいるのが悪いんじゃない? わたしが言うのもなんだけど、ここにいても不毛だよ?」
「本当にせつなが言うのは問題ありだな。いや、ゲーセンに罪はないだろ」
「適度に遊ぶならいいけど、わたしたち毎日ここに来てない?」
「二年前のあの頃だって、毎日じゃなかったのになあ」
「……なんか、普通に二年前の話もできるようになったね」
「いつまでもグダグダ過去を引きずってもしょうがないだろ。それに、完全に不毛ってわけでもないぞ?
「それもそうだね……っと、おっしゃー! わたしの九連勝!」
「くっそー!」
俺とせつながもっとも多く対戦してる、ちょっと古めの対戦格闘ゲー。
九連勝は今日だけの戦績だ。相変わらず、せつなのゲームの腕は神がかってる。
鏡遊著『青春リサイクル』より抜粋
▲本編では物憂げな表情でゲームをしていたせつなだけど、今は楽しそうで何よりだ♪
せつなルートアフターストーリー
「青春リサイクル」その2
士紀家の裏手に広がる森、そこにぽつんと建っている教会―
いや、建っていた教会というべきか。
一年前のわるいまほうつかいとの騒動で、教会は跡形もなく倒壊してしまった。まあ、俺が壊したというほうが正しいんだが……。
「ふーん、素人の工事の割にはしっかりしてるんだよね、この建物。風でも雨でも全然崩れないなあ」
「そう簡単に崩れちゃ困る。けっこう苦労して建てたんだしな」
その教会の跡地には、小さな建物がある。大きさはちょっとしたプレハブ小屋程度、石造りで屋根は木製。
屋根の一部を丸く切って、小さなガラスをはめ込んで天窓をつくってある。
ほとんど窓としては意味がないが、どこかの金髪さんが強く主張してつくったものだ。
俺とせつなが二人並んで、ぼーっとその建物を眺めていると。
「うーん、でもユート。この教会、もうちょっと大きくしてもよかったのでは? なんなら、今から建て増ししても」
「いやいや、クラフトゲームじゃないんだからな。簡単に建て増しするとか、無茶言うなよ」
ホウキに乗り、ふわふわと浮いてその辺を漂っているリズにツッコミを入れる。
「つーか、なんでホウキに乗ってんだよ?」
鏡遊著『青春リサイクル』より抜粋
▲作中には、せつなのおっぱいをネタにする場面が。本編ではたっぷり楽しませてもらったが、ノベルでも…!?
作品のウラ話はまだまだたくさん残ってる!! 続きはVFBを買ってチェックだ!!
今回はビジュアルファンブックに掲載された鏡遊氏のインタビューとノベルを抜粋して紹介したが、はっきり言ってこれはほんの一部!! 紹介しきれなかった初出しの情報や、ゲーム発売後だからこそ明かしてくれた話などもたっぷりお話しいただいているので、気になる人は絶対に購入して続きを読んでほしい。『青春フラジャイル』を極めたいなら、この本はマストバイだぞ!!
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▲『青春フラジャイル』の作品紹介記事はこちら。ヒロインやストーリーの情報はここでチェック!!
▲『青春フラジャイル』ビジュアルファンブックの内容を紹介する記事はこちら。詳細なコンテンツはこちらで確認を!!
青春フラジャイルオープニングムービー
青春フラジャイル
Purple software
2020年8月28日発売
AVG、DVD、18禁、Win8.1/10
青春フラジャイル (有償特典付き) + ソフマップ限定 ビジュアルファンブック (ソフマップ予約特典:3大特典):13,800円+税
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:克、鳥取砂丘(SD原画)
シナリオ:鏡遊、保住圭、はまぐり孤之助