新ブランド・FG REMAKEの全貌を明らかにすべくBugBug1月号では6ページにわたってロングインタビュー!!
リメイク専門ブランド・FG REMAKEはDiGinationから設立されたブランドだ。まだ誕生したばかりと言うことで色々と知りたいことはいっぱいだが、まずは第一弾タイトルとして2024年2月22日発売に向けて鋭意制作中の『夜勤病棟リメイク』についてBugBug1月号では、プロデューサーの翔P氏と原画の上田メタヲ氏に突撃インタビューでお話を伺ったぞ!! ここではその一部を紹介しよう。
▲FANZA GAMESから発売された『同級生リメイク』も手掛けた翔P氏が再び90年代の名作を現代に蘇らせる!!
往年の名作のリメイク専門ブランド
『夜勤病棟』選択は思い入れ優先?
──FG REMAKEというブランドが新しく立ち上がりました。このブランドの立ち上げ意図をお聞かせください。
翔P:ブランド名にもありますように、今後旧作のリメイクをメインに行っていくブランドとして立ち上げました。その第1弾が今回の『夜勤病棟リメイク』ということですね。
──FANZA GAMESでは2021年2月に『同級生リメイク』を発売されています。その反響も今回のブランド設立に影響を与えたのでしょうか。
翔P:『同級生リメイク』にはプレイされた皆さんから温かいメッセージを沢山いただけまして、それが影響を与えたという側面ももちろんあります。それもありますが、何よりこれまで美少女ゲームを遊んできた我々が、思い入れのある名作を令和の世に再び送り出したいという、単純なファン心理もあったりしての立ち上げでもあります。
──その第1弾として選ばれたのが『夜勤病棟』というわけですね。この選定理由を教えてください。
翔P:色々な候補作がある中で「一番売れそうだな」と言うと直球すぎますが、今のユーザーさんにもリーチする作品だなと思ったんです。それとやはり自分の思い入れがある作品をリメイクする方が、モチベーションが高まるというのがあります。
──なるほど、分かりやすいです(笑)。
翔P:純粋に作品のお話をすると、やはりシナリオが面白いんですよ。主人公のぶっ飛び具合なんかは特に(笑)。
▲翔P氏が個人的にもとても思い入れがある『夜勤病棟』。16色で綺麗なCGを描くグラフィック技術が頂点に達した時期の名作だ
「美少女ゲームは卒業したけど『夜勤病棟』
ならやってみようかな」という声も
──そんな『夜勤病棟リメイク』ですが、制作を発表した時の反響はいかがでしたか?
翔P:X(旧Twitter)とかで盛り上がってくれたのは嬉しかったですね。FG REMAKE公式Xへも沢山のレスポンスをいただきました。「比良坂先生が帰ってくる!!」とか(笑)。それと放送中のTVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』からの流れでのポストも多かったですね。思った以上に『夜勤病棟』を覚えている人は多いんだなあと再認識しました。
──やはり元作品をプレイした方からの反響が大きかったんでしょうか?
翔P:そうですね。「懐かしい」って感じの反響が大きかったです。「美少女ゲームは卒業したけど、『夜勤病棟』ならやってみようかな」みたいな嬉しいポストも少なからずありました。なのでその頃のファンの方々に、比良坂先生のぶっ飛んだところを当時と変わらずお届けしないと、と思いましたね。
──そうしたオールドファンの盛り上がりも大事ですが、今のユーザーへのアピールも大事ですよね。そういう意味で、『夜勤病棟リメイク』の魅力として、どういった部分をアピールされていきますか?
翔P:『夜勤病棟』が発売された1999年を振り返ると、この作品で最初に目を引くのは絵の魅力でした。その『夜勤病棟』を令和の世に送り出すとすれば、原画家に誰を起用して、どういった塗り方をするかというのは一番気を遣ったところです。逆に言えばシナリオに関しては手を入れていません。と言いますか、簡単に手を入れられるものではないんです。それぐらい完成度が高い。これは『同級生リメイク』の時と一緒ですね。なのでリメイクに関してはCGに全力を注ぎ込むという意識で取り組みました。新しいユーザーさんには、そこをアピールしていきたいですね。
▲当時から頭ひとつ抜けたグラフィックの美しさが話題だった『夜勤病棟』をリメイクする以上、グラフィックの美しさには全力を注ぎ込む
『夜勤病棟』ファンだった上田メタヲ氏
原画を見ただけでリメイク成功を確信
──ここからは改めて『夜勤病棟リメイク』についてお伺いしていきます。やはり注目されるのが原画家に上田メタヲさんを起用したことですよね。この選定理由をお聞かせください。
翔P:今お仕事をお願いできる原画家さんの中で、『夜勤病棟』のキャラをリファインした時に最も違和感のない方にお願いしたいという思いがありました。それを第一に考えた時に、上田さんという名前が挙がってきた、ということです。それとご本人のモチベーションがとても高かったというのもあります。これは本当にありがたかったですね。
──かなり前向きに引き受けていただけたわけですね。
翔P:上田さんご本人もXにポストされているんですが、ゲームを購入するくらいのファンだったということなんです。
──そうだったんですね。これは上田さんにもお話を伺わなければ(笑)。
翔P:是非インタビューしてください。めっちゃモチベーション高く作画をしていただけまして、本当に助かりました。
──実際に公開されている絵を見ると、全く違和感がなくて驚きました。
翔P:ありがとうございます。我々も最初に上がってきた絵を見て、これは大丈夫だなと。間違いないと確信しました。立ち絵にしてもイベント原画にしても、ダメ出しをした記憶がないんですよ。イベントCGなんて100カット近くあるのに(笑)。
──ただやはり上田メタヲさんと言えばBlack Cycやmetalogiqのイメージがあったので、驚きがあったのも事実です。
翔P:そうですね。でもキャリアも長くて、何より絵が上手い方ですからお願いするに際して不安はありませんでした。それは公開しているCGを見ていただければ伝わると思います。もちろんグラフィックチームも頑張ってくれましたし。
▲『夜勤病棟』の大ファンだという上田メタヲ氏とグラフィックチームのモチベーションにより、当時のイメージを残した美麗CGが実現!!
主人公は90年代らしいぶっ飛びキャラ
調教されるヒロインは魅力的な5人
──ところで新しいユーザーの中には当然『夜勤病棟』を全く知らない人もいます。まずはどんな作品かを教えてください。
翔P:ジャンルで言うと調教SLGです。それに加えてストーリーにはミステリー要素も含まれています。かつ、ぶっ飛び系の主人公で変態的なHシーンまで楽しめる。そういう合わせ技的な作品ですね。最近では結構珍しいタイプの美少女ゲームだとは思います。
──確かに主人公の比良坂竜二はかなりヤバめな主人公ですよね。
翔P:最近は凌辱系作品でもここまでヤバい主人公は出てこないですよね。こういう変態的なキャラはユーザーが感情移入しにくいというので、役割をモブキャラに任せたりしているんです。比良坂先生は内面に抱え込んでいる鬱屈と、それを発散する方法がかなり異様なんですよね。そこを是非楽しんでもらえればと思います。
▲ハードなHシーンはモーションアニメで動くぞ♥ 凌辱作品だが主人公の比良坂のインパクトあるキャラクターが単なるダークではなく作品にしている
美少女ゲームを辞めてしまった
人に戻ってきてほしいんです
──ちょっと真面目な話も。今、美少女ゲーム市場が厳しいと言われて久しい状況です。そんな中で過去作のリメイクを出す意味をどのようにお考えですか?
翔P:これは個人の想いでもあるんですが、美少女ゲームを辞めてしまった人に戻ってきてほしいんです。そのきっかけにリメイク作品がなれればいいと思っています。その上で今のゲームのクオリティーに触れてもらって、他のゲームに手を伸ばしてもらえればベストですよね。
──なるほど、とてもよく分かります。
翔P:それとこれは作り手のモチベーションなんですが、やはり自分が好きだった名作を今の世に送り出せるという喜びもあります。『同級生』にしても『夜勤病棟』にしても、やはり名作と呼ばれるゲームは今プレイしても面白いんです。そういうゲームを今の若いユーザーさんに提供したいという気持ちは強いですね。その結果として市場の活性化に少しでも繋がれば、と思います。
▲予約購入キャンペーンも開催中、上田メタヲ氏の描き下ろし複製サイン入り色紙がもらえるぞ!!
とてもモチベーション高く原画を引き受けてくれた上田メタヲ氏にもインタビュー!!
翔P氏とのインタビューの中で『夜勤病棟』のファンだという情報があった上田メタヲ氏にもインタビュー!! 噂にたがわぬ高いモチベーションとテンションで答えてくれたぞ!! ここではその一部を紹介しよう。各キャラクターについてのコメントなどは本誌で確認してね!!
──今回『夜勤病棟リメイク』の原画のお話が来た時の率直な感想をお聞かせください。
上田:びっくりして3回くらい文面読み直した後で、後先考えずとりあえず即答しました。「すみません、間違いでした!!」とか言われる前に既成事実を作っておこうと(笑)。とはいえ、そもそも自分が大好きな作品でしたのでかなり不安というかびびりまくってました。だって、例えばお店にオリジナルの絵と私の絵の2種パケ並んでたらオリジナル買っちゃいますよ(笑)。ただそこはお話をくださったFG REMAKEさんを信じるということで思い切りました。自分は信じられないけど、自分を選んでくださったクライアントさんは信じます。
──上田メタヲさんも『夜勤病棟』のファンだったとお聞きしております。この作品の魅力はどの辺りにあると感じていらっしゃいますか?
上田:今回改めてオリジナル版の絵を見返したわけですが、やはりキャラクターが圧倒的に可愛いんですよね!!(断言) 可憐でふわっとしてて、いい匂いしそうで!! そのデザインを更に押し上げる落ち着いた淡い色味とポイントを抑えた彩色も美しいですし、アダルトゲームとしては当たり前かもですが、まずアート周りの素晴らしさが目を惹く要素だと思います。
──なるほど、わかります。
上田:そんな見た目で、やることは天才クズ医者による医療変態調教ゲームというギャップ。「こんな可憐なヒロインたちに!! 酷すぎる!!」という、見てはいけないものほど見たくなる人の欲求を的確につついてくる構成要素が、独特の不思議な魅力を生み出しているのではないかと思います。主人公の比良坂先生が絶妙な可笑しさを伴ったクズ人間なので、ゲームの雰囲気を陰惨にしすぎていないのもいいバランスですね。
▲儚く美しいヒロインたちのビジュアルで惹きつけられるのに、それが調教ゲームだなんて!! これは確かにギャップが凄い
──人気作のリメイクということで、難しかった点があればお聞かせください。
上田:自分が元絵大好きファンなので、どこまで大好きな原作に近づけるのか。トレスしたような絵は論外でしょうし、手前勝手な自分の絵で描くのもなんか違う、今リメイクするという以上、オリジナルと違う部分を要求されている部分もあるでしょう。その辺を踏まえた方向性をどうしようかという点は、お話を頂いてから作業中まで結構真面目に考えていました。ただそんなに器用に描きわけられるわけでもありませんので、出来る限りでオリジナルの魅力と自分の良さみたいなものが出ていて、自分と同じようなファンの方が見て拒否感を覚えないものになるように、何より今の作品の見た目になるように、ということは心がけました。最終的には仕上げスタッフの方々の手腕でとても高いラインに引き上げて頂けたと思います。感謝です。実作業的な話ですと、オリジナル版はどれも凝った構図がバッチリ決まってる絵が多いのですが、画面比率を4:3から16:9にする時点でそこが壊れるため、構図まわりは色々大変でした。
▲100近いCGをノーリテイクで仕上げた上田メタヲ氏。インタビューでも、どれほど『夜勤病棟』が好きかというパッションがあふれていた
もっと彼女たちやFG REMAKEを知りたい人はBugBug1月号でチェック!!
『夜勤病棟』といえば美しいグラフィックで描かれる魅力的なキャラクターたち。彼女たちについても翔P氏や上田氏が個人的嗜好込みで語ってくれたのだが、そこはボリュームがあるので今回こちらではお見せできなかった。それらの部分も含め、カラー全6ページのボリュームでFG REMAKEについて貴重な情報をたっぷり掲載したロングインタビューを、BugBug1月号でぜひ読んでね★
『夜勤病棟リメイク』OP
夜勤病棟リメイク
FG REMAKE
2024年2月22日発売予定
AVG、DVD/DL、18禁、Win10/11
パッケージ版:10,780円(税込)
DL版:10,780円(税込)、ボイスドラマ特典付きDL版:11,330円(税込)
ボイス:あり、アニメ:あり
原作:Mink
原画:上田メタヲ
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