▲新生Girl's Softwareの代表・YOHSI-P氏にお話を伺ったぞ
老舗メーカーながら新作のリリースは19年ぶり!? Girl’s Softwareの新境地に迫る!!
2003年以降新作美少女ゲームをリリースしていなかったGirl’s Softwareだが、2022年の『エロキャス!』シリーズで復活!! その間に何があったのか、再び美少女ゲームをリリースすることになった経緯とは!? BugBug12月号ではGirl’s Software代表兼プロデューサーであるYOSHI-P氏にカラー6ページに渡って直撃インタビューを敢行!! ここではその一部をお見せしちゃおう!!
▲Girl’s Softwareは2001年に誕生。『淫獄』シリーズなどのヒットであっという間に人気ブランドへと成長したのだ
急なソーシャルゲームのサービス終了が
パッケージゲーム製作再開のきっかけに
──Girl's Softwareは昨年『エロキャス! ~実況! 淫乱保健医~』をリリースしましたが、これは19年ぶりの新作でした。
YOSHI-P:そんなになりますか(笑)。
──なるんです(笑)。この間というのは、なにかあったのでしょうか?
YOSHI-P:何があったというか…ソーシャルゲームの開発をしていたんですよ。
──ああ、そちらの方で制作に関わられていたんですね。
YOSHI-P:DMMさんのソーシャルゲームは、けっこう早い段階から制作に関わっていたんです。パッケージゲームの方ではゲームを丸々一本作るってことはしていなかったんですが、主に原画や塗りの作業でお手伝いをさせていただいていましたね。
──それは18禁ゲームですか?
YOSHI-P:18禁も一般作も両方やっていました。タイトルは出せませんが、結構人気の作品にも参加していたんですよ。
──それが久しぶりに自社からゲームを出すというのは、どういう理由だったのでしょう。
YOSHI-P:一つはそれまで継続していた複数の案件が一気になくなったことです。「来月から仕事はないよ」みたいな連絡が来て(笑)。
──ずいぶん急ですね。
YOSHI-P:ソーシャルゲーム界隈って、けっこうそんな感じもあるんですよ。
▲『淫獄の館』以降はソーシャルゲーム開発に関わっていたとのこと。この頃はまだガラケーの時代の初期、モバイル向けのゲームに舵を切るのはかなり先見の明があったのではないだろうか
──そうなると、他の仕事を急いで探さなければいけないわけですよね。
YOSHI-P:そうですね。幸いそのタイミングでは多少会社に資金はあったんですが、それも何ヶ月も持つわけじゃない。とはいえ新たな仕事先を探すと言っても、ちょうどコロナの時期なので営業に行くこともできない。営業の一発目がリモートってわけにもいかないですから。それでこのままだと倒産だなっていう段階になって、Girl's Softwareの先代の代表に相談したのですが、そこでゲームを制作しようという話になったんです。
──それで19年ぶりの新作となるわけなんですね。製作スタッフは残っていたんですか?
YOSHI-P:グラフィック関係のスタッフは残っていましたが、それ以外はもう在籍していなかったので、そこは外部の方にお願いすることになりました。
──コロナ禍の影響で、外部スタッフを探すのも難しくなったという話も聞いたことがあります。
YOSHI-P:やっぱり大変でしたね。コロナ禍ということもあるんですが、まず資金が潤沢にあるわけではなかったので、知人のツテを辿ってやってくれる人を探したんです。それでも足りないところは自分たちでやるしかない。『エロキャス!』の公式HPは僕が作ったんですよ。
──なかなかシビアな状況があったからのゲーム制作スタートだったんですね。
YOSHI-P:そうなんですよ。でも、グラフィックに関しては自信がありましたから、そこを前面に押し出してゲームを作っていこう、と。それで流通さんとも相談して『エロキャス! ~実況! 淫乱保健医~』の制作がスタートしました。
▲残っていたグラフィック関連のスタッフで出来る、自社の強みを活かせる企画──というかたちで『エロキャス!』シリーズがスタートした
ブランドの強みのグラフィックにこだわり
低価格も紙芝居にならないアイデアを盛り込む
──そして今年9月には新作『くりくりクリック ~オレの夏休み~!』が発売になりました。大きく作品の方向性が変わりましたが、これはどういったところから企画が生まれたのでしょう。
YOSHI-P:企画の最初は「絵」です。実際に制作してみて『エロキャス!』はグラフィック面で反省点が残ってしまったんですね。元々そこが強みだと思っているので、やはり悔しさもありました。そこで新作は自分たちの持てる絵の魅力を全部見せることを考えたんです。それでこれまで描いてきたCGの中から「これで行きましょう」というものを選び出して、その絵に合う企画を考えていったという流れですね。
──ちなみにその絵のポイントはどういうものだったのでしょうか。
YOSHI-P:「光」や「水の雫」、それと「透明感」ですね。それを活かすとしたら舞台は夏の海で、オイルなんかが出てくるといいんじゃないかということになりました。
──なるほど。確かに『くりくりクリック ~オレの夏休み~!』につながる要素ですね。そして本作の原画家は夏山山路さん。美少女ゲーム原画家としてはお名前を聞いたことがないのですが…。
YOSHI-P:たぶん美少女ゲーム原画は初めてです。今回の絵のテイストに合う絵を描いている人を探している中で、紹介していただきました。
──そのあたりは夏山さんにもお話して?
YOSHI-P:今回はグラフィックを全面に出すという話はさせていただきました。実際に塗りの作業は全て社内で行なっていますし、グラフィックディレクターから夏山さんに原画の修正などもお願いしています。
▲「可愛い女の子の絵」がまずあり、その女の子を魅せることに全振りした『くりくりクリック』シリーズ
──11月に発売される『くりくりクリック ~オレのルネッサンス~』では原画家も変わっていますね。シリーズものでは珍しいと思います。
YOSHI-P:「グラフィックをセールスポイントにする」というのがあるので、可能な作り方であると思います。それとリリース期間が2カ月という短さでもありますから(笑)。ちなみに2本目の原画のトンチキパンチは社内スタッフです。
──『くりくりクリック』シリーズは『エロキャス!』と違って、「くりくりシステム」と銘打たれたちょっとしたゲームモードもありますよね。
YOSHI-P:これは他の低価格作品との差別化を考えたんです。3500円という価格なので山盛りのシナリオは用意できませんし、ユーザーさんもお手軽に楽しもうって感じで購入すると思うんですね。実際低価格ソフトってそういうものだって認識が広まっていると思うんです。
──確かにそういう面はありますね。
YOSHI-P:『くりくりクリック』は、グラフィック面を見れば3500円のゲームとしてはかなり予算をかけて塗っています。でもそれ以外にも売りが欲しいよね、ということで、全てのCGをアニメーションさせることにしました。
▲シリーズ作品ながら異なる原画家を起用しているが、塗りの技術でどちらもGirl's Softwareならではのハイクオリティな仕上がりに!!
CVに現役グラドル起用で注目度アップ
美少女ゲーム大好きオタク女子の本領発揮!?
──新たなアプローチとして、CVに現役グラドルの美東澪さんを起用されています。これはどういったところから出てきたアイデアだったのでしょう。
YOSHI-P:元々知り合いではあったんですが、それまで深い話をすることがなかったんですね。それがある日、立ち話の中で僕が美少女ゲーム会社の代表をやっているという話をしたら「私、美少女ゲームの声優をやってみたいんだけど」ということになって。
──おお。でも社交辞令の可能性もなきにしも非ずですよね(笑)。
YOSHI-P:ねえ(笑)。それで改めてネットで調べたら、その会話をした1ヶ月くらい前のネットニュースの記事で、「次はどんな仕事をやりたいですか」という質問に「美少女ゲームの声優をやりたい」って言っていたんですよ(笑)。それならということで、やってもらうことになりました。
──かなり前向きだったんですね。
YOSHI-P:その会話自体はお気楽な感じだったんですが、名義も「美東澪」でOKで、プロモーションも参加してくれるということで、これは面白いことになりそうだ、と。美東さんのSNSって15万とか20万とかフォローがあるんですよ。もちろんどれくらい買ってくれるかはわかりませんが、そこで告知してくれるというだけで拡散力はものすごいですから。
──美東さん自身オタク女子なわけですか?
YOSHI-P:かなりのオタク女子ですよ。アニメやゲームもエロい作品が好きだし、グラドルとしてじゃなくアニメのコスプレ写真をSNSにアップしていたりしていますから。
▲現役グラビアアイドルの美東澪さん。グラビアアイドルと同じ名義で美少女ゲーム声優に挑戦してくれるのはとても珍しいケース。普通は別名義での仕事になるものだ
──とはいえ声優のお仕事はされていなかったわけですよね。収録はいかがでしたか?
YOSHI-P:キャラの世界に入った時の憑依っぷりは凄かったです。音響ディレクターも驚いていて、「本格的にレッスンしてみたら」みたいなことを言っていましたから。
──エロシーンなどはいかがでしたか?
YOSHI-P:そこもいい感じで録れました。美東さん本人が美少女ゲームをプレイするので、そこで研究していたみたいです(笑)。ただ、実はエロシーンの声って一番喉に負担がかかるんですよ。なのでどうしても時間はかかってしまいました。
──エロシーン以外はいかがでしたか?
YOSHI-P:こちらは問題なく進めることができました。彼女は舞台の経験もあるので、演技自体は十分合格点でした。
──『くりくりクリック』3部作は全ヒロインの声を美東さんが担当されていますよね。
YOSHI-P:すでに2本目の『くりくりクリック ~オレのルネッサンス~』の収録は終わっていますが、ちゃんと別キャラとしていい仕上がりになっていますよ。期待してください。
▲本職の声優ではない美東澪さんに別々のヒロインを演じてもらうのは難しそうだが、ちゃんと別キャラになっているとディレクターのお墨付き★
『くりくりクリック』は『エロキャス!』の
倍以上の制作コストがかかっています
──『くりくりクリック ~オレのルネッサンス~』のヒロインは中世の騎士ですよね。1本目が夏の海で、2本目は中世ヨーロッパ。なかなかの振れ幅だと思います。
YOSHI-P:そうなんです。流通会社の社長さんとお話していた時に、「最近、女騎士もののゲームが出てないんだよね」って言いだして、「騎士で行こうよ」ってことで決まりました(笑)。
──今回もグラフィックが売りですね。
YOSHI-P:はい。ヒロインは金髪なので、透明感のある塗りがより映えるんですよ。さらに背景は山や森の緑が多いというのもポイントですね。そして川や湖、ローションのシズル感といったところです。ヒロインのソアラは、かなり可愛く、かなりエロい絵に仕上がっています。
──アニメやいたずらモードは今回も健在ですよね。
YOSHI-P:はい。ぜひ今回は金髪女騎士にいたずらして楽しんでください(笑)。
──先ほど美東さんのCVもいい感じに仕上がったということでしたが…。
YOSHI-P:さすがに「女騎士」ということで、どんな風に演じるかは色々悩んでいたみたいです。ただ、彼女の場合は「くっ殺女騎士」と伝えただけで、大体のヒロインイメージが伝わりますので。普通のグラドルに「くっ殺」って言っても、わかりませんから(笑)。
▲オタク文脈に馴染みのある人ならとても理解しやすい「くっ殺女騎士」。美東澪さんはかなりのオタク女子なので一発で伝わってくれる
──改めて『くりくりクリック』3部作のセールスポイントをお聞かせください。
YOSHI-P:3500円という価格帯で、クオリティーの高いCGと、エッチシーン全てが動画化されていること、そしてちょっとしたお遊びシステムが入っているところですね。フルプライスのゲームのように複雑な分岐があるわけではありませんが、1回プレイしただけでは全てのCGを見ることはできないと思います。開発スタッフでも最低2回は必要ですね。
──けっこう遊び応えもありそうですね。
YOSHI-P:『くりくりクリック』は、『エロキャス!』と比較しても単純に倍以上の時間や制作コストがかかっています。なのでブランド復活2シリーズ目にして、早くも存亡を賭けた作品を出してしまっているんですね(笑)。だからこそよりクオリティーにこだわって制作を進めたというのもあります。
──それが一番出ているのがグラフィック面ということですね。
YOSHI-P:最近は低価格ソフトとはいえグラフィックのサイズも大きくなって、1枚を仕上げるためのコストが非常に大きくなっています。『くりくりクリック』シリーズでは、そこからさらに上を目指していますから、スタッフは本当に大変だったと思います。でも「このくらいでいいか」っていうことができないんですよ。なので、ぜひぜひCGに注目していただければと思います。
▲せっかく現役グラビアアイドルなのだからとシリーズ3作目はグラドルがヒロイン!! どんな内容になるのか楽しみ♫
BugBug12月号ではさらにディープな話や美東澪さんへのインタビューも掲載!!
このほかにも『エロキャス!』シリーズを始めるに当たっての苦労や、「くりくりシステム」が生まれた経緯など、カラー6ページを使ったインタビューではここで紹介できなかった様々なお話が載っているぞ。さらに、声優初挑戦となるグラビアアイドル・美東澪さんへのインタビューも掲載!! もしかすると今後美少女ゲーム声優として活躍の幅を広げるかもしれない彼女の貴重なコメントもBugBug12月号でぜひ読んでみてね!!
▲最初の見開きでいきなり「このままだと倒産だなってなり──」という衝撃的キャッチが。業界の舞台裏がわかる読み応え満点のインタビューになっているぞ
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