「あざらしラッシュ倍倍CHANCE!」第五弾『さくらぶトライアングル』の魅力に迫る!!
話題沸騰のあざらしそふとブランドの連続リリース企画「あざらしラッシュ倍倍CHANCE!」。その第五弾予定となる最新作『さくらぶトライアングル』について、BugBug8月号ではディクターの野島氏に直撃インタビュー!! 藤原々々氏×丸谷秀人氏というかつて美少女ゲームで名を馳せた両名が久々にタッグを組んだ注目作の魅力を伺ったぞ。ここではその一部をお見せしよう。
▲今回は期待の若手ディレクターとして確実に実績を積んでいっている野島氏にロングインタビュー!!
幽霊(?)の姉と内気な妹と主人公の三角関係!?
ちょっと切ないラブコメが作品コンセプト
──『さくらぶトライアングル』ですが、資料を読むと「三角関係」で「ヒロインの一人が幽霊」と、なかなか興味深いワードが並びます。この企画はどのようにして誕生したのでしょうか?
野島:具体的にこれというのはなくて、自分の中で温めていたアイデアの中に、こういうものがあったということなんです。
──ということは、「ヒロインの一人が幽霊」というアイデアも元々考えられていたわけですか。
野島:そうです。咲良というヒロインがいるんですが、彼女は5年前にすでに死んでいます。それが現世になにか思い残すことがあって主人公の前に現われて…という流れですね。そして咲良は物語の序盤から「私はいつか消えちゃうんだ」って言っていて、時間的な制約がある中での恋愛というのを描いたら面白いかなぁと思っていました。
──本作の作品コンセプトについてもご説明いただきたいと思います。
野島:主なコンセプトは三つあります。まずは「対照的な姉妹ヒロインとの三角関係」。実は当初、ヒロインは咲良一人だったんですが、社内での企画打ち合わせで「ヒロイン一人だと寂しいから、もう一人増やしてみたら」とアドバイスをいただきました。で、ダブルヒロインにするなら三角関係にして、わちゃわちゃした恋愛を描きたいな、と思ったんです。もちろんあざらしそふと+1作品なので、ドロドロした三角関係ではないですよ(笑)。「ラブコメ的な、主人公とヒロイン二人の恋愛ドラマが繰り広げられます」といった展開ですね。
▲5年前に事故で死んだ幼馴染姉妹の姉が当時の姿のまま現れ、当時から秘めていた主人公への想いを伝える…が、成長した妹もそこに加わり!?
──なるほど。「あざらしそふと+1が三角関係を描くとこうなるんだぞ」という感じでしょうか。
野島:そうですね。そして二つ目のコンセプトが、「笑えてちょっぴり切ないハートフル物語」。先程からお話していますが、ヒロインの一人である咲良は幽霊で、そんな彼女とどう向き合うかというのが本作の一つのテーマとなります。とはいえこれもあざらしそふと+1作品ということで、「ちょっぴり切ない」と言っても、読後感の良いハッピーエンドの物語になっています。
──安心するファンも多そうですね(笑)。三つめはなんでしょう。
野島:「姉の咲良か、妹のつぼみか。迫られる究極の選択!?」ということで、ゲームには咲良ルートとつぼみルート、そしてスタッフ間ではトライアングルルートと呼んでいるんですが、いわゆるハーレムルートの3ルートを用意しています。
──なるほど。ちょっぴり切ないラブコメストーリーで「主人公がどんなエンディングを選ぶのか?」というわけですね。
野島:そうですね。作品の雰囲気などは結構変わってくると思います。『あまねぇ』を楽しんでいただけた方には、その辺りも楽しんでもらえたらと思います。
▲幽霊で成長していない姉の咲良は小さくて、5年の間に成長した妹のつぼみは身体も胸も大きい。でも性格は…!? 対照的なダブルヒロインが本作の物語を盛り上げる
名コンビ・藤原々々氏×丸谷秀人氏の起用はファンだから
新旧ファンの好反応から二人の人気を再確認
──さて、そんな『さくらぶトライアングル』ですが、なにより大きなニュースは原画を藤原々々氏、シナリオを丸谷秀人氏のコンビを起用されていることです。ベテラン美少女ゲームファンにとっては懐かしいコンビですよね。
野島:まさにその通りですよね。
──このお二人の起用はどういった経緯で決まったのですか?
野島:最初に連絡を取ったのは藤原々々さんでした。去年の3月くらいに々々さんがXで「エロゲーの仕事を募集しています」というポストをされていたのを拝見したんです。僕自身、々々さんの大ファンで「これは千載一遇のチャンスだ」ということで、お声がけさせていただきました。
──その時には『さくらぶトライアングル』の企画はあったのですか?
野島:いえ、お声がけするにあたって、自分が温めていたアイデアの中から々々さんの絵柄に合う企画を組み上げたんです。それが『さくらぶトライアングル』の原型になりました。
──続いて丸谷さんにお声がけを?
野島:やはり々々さん原画となれば、シナリオは丸谷さんでしょうっていう個人的な趣味で(笑)。そういった流れで丸谷さんにもお声がけさせていただきました。
──ということは、野島さんも藤原々々氏×丸谷秀人氏作品のファンだったということだと思いますが、世代から言うと少々ズレていますよね(笑)。
野島:そうなんです。リアルタイムではプレイ出来ていないんですよ。なので「ちょっと前の名作」と言った感じで遊ばせていただいていました。
▲あざらしそふと+1の作品としては、やっぱり巨乳ヒロインは外せない。今回は対照的な姉妹ということもあって、妹のつぼみはしっかり巨乳だぞ
──そんなリアルタイム世代でない野島さんが感じられたお二人の魅力って、どういったところですか?
野島:原画の々々さんの魅力と言えば、描かれるヒロインの少女感。特に小柄な女の子が魅力的なんですが、決してぷにぷにしたロリ絵ではなくて、等身が高くて透き通るような透明感を感じる「これぞ美少女」といったキャラ絵を描かれているんです。そういった繊細で儚げな少女らしさに満ちていながら、表情は生き生きと、時にはコミカルな表現も素晴らしくて、その全てが々々さんの絵の魅力かなと感じています。
──なるほど。オールドファンも納得の説明です(笑)。では、丸谷さんの魅力はいかがでしょう。
野島:これは今回シナリオを書いていただいて改めて感じたのですが、物語の緩急の付け方が素晴らしいんです。丸谷さんは幅広い作品のシナリオで活躍されていて、『さくらぶトライアングル』のような純愛系、ラブコメ系から、黒系やゴア系作品まで手掛けられていますよね。
──確かに今作の前は『鏖殺ノ乙女.』(metalogiq)のシナリオを書かれていました。
野島:何でも書ける引き出しの豊富なシナリオライターである丸谷さんだからこそ、緩急の付け方もお上手なんだと思っています。ギャグ一辺倒でもシリアス一辺倒でもなく、コミカルなシーンに差し込まれるハッとさせられるようなテキスト表現があったり、シリアスなシーンの雰囲気を壊すことなくギャグを盛り込んだり。
──なるほど、『さくらぶトライアングル』のようにラブコメでありつつ切なさを誘う設定や展開もある作品にはピッタリということですか。
野島:まさしくその通りで、『さくらぶトライアングル』をお願いするのに必要な条件をすべて持っていらっしゃるシナリオライターであり、そのことが最大の魅力になっていると思うんです。
▲あざらしそふと+1の彩色スタッフにより、藤原々々氏キャラデザインの美しいヒロインたちが魅力的に描かれる
藤原々々氏の魅力満載のキャラデザイン
ヒロイン二人は姉妹ならではの対照的な存在に
──では作品について伺っていきましょう。まずは『さくらぶトライアングル』がどういう作品か、あらすじを教えていただけますか。
野島:主人公の三角優汰郎は幼い頃、春休みのたびに田舎の祖母の家に滞在していて、その時に咲良とつぼみの姉妹と出会い幼なじみとして仲良く成長していきます。ところが5年前、不慮の事故で咲良が亡くなってしまい、優汰郎はそれをきっかけに祖母の家に行かなくなりつぼみとも疎遠になってしまう。そして5年たった今、優汰郎が祖母の家を訪れ成長したつぼみと再会。子供の頃から縁のある“一本桜”に一緒に赴くと、そこで死んだはずの咲良と再会して…というお話です。
──咲良の幽霊はこの5年の間につぼみの前に出てきたりとかはなかったんですか?
野島:ありませんでした。つぼみと優汰郎が揃ったことで、咲良が出てきたわけです。そして咲良は当初、なぜ自分が幽霊になったのか分かりません。でも、何か思い残すことがあったんだろうなということで、それが“処女のまま死んだこと”だと思いつき優汰郎に告白するんです。それに便乗するようにつぼみも優汰郎に告白し、その夜に咲良とつぼみは一緒に優汰郎に処女を捧げるわけです。
──中々に衝撃的なスタートですね(笑)。ところで立ち絵を見ると、咲良のほうが幼い印象があります。
野島:それは咲良が死んだ時のままの姿で現れるのに対して、つぼみは5年間で成長しているからです。なので姉妹の外見は逆になっていますね。この辺りはダブルヒロインならではということなんですが、外見だけでなく性格面でも明るく元気な咲良と内気だけど優しいつぼみと対照的な設計にしてあります。
▲初日にふたりの処女をもらう…と冒頭から衝撃的なスタートを切る本作。三角関係ならではドラマが始まるのはこれからだ
ストーリーの中に盛り込んだ充実のHシーン
卑語&BGVでエロさも楽しめること請け合い
──グラフィック面でのアプローチなどで新しい試みなどはされましたか?
野島:これまで培ってきたあざらしそふと+1のグラフィックというのもあるのですが、今作ではまず藤原々々さんの絵柄に合う塗りというのを考えました。々々さんの原画は線の繊細さが魅力なので、それを活かすことを考えると、やはり淡い塗り方になると思います。ファンの方の中にはやはりPULLTOP時代の絵が印象に残っていると思いますので、そこに寄せるというのではないのですが、意識はしましたね。まぁ自分は方針を決めただけで、実務は社内のグラフィックチームがとても良いCGに仕上げてくれました。
──Hシーンについてのこだわりなどはいかがですか?
野島:Hシーンについてはストーリーの核となるところに入れて、主人公とヒロインが仲良くなってHをするというのではなくて、物語の流れの中にHシーンを盛り込んで、主人公とヒロインの距離が物語の中で自然に近づいていくようにしています。そうすることでプレイヤーもより深く感情移入出来ると思います。もちろん一つ一つのHシーンの内容にもこだわってはいるのですが、作品を通してHのグラデーションという部分にもこだわりました。
──先ほどあらすじをお伺いしたんですが、咲良は処女で死んでしまったことが心残りで、それで主人公とエッチをするわけですよね。つまりその関係が深まると、「咲良が成仏してしまうのではないか?」とも思うわけです。
野島:イメージとしてはそうなりますよね。イチャラブなHシーンを盛り込みながら、いつかは終わってしまうという時間に制限がある関係を意識せざるを得ない。そこに本作のコンセプトである「切ないシナリオ」があるのです。
──その辺り、2000年代の美少女ゲームを彷彿とさせてくれますね(笑)。
野島:そうですね。でもHシーン自体は結構多いですよ。CGの3分の2がHCGになります。それと最初のHが咲良とつぼみと一緒とお話ししましたが、それ以外にも3Pシーンを用意しました。これはあざらしそふと+1では珍しいアプローチであるだけでなく、々々さん原画作品でもハーレムエッチは貴重だと思いますので、ぜひ楽しんでほしいですね。
▲丸谷秀人氏のシナリオによる、物語として自然でありながらサービスたっぷりなHシーンが描かれる
最大のセールスポイントは藤原々々さんと
丸谷秀人さんのコンビだと思います
──さて、ここまでの野島さんは『あまねぇ』、『さくらぶトライアングル』の2本を制作してきました。今後はどのような作品作りをお考えですか?
野島:具体的な企画ではないんですが、やはり美少女ゲームということでR18要素のあるゲームは作っていきたいですね。アニメや漫画、ソシャゲーなど多種多様なコンテンツがある中で、美少女ゲームの最大の魅力はR18要素だと思っています。だから制約することもありますが、むしろR18だから表現できることもあると思っていますので、そこにはこだわっていきたいですね。シナリオのおまけのようにHシーンがあるのではなくHシーンが不可欠なゲーム、Hシーンに意味のあるゲームを作っていきたいです。自分は2000年代のエロゲーをプレイして、それに影響されてゲーム制作に入ってきました。なのでそこで自分が楽しんだようなゲームが作れたらなあと思っています。
──『あまねぇ』が低価格、『さくらぶトライアングル』がミドルプライスでしたが、フルプライス作品への想いなどはいかがですか?
野島:自分がそのあたりの作品が好きだったこともあって、ぜひチャレンジしたいと思っています。ヒロインも増えていますしね(笑)。
──改めて『さくらぶトライアングル』のセールスポイントをお聞かせください。
野島:最大のセールスポイントは藤原々々さんと丸谷秀人さんのコンビだと思います。なので、このお二人が一緒に制作したゲームがお好きな方、2000年代のゲームが好きだった方にはオススメ出来ると思います。もちろん々々さんや丸谷さんの作品を知らない世代のユーザーさんにもぜひプレイしていただきたい。2000年代の残り香を感じられると思いますし、今のユーザーさんにはそこを新鮮に感じて楽しんでもらえると思います。要するに皆さんに楽しんでいただきたいということですね(笑)。
──今日は長い時間ありがとうございました。最後にBugBug読者へのメッセージをお願いいたします。
野島:制作は現在佳境に入っておりまして、スタッフ一同、少しでもクオリティーの高い作品をお届けできるように頑張っています。これから10月の発売まで、『さくらぶトライアングル』を盛り上げていきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
【さくらぶ】オープニングムービー(あざらしそふと+1)
▲あざらしそふと作品ではお馴染みのRin'caさんが歌う主題歌『Triangle days』。田舎を思わせる背景映像とあわせて胸を打つオープニングムービーだ
BugBug8月号では藤原々々氏と丸谷秀人氏への直撃インタビューも掲載!!
ディレクターの野島氏が、いかに藤原々々氏×丸谷秀人氏のタッグに期待を寄せ、そして期待以上のものが出来上がっているのか──その熱量が伝わってくるようなインタビュー。しかしBugBug8月号本誌のインタビュー全文にはこれの倍近い熱量が伝わってきてアチチだぞ。
さらに、本誌には藤原々々氏と丸谷秀人氏へのインタビューも掲載!! おふたりが共に仕事をするのは8年ぶり。時を隔て久々のお仕事ということで、どのようなコメントが飛び出していたのか…気になる人は本誌でチェックしよう!!
▲『さくらぶトライアングル』は10月発売予定。「あざらしラッシュ倍倍CHANCE!」はまだまだ続くので欠かさずチェックしよう!! もちろんBugBug.NEWSでも最新情報をしっかり掲載していくぞ
さくらぶトライアングル
あざらしそふと+1
2026年10月30日発売予定
AVG、DVD/DL、18禁、Win11
パッケージ・通常版:5,940円(税込)
パッケージ・豪華版:8,800円(税込)
DL・通常版:5,940円(税込)
DL・豪華版:8,800円(税込)
ボイス:あり、アニメ:なし
原画:藤原々々
シナリオ:丸谷秀人
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