デビュー作がそのまま代表作!! 華々しいスタートを切った若手実力派の素顔に迫る
美少女ゲームヒロインの魅力を高める声優さん。そんな彼女たちの人物像に迫るBugBug本誌の人気コーナー『BugBug声優STATION』。
6月号では、デビュー直後でメインヒロインに抜擢された期待の新人として急成長中の葉月ひかりさんが登場!! カラー4ページでしっかり語っていただいたその内容の一部を、ここで特別にお見せしよう。
▲2021年デビュー、新人ながら次々と出演作を重ねてめきめきと成長中!!
アニメ好きな母の影響で抱いた声優への憧れ
──葉月さんは今年でデビュー5周年なんですね。
葉月:そう言われて、自分も5周年なんだって思いました。正直実感は全然ないですね。それくらいあっという間でした。多分凄く濃い5年間を過ごさせていただいたと思います。
──デビュー作は『創作彼女の恋愛公式』(Aino+Links)で、しかもメインヒロインの一人ということで、改めて華々しいデビューですよね。
葉月:当時の私は美少女ゲームを何にも知らなくて、周囲から「これは凄い事なんだよ」と言われて、そうなんだって思っていたくらいなんです。今振り返れば、とんでもないご縁をいただいたなって思います。
──そんな葉月さんが声優のお仕事を意識されたのはいつぐらいだったのでしょう?
葉月:意識したというか、小学生の頃にはすでに「声優になりたいな」って憧れていました。と言うのも、私は勉強も運動も得意じゃなくて自己肯定感の低い子供だったんです。でも担任の先生に「葉月さんは声が良いから、アナウンサーとか目指してみたら」って言ってもらえて。自分の声を褒めてもらえたということで、それが自信になって声のお仕事を意識し始めたんです。
──その中で特に憧れたのが声優だったんですね。
葉月:実は私の母がアニメ好きで、家に映像ソフトが沢山あったんですよ。レンタル店で借りてきたりもして、親子でいろんなアニメを見て育ったんです。だから母の影響はかなりあったと思いますね。
▲メインヒロインのほかサブヒロインでの出演も多い葉月さん。曰く、サブヒロインはやれることの自由度が高く、経験を積む上で大切とのこと
事務所所属から3カ月のオーディションに合格
──デビュー作が『創作彼女の恋愛公式』なわけですが、これは事務所に入ってどれくらいで決まったお仕事だったんですか?
葉月:結構すぐだったと思います。2~3カ月後くらいだったかなあ、オーディションのテープを録音したのが。
──結構早いですね。通るのも凄いですけど、オーディションに参加させた事務所の判断も凄いなあ(笑)。
マネージャー:実は葉月が入所する時から「この子はすぐに仕事が決まるよ」って所内で言ってたんです。なので早くからオーディションに音源を送っていたんですよ。
葉月:私は全然自信がなくて、しかもオーディションテープを録音したのが風邪が治った直後だったんです。「せっかくのチャンスなのに、もうダメだ」って思っていたんですが、LINEで「大金星だよ!!」って連絡が来て。バイト先だったんですけど、そのメッセージを見て号泣しちゃいました。
──収録前に、オーディション合格の理由とかは聞かれましたか?
葉月:ディレクターの工藤啓介さんからは「満場一致だった」って言ってもらえました。「拙さはもちろん感じたけど、声はエレナのイメージだった」ということで。
──キャスト発表後にネットの反響などはご覧になりましたか?
葉月:めっちゃ見ました。私、すぐエゴサするんですよ(笑)。実は『創作彼女の恋愛公式』が決まってすぐにSNSアカウントを開設したんですけど、あっという間にフォロワーが増えていって、反響にびっくりしました。
──その頃フォローしたファンは「葉月は俺が育てた」系のファンですね(笑)。
葉月:ホント、そう言ってもらっていいと思いますよ。なんのキャリアもない新人声優を温かく迎え入れてくれるファンばかりで、本当に素敵な業界だなって思いました。
▲声優事務所に入って2〜3ヶ月後でメインヒロイン抜擢!! この縁が、葉月さんの声優として未来へと続く一歩となる
長時間の大変な収録も経験は楽しいものばかり
──そんな中で初めてのゲーム収録。スムーズに進みましたか?
葉月:準備が結構大変でした。台本が送られてくるんですけど、あまりのボリュームに「これ、何日かけて録るんだろう」って思うほどで、もちろん読むのにも時間がかかりましたし。私が担当したエレナは感情の起伏があまりないキャラで、「……」ってセリフが多いんですよ。その時はどんな気持ちなのかというのをイメージするのが大変でしたね。
──キャラ作りはスムーズでしたか?
葉月:そこに関しては「オーディションに出してもらったサンプルのままでお願いします」って言っていただけたので、そこまで苦労はなかったです。でも実際に収録が始まると、初めての経験なので詰まってしまうところも結構あって何回もリテイクを重ねてしまったんですが、それでも丁寧に収録していただけました。ただ時間はかかってしまって、結局5~6日はかかってしまいました。
──そんな収録を経て発売になるとパッケージを含め、各所に名前が掲載されますよね。
葉月:やっぱり感動しました。特にムービーですね。めっちゃ凝ってて綺麗で、しかもキャラクターと一緒に「葉月ひかり」って出てきた時は感動しました。「これ、私ですか?」って。
──お母さんにはご報告されましたか?
葉月:すぐに報告しました。そしたら「待ち受けにしていい?」って言ってきて、さすがに18禁なのでやめてもらいました(笑)。
──発売日にお店に行ったりは…。
葉月:行きました!! 買ってくれている方を物陰からこっそり見ていました(笑)。感想も皆さん沢山書いてくれて。実は私、最初は感想を見るのが怖かったんです。こんな素敵な作品で錚々たる声優さんの中に新人が出演して、批判されているかもしれないって。でも皆さん優しくて、私の演技を褒めてくれて。本当に嬉しかったですし、『創作彼女の恋愛公式』に出演出来たことが自信になりました。
▲なんの実績もない無名の新人声優だった葉月さんだが、この作品で多くのファン、多くの関係者に知ってもらえることとなった。デビュー作にして、彼女の代表作だ
その後の声優仕事に繋がったデビュー作のキャラ属性
『ラブピカルポッピー!』ではイメージとのギャップも
──そんな葉月さんがこれまで出演された作品の中で、転機になった作品、印象に残っている作品についてご紹介ください。
葉月:もちろん転機といえば『創作彼女の恋愛公式』は絶対外せないし、工藤さんが私を見つけてくださらなければ今はないと思っているので、この作品をあげないわけにはいきませんよね。
──他の現場などで『創作彼女の恋愛公式』のエレナ役についてお話が出たりされましたか?
葉月:そうですね。ソーシャルゲームや音声作品の方でも、エレナの声を聴いてと言ってもらえることがあるんですよ。特にASMR特性があると思っていただけたみたいですね。音声作品ではダウナー系のキャラをいただくことが多いのもエレナの影響があるみたいです。
──まさにデビュー作が代表作といった感じですね。
葉月:「葉月ひかりといえばエレナ」というイメージの方は今も沢山いらっしゃると思います。
──それ以外の作品もお願いします。
葉月:エレナから繋がるわけではないですが、SMEEさんの『ラブピカルポッピー!』は、私のギャップを出せたんじゃないかなと思っています。『創作彼女の恋愛公式』以降のお仕事で、葉月と言えばダウナー系というイメージがついてきた中でまったくタイプの異なるキャラを演じることになりましたから。
──タイプの異なるキャラを演じられた収録はいかがでした?
葉月:めっちゃ楽しかったですよ。タイトル通りポップな作品なので、等身大というか。作中でも「承認欲求くそ女」とか揶揄される面白キャラなので、感情やテンションの起伏を出すのが凄く楽しかったです。
──『ラブピカルポッピー!』は6月にコンシューマ版が発売されますが、葉月さんはメインヒロインを演じた作品の中では初のコンシューマ移植なんですね。
葉月:そうなんです!! 一般作なので、これまでお勧めしにくかった方など皆に広めたいですね。
▲デビュー作の役柄はダウナー系だったが、『ラブピカルポッピー!』ではまったく逆のハイテンションな面白キャラを担当。明るいキャラを好演し、仕事の幅が広がった
目指すは「作中で生き生きと生きる」ヒロイン
シナリオ読みではキャラのイメージ把握を第一に
──そんな葉月さんが収録の際に一番大事にしていることはなんでしょう?
葉月:「作品の中で生き生きと生きる」というのを大事にしています。特に美少女ゲームは「実際にこんな可愛いことを言ってくれる女の子なんていないよな」とか、「こんなことをしてくれる女の子なんて…」って感じなんでしょうけど、そんなキャラが実際に存在するかのような生々しさを感じてもらえるように演じていきたいですね。それと自分が台本から見つけたキャラの可愛さを、プレイしたユーザーさんにも共感してほしいんです。なのでどんな風に演じたら可愛らしさが伝わるのかを、常々意識しています。
──お話しいただい事は収録時はもちろん、その準備の時にも意識されていそうですね。
葉月:そうですね。場合によってはキャラの相関図を描いたりもしています。
──では収録前の台本読みでは、どういった部分を意識されますか?
葉月:まずは自分と近しいところがあるかどうかを探します。そこを見つけるとキャラをイメージするきっかけになるんです。立ち絵やラフ、イメージ絵などがあればそちらも参考にしますね。それでキャラを掴みながら台本を読んで、そのキャラらしさを表現しているセリフやシーンを探していく感じですね。
──キャラに関しては現場に入る前までにどれくらい固めていきますか?
葉月:それこそ最初の頃はがっちり固めて収録に臨んだんですが、とある現場で私が考えてきたキャラとメーカーさんの考えるキャラの像に相違があったんです。その時に柔軟に対応することが難しかった経験もあって、今はふんわりとイメージを掴んでいくくらいにしています。
──収録前の勝負メシみたいなのはありますか?
葉月:油っこいものを食べると喉が潤う感じがするので、ファミチキのようなコンビニのチキンは必ず食べますね。
▲シナリオを読み込んで感じたキャラクターの存在感、そして可愛さをユーザーに伝えたい葉月さん。『GEARS of DRAGOON 3』ではアクエス役でお姉さんキャラの魅力をアピール
仕事が充実する中で休日はアウトドア派に
──お仕事以外のお話をお伺いします。オフの日などはどのように過ごされていますか?
葉月:美味しいものを食べに行きます。私、一人でごはんに行けるタイプなんですよ。しゃぶしゃぶとかも全然一人で平気。各地の美味しいものを巡る旅行にも行きますね。
──旅行もお一人ですか?
葉月:さすがに旅行となると暇な友達を誘いますけど、誰も捕まらなければ一人で行っちゃいます。今年の年始は青森に行ったんですけど、ご飯が美味しかったです。海鮮やバラ焼きというご当地料理とか。あと林檎も沢山食べました。
──結構アウトドア派ですか?
葉月:元々はインドア派で、休みの日は家で寝て過ごしたいタイプだったんです。でもこの3年くらいは外に出るようになりましたね。
──3年というと声優の仕事が増えだしてからでしょうか。台本読みで部屋に籠るし、収録ではブースに籠るから。
葉月:あ、そうかもしれませんね。気分転換になっているんでしょうかね(笑)。言われてそんな気がしてきました。散歩も最近好きなんですよ。収録終ったらスタジオの近所をぶらぶらしたり。2~3駅くらいなら平気で歩いちゃいますね。翌日収録がなかったら、気になる居酒屋にふらっと入っちゃったり(笑)。
──そういうご飯や飲みとかに一緒に行かれる中の良い声優さんはいらっしゃいますか?
葉月:私、この業界にあんまりお友達がいないんですよ。蒼乃むすびさんくらいかな。よく誘っていただいて、ご飯に行ったり映画の応援上映に行ったりしています(笑)。
▲シリアスで熱い作風のCRYSTALiA作品。バトルシーンは未経験だったが、『刹那にかける恋はなび』の好演が高く評価され、その後もCRYSTALiA作品の『ディメンション凸ラバース!!』に出演が決定!!
ネガポジどちらの感想も声優活動のガソリンに
──そういう気分転換が上手くいくと、仕事にもプラスになりそうですね。今後やってみたい仕事などはありますか?
葉月:高校時代に声楽をやっていたので、やっぱり歌の仕事はやりたいですね。ゲームの主題歌とかキャラソンとか。
──まだデビュー5年目ですから、まだまだ仕事の幅も広がりそうですね。そんな5年間のキャリアを振り返って、声優を続けてきた中で楽しかったこと、大変だったことを教えてください。
葉月:声優という夢に見ていた仕事を出来ているので全てが楽しいんです。新しい台本がiPadに入っているのが一番の幸せですね。そんな中で大変なことは体調管理。ちょっとでも違和感を感じたら病院に行くように気を付けています。喉の強さにも自信がないのですが、どの現場でも程よく休憩を入れてくれているので、そこは安心しています。一度「ここまで」と言われたにのに、気持ちが入りすぎて忘れてしまって、先まで演じ続けちゃったことがあったんです。その時はOKをいただいたんですが、「ずいぶんノッているなあ」って思いました(笑)。
──そういう時は役にも入れているし、調子も良いんでしょうね。それでは最後にBugBug読者へメッセージをお願いします。
葉月:まずはこのインタビューを読む前から葉月ひかりを知ってくれていた皆様、ありがとうございます。そしてこのインタビューを読んで知ってくれた方もありがとうございます。ご縁をいただいて、作品やキャラクターという私の中の宝物に沢山出会わせていただきました。これからもその出会いを大切にしながら成長していきたいと考えておりますので、応援していただけたら大変嬉しいです。私はエゴサの鬼なので、作品やキャラの感想をSNSに書いていただけると嬉しいです。ポジティブなご意見もネガティブなご意見も、全部ガソリンになるタイプですから。これからも頑張りますので、よろしくお願いします!!
▲ソフィアはこれまでに演じたキャラにないタイプのヒロインだが、キャラの方向性はすんなり入ってきたとのこと。彼女の演じるカッコいい女の子、ソフィアの活躍に期待しよう♪
もっと彼女を知りたくなるインタビュー全文はBugBug6月号でチェック!!
学生時代の経験や事務所に入るまでもの二転三転する展開、印象に残った作品の話から振り返るサブヒロインのお話、今やりたい気持ちが高まっている役など、ここには載せきれなかった面白い話もたくさん登場したインタビュー。ぜひBugBug6月号で全文を読んでほしい。
アンケート用紙に記入して葉月ひかりさんの直筆サイン色紙プレゼントにも応募できるのでこちらも忘れずにね!!
▲複製色紙ではないオリジリルなので、プレゼントに当選できるのは1人だけ。貴重なレアものだからこそファンなら応募するしかないね
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